
24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、37万人以上の登録者を獲得。
2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2026年5月のFP1級試験では65%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。
近年では、「ファイナンシャル・ウェルビーイング」という考え方に注目が集まっています。
人生100年時代といわれる現代では、収入や資産の多さだけでは測れない豊かさにも目を向けることが大切です。
本記事では、ファイナンシャル・ウェルビーイングの意味や、自分の暮らしに当てはめて考えるための4つのポイントを解説します。
さらに、今の生活と将来への備えを両立するための行動や、役に立つお金の知識の身につけ方まで紹介します。
お金への不安を減らし、自分らしい人生を楽しむためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

ファイナンシャル・ウェルビーイングとは?
ファイナンシャル・ウェルビーイングとは、家計を管理し、現在と将来の暮らしに安心感を持ちながら、自分らしい選択ができる状態です。
お金を使って「本当の豊かさ」を目指す考え方
ファイナンシャル・ウェルビーイングにおいて重要なのは、お金は手段であり、目的ではないという視点です。
そもそも「ウェルビーイング(Well-being)」とは、身体的・精神的・社会的に満たされている状態を意味します。
そこに「ファイナンシャル(経済的な)」を組み合わせ、お金の面から人生の幸福度を高めようとするアプローチです。
多くの資産を持っていても、お金を失う不安に追われていたり、使う時間を楽しめなかったりすれば、豊かな状態とはいえません。
本当の豊かさとは、日々の生活費を無理なく支払い、不測の事態に備えつつ、自分の価値観に合ったお金の使い方ができる状態です。
例えば、家族との旅行や趣味、将来の夢に向けた学習など、人生を充実させるためにお金を気持ちよく使えるかどうかが問われます。
目先の節約や投資の利回りにだけとらわれるのではなく、自分にとって何が大切なのかを基準にお金と向き合う考え方です。
金融リテラシーとの違いと関係
ファイナンシャル・ウェルビーイングと似た言葉に「金融リテラシー」があります。
金融リテラシーとは、お金に関する知識や、自分に合った選択をするための判断力です。
例えば、公的保障の内容や保険の仕組みを理解していれば、金融リテラシーが高い状態といえます。
これに対し、ファイナンシャル・ウェルビーイングは、知識を活かして到達する「心の平穏や豊かな状態」を指します。
ファイナンシャル・ウェルビーイングを実現するためには、金融リテラシー(お金の知識・判断力)が欠かせず、重要な土台です。
正しい知識は、金融トラブルのリスクを見極め、自分に合う選択を考えるために役立ちます。
結果的に、お金に対する不安が軽減し、経済面での安心や満足度(ファイナンシャル・ウェルビーイング)が高まっていきます。
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自分の暮らしに当てはめて考える4つのポイント
アメリカの消費者金融保護局(CFPB)は、ファイナンシャル・ウェルビーイングを構成する要素を4つに分類しています。
1.お金の流れを把握し、管理できる
1つ目のポイントは、日々のお金の流れを把握し、バランスをコントロールできている状態です。
毎月いくら入ってきて、何にいくら使っているのかを理解できていなければ、経済的な安定は望めないでしょう。
お金の流れが分からなければ、「なぜかお金が貯まらない」「クレジットカードの引き落とし日に焦る」などの不安がつきまといます。
反対に、お金の流れが明確になっていると、無駄な支出を減らし、必要な項目へ計画的にお金を振り分ける余裕が生まれます。
収入や手元の資金を踏まえ、計画的に支出を管理することが、ファイナンシャル・ウェルビーイングを実現するための土台です。
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2.急な出費や収入の減少にも対応可能
2つ目のポイントは、予期せぬトラブルが起きても、生活がすぐに破綻しない備えがある状態です。
人生には、病気・ケガによる休職、会社の業績悪化による収入減、家電の突然の故障など、予測できないリスクが存在します。
万が一のときに、手元に十分な貯蓄(生活防衛資金)がなければ、借入や生活水準の引き下げが必要になる場合があります。
会社員は生活費の3か月から半年分ほど、自営業は1~2年ほどの現金を確保しておくとよいでしょう。
ただし、ライフステージや家族構成などによって必要な金額は異なるため、注意してください。
株式や投資信託だけでなく、すぐに引き出せる安全な資金を持っておくことで、心理的な安心感を高められます。
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3.将来の目標に向けて準備を進めている
3つ目のポイントは、将来に向けた資金計画を持ち、目標に向かって着実に行動できている状態です。
人生には、子どもの教育資金、マイホームの購入費用、自分自身の老後資金など、まとまったお金が必要になるタイミングがあります。
これらのライフイベントに対して「いつ・いくら必要なのか」を考え、逆算して準備をする力は欠かせません。
例えば、10年後に必要な資金のために毎月一定額を積み立てたり、老後のために資産運用をするなどのアクションです。
将来への道筋が数字として見えていると、現在の生活に対する漠然とした不安が和らぎ、前向きな気持ちで日々を過ごせます。
4.人生を楽しむためのお金の使い方をする
4つ目のポイントは、経済的な制約に縛られず、自分が価値を感じる選択ができる状態です。
将来の備えや日々の節約は大切ですが、そればかりを優先して今の生活が窮屈になってはストレスを感じます。
ファイナンシャル・ウェルビーイングが最終的に目指すのは、お金を理由に人生の選択肢を狭めないことです。
家族との思い出作り、キャリアアップのための自己投資など、人生を豊かにする支出には罪悪感を持たずにお金を使います。
「使うべきところ」と「引き締めるべきところ」のメリハリをつけ、自分の価値観に合ったお金の使い方ができている状態を目指しましょう。
ファイナンシャル・ウェルビーイングを実現!充実と備えを両立するための行動
今の暮らしを楽しみながら、将来への備えを両立するためのステップを解説します。
お金の使い道に優先順位をつける
自分や家族にとって「何が本当に大切なのか」を話し合い、優先順位を決めるのが大切です。
お金は限りがあるため、すべての希望を叶えようとすると家計はすぐに赤字になります。
例えば、「毎年1回は家族旅行へ行く」「住環境にはこだわる」などの、価値観を明確にしましょう。
優先順位がはっきりしていると、支出を削る際に「我慢させられている」というストレスを感じにくくなります。
自分にとって価値の低い出費を削減し、本当に大切な部分へ予算を集中させることが、満足度の高い家計管理のコツです。
収入・支出・資産・借入を整理し、現状を把握する
1か月間の収入と支出を記録し、何にいくら使っているのかを洗い出しましょう。
家計簿アプリを活用すれば、銀行口座やクレジットカードと連携して自動で記録されるため、手間を省けます。
同時に、現在の資産(預貯金・株式など)と、借入(住宅ローン・奨学金など)の残高も一覧表にまとめるのがおすすめです。
家計の全体像を数字で可視化し、「いくらなら貯蓄に回せるか」「無駄な固定費はないか」という具体的な改善点を見つけてください。
目標に必要な金額と時期を決め、計画・実行する
「いつまでに」「何のために」「いくら必要なのか」を書き出し、現在の家計状況と照らし合わせましょう。
例えば、「10年後の教育資金として300万円」が目標であれば、1年間に30万円、1か月に換算すると2万5,000円の積み立てが必要です。
目標額と期限が決まれば、達成するための手段(預貯金で手堅く貯めるのか、投資信託で運用するのか)を選べます。
手段を判断できれば、給与日に一定額を別の口座へ移す「先取り貯蓄」の仕組みを作るなど、手間のない方法へとシフトできます。
以下の記事では、先取り貯金について解説しているので、あわせてご覧ください。
▶先取り貯金とは?失敗しない自動化のやり方とおすすめの口座選び
生活の変化に合わせて見直す
計画を立てると「これで大丈夫だ」と安心を覚えますが、放置をせず、定期的に見直すのが大切です。
結婚・出産・転職・マイホーム購入など、ライフステージが変化すれば、必要な生活費や将来の目標も変わります。
また、社会保険料の引き上げや物価の上昇など、外部環境の変化が家計に影響を与えるケースもあるでしょう。
1年に1回などのルールを決め、当初の計画通りに進んでいるかをチェックしてください。
状況が変わっていれば、支出の優先順位を再度考え直し、目標金額や積立額を無理のない範囲で調整し直す柔軟性が重要です。
お金の知識はFP資格の勉強で理解しよう
ファイナンシャル・ウェルビーイングを実現し、適切な行動をとるためには、FP資格の知識が活かせます。
税金・保険・資産運用などを幅広く学べる
FP試験の範囲は、以下の6分野と幅広く、私たちの生活につながるお金のルールを学べます。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理(保険)
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
これらの知識は、人生で向き合うべき課題を解決する際に必要な知識です。
給与明細の見方や年金の仕組み、年末調整や確定申告の意味など、実践的な知識を基礎から勉強できます。
特定の分野に偏らず、お金に関する全体像をバランスよく理解できるため、家計の見直しにも活かせます。
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【最新】総額いくら?ファイナンシャルプランナー3級試験でかかる費用を解説
制度や金融商品を選ぶときの判断に活かせる
FPの知識があると、国や自治体の制度を正しく活用し、自分に合った金融商品を選べるようになります。
例えば、医療保険を検討する際、高額療養費制度などの公的保障を知っていれば、民間の保険へ過剰に加入するリスクを防げます。
また、NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を理解することで、将来に向けた資産形成をより効率的に進められるでしょう。
お金に関する正しい判断基準を身につけ、悪質な情報に惑わされず、大切な資産を守る土台を整えてください。
初心者はFP3級からお金の基礎を学ぼう
FP資格には1級から3級までの等級がありますが、お金の基礎知識を身につけたい人は、まずFP3級を目指すのがおすすめです。
FP3級は難易度が比較的低く、専門的な実務経験がなくても、しっかりと対策すれば合格を目指せます。
学習を通じて、日々のニュースで耳にする経済用語の意味が分かるようになり、お金に対する苦手意識が薄れていくでしょう。
FP3級の内容は、自分の家計管理だけでなく、家族と将来の話をする際にも活かせる知識です。
目標(合格)があるからこそ学習のモチベーションが保ちやすく、ファイナンシャル・ウェルビーイングへの一歩を踏み出せます。
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FPの勉強をはじめるなら「FPキャンプ」がおすすめ
FP資格に興味を持ち、勉強をはじめようと考えている人には、オンライン学習サービスの「FPキャンプ」がおすすめです。
本質理解を重視した講義でFP試験に備えられる
FPキャンプの強みは、暗記ではなく「なぜそうなるのか」という制度の本質的な理解を重視している点です。
FP試験の範囲は広く、専門用語や数字をただ丸暗記しようとすると、限界が来て挫折しやすくなります。
しかし、FPキャンプでは、法律の背景や制度が作られた理由から丁寧に解説されるため、記憶に定着しやすいのがポイントです。
本質的な理解は、試験本番で少しひねった問題が出題されたときの対応力を高め、実践にもつなげられます。
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スマホを使ってスキマ時間に学習できる
忙しい社会人や家事・育児に追われる人にとって、まとまった勉強時間を確保するのは簡単ではありません。
FPキャンプは、スマホやタブレットで学習しやすいように工夫されており、場所や時間を選ばずに進められます。
通勤電車の中、昼休みの少しの時間、寝る前のベッドの中など、日常のわずかなスキマ時間を活用可能です。
生活のペースを大きく崩さずに、無理のない範囲で学習を継続できる環境が整っています。
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気軽にチャレンジ!FP3級コースは完全無料
FPキャンプのFP3級コースは、インプットもアウトプットも完全無料で提供されています。
経済的な負担を気にせずに、自分のペースで納得いくまで学習に取り組めるのがメリットです。
まずは無料のFP3級コースで学習の手応えをつかみ、お金の基礎知識を身につける楽しさを体感してみてください。
さらに深い知識を得たいと感じた場合は、より実務的な内容に踏み込むFP2級コースへのステップアップも検討しましょう。
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まとめ:ファイナンシャル・ウェルビーイングの実現に向けて、行動につなげよう
ファイナンシャル・ウェルビーイングとは、お金に対する不安を減らし、自分らしい豊かな人生を実現するための状態です。
家計の現状を把握し、将来への備えと今の暮らしを楽しむためのお金の使い方を両立させましょう。
実現するために必要な金融リテラシーは、6分野について学べるFP資格の学習を通じて身につけられます。
お金の知識は生涯にわたって自分を助けてくれる土台として役立つので、最初の行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
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