妊娠中で「お金がない…」と不安な人へ!費用・公的制度・役立つ知識を解説

この記事を書いた人
本多遼太朗

24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、37万人以上の登録者を獲得。

2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2026年5月のFP1級試験では65%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。

妊娠が判明して喜びを感じる一方で、お金に対する不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

出産や子育てにはまとまった費用がかかり、漠然とした不安を抱きやすいため、事前に把握しておくと安心です。

発生する費用だけでなく、公的制度を正しく理解し、家計を見直せば、お金の不安が和らぐでしょう。

本記事では、妊娠から出産にかかる費用の目安と、もらえる手当などについて分かりやすく解説します。

あわせて、人生で役立つお金の知識も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

妊娠中はお金がないと不安になる原因

現状を冷静に把握するために、妊婦が抱える不安の原因を整理しましょう。

出産費用やベビー用品など「まとまった出費」への恐怖

妊娠から出産にかけて、経験したことのない高額な支払いが発生します。

例えば、分娩費用は数十万円単位と高額なため、家計への影響は避けられません

他にも、マタニティウェアやチャイルドシートなど、新しい命を迎えるために必要なアイテムが多数あるのが現実です。

手元の貯金が減っていくスピードが速ければ、強い恐怖を感じてしまうでしょう。

産休・育休による「世帯収入の減少」に対する焦り

共働き世帯の場合、妻が産休や育休に入ると世帯収入が大きく減少します

手当が支給されるとはいえ、全額カバーされるわけではなく、収入減は避けられません。

「毎月のローンはちゃんと支払えるのか」「これまで通りの生活が送れるのだろうか」と焦りを感じるでしょう。

収入が減るタイミングと出費が増えるタイミングが重なるため、家計のバランスが崩れやすくなります。

誰に相談していいか分からない孤独感

お金の悩みはデリケートな内容のため、パートナーを含む家族や親しい友人に相談しにくいと感じる人も多いでしょう。

ネット上の情報を見ても、自分のケースに当てはまるのか分からず、混乱してしまう場合もあります。

例えば、知恵袋などの掲示板で相談しても、専門的なアドバイスが得られるわけではないため、必要な情報を選ぶ力が重要です。

一人で悩みを抱え込むことで不安が雪だるま式に膨らみ、精神的な負担が増えるため、事前の対処が欠かせません。

妊娠から出産・育児までにかかるお金の目安

不安を解消するには、実際にかかる金額の目安を数字として認識しましょう。

妊婦健診や分娩費用など「医療費」の自己負担額

妊娠は病気ではないため、原則として健康保険が適用されず全額自己負担です。

妊婦健診は平均して約14回受ける必要があり、1回あたり約5,000~1万円の費用がかかるのが一般的です。

分娩費用は病院や地域によって異なりますが、50万円前後のまとまった金額がかかります

ただし、後述する補助券や一時金を活用すれば、自己負担額をおさえられるので、資産計画の費用として計算しましょう。

マタニティ用品やベビー用品の準備費用

出産に向けて、母親の体を守るアイテムや赤ちゃんを迎えるためのグッズを揃える必要があります。

すべてを新品で揃える場合は約10万~15万円の出費が予想され、品質のよいもので揃えると25万~30万円以上かかります

実用的なアイテムには、以下のようなものがあります。

  • ベビーウェア
  • マタニティウェア
  • ベビーベッド
  • チャイルドシート

費用を抑えたい人は、レンタルサービスやフリマアプリなどを活用するのもよいでしょう。

産後の生活費と予期せぬトラブルへの備え

赤ちゃんが生まれたあとも、おむつ代やミルク代などの消耗品費が発生します。

さらに、母親の体調不良や子どもの急病など、予測できない医療費がかかる可能性もあるでしょう。

深夜の場合は医療費も高額になり(深夜加算)、公共交通機関も利用できないため、タクシーを使わなければなりません。

突発的な出費に備えて、生活費とは別にまとまった金額を「予備費」として確保しておくと安心です。

産後の生活をスムーズにはじめられるよう、安定した基盤を整えておくのがおすすめです。

お金がない不安を解消!妊娠・出産でもらえるお金と公的制度

日本には、妊娠・出産をサポートするための手厚い公的制度が用意されています。

出産育児一時金:出産費用の負担を減らす

出産育児一時金とは、出産時の経済的負担を軽減でき、公的医療保険に加入している人が受け取れるお金です。

子ども1人につき原則50万円が支給され、病院への直接支払制度を利用できるため、まとまった金額を用意する必要がありません。

ただし、海外での出産は48万8,000円に変わるため、事前に確認しておきましょう。

出産育児一時金の詳細は、以下の記事をご覧ください。

出産育児一時金とは?いつ・いくら支給される?申請方法を含めて解説

出産手当金・育児休業給付金:働くプレママを支える

会社員として働く人が産休・育休を取得した場合、収入の減少をカバーする制度が出産手当金と育児休業給付金です。

制度名対象期間支給額の目安
出産手当金産前産後休業中給与の約3分の2
育児休業給付金育休中の一定期間給与の50~67%

これらの制度は自動的に振り込まれるわけではないため、事前に申請しておきましょう。

高額療養費制度・医療費控除:医療費が高額なときに利用可能

帝王切開や切迫早産などで入院した場合、医療費が高額になる可能性があります。

例えば、帝王切開の総額は約60万~100万円といわれており、公的医療保険と出産育児一時金を利用しても自己負担額は約10万~15万円です。

マタニティ用品やベビーグッズの約10万~15万円と合わせると、金額を抑えても20万円以上にのぼります。

ただし、高額療養費制度や医療費控除も活用できるため、家計の負担を抑えられるでしょう

高額療養費制度と医療費控除の詳細は、以下の記事をご覧ください。

自治体独自の助成金・支援制度:妊婦健診の補助などでサポート

多くの自治体では、妊婦健診の費用を助成する補助券を交付しています。

一般的には母子手帳を受け取る際に一緒に渡され、毎回の健診費用を安くできます。

補助券を使うと、健診費用の自己負担額を0~5,000円まで抑えられるので、忘れずに活用しましょう。

さらに、独自の出産祝い金や、育児用品のカタログギフトを贈呈する自治体もあるため、市区町村のサイトを確認してみてください。

妊娠中にお金がないとき、やってはいけないNG行動

やってはいけないNG行動を知り、不安から焦って誤った判断をしてしまうリスクを避けましょう。

金利の高いカードローンやリボ払いに頼る

手元の現金が足りない場合でも、カードローンやクレジットカードのリボ払いは金利が高いため、安易に借入をするのは危険です。

一時的に支払いをしのげても、産後の収入が減った状態で重い返済負担がのしかかります。

公的制度の活用や家族への相談を優先し、高金利の借入は最終手段と認識しましょう。

医療保険や公的制度の申請を後回しにする

体調不良や手続きの煩雑さを理由に、申請を先延ばしにするのはおすすめできません。

公的制度の多くは、定められた期限内に自ら申請しなければ受け取れないため、早めの行動を心がけるとよいでしょう。

民間の医療保険に加入している場合も、異常分娩の手術や入院が給付対象になる可能性があります。

もらえるはずのお金を逃さないよう、必要な書類や手続きの期限は早めにリストアップしましょう。

パートナーとお金の話を避けて抱え込む

お金の話題は喧嘩になりやすく、夫婦間で避けてしまうケースは珍しくありません。

しかし、妊娠・出産は家族全体のライフイベントのため、具体的な数字を出しながら夫婦で話し合う機会を設けましょう

教育や老後資金などのライフイベントが待っているからこそ、お互いの貯金額や今後の収入について情報共有をすると安心です。

出産に向けて今すぐできる家計の見直しと準備

お金の不安を解消するために、家計をスリム化する具体的な方法を紹介します。

固定費の削減

消費や生活費などの変動費を無理やり減らすのではなく、毎月決まって出ていく固定費の見直しがおすすめです。

スマホの料金プランを格安SIMに変更したり、利用していないサブスクリプションを解約したりしましょう。

例えば、月々5,000円の節約ができれば、1年で6万円の節約につなげられるため、貯蓄や投資へ回しやすくなります。

継続的に節約効果が得られるため、最初に取り組むべき大切な工程です。

自治体の窓口や専門家へ相談

どのようなアクションを起こせばいいか分からない場合は、市町村の相談窓口や専門家に相談するのも一つの方法です。

子育て支援窓口では、利用可能な助成金やサービスについて教えてもらえ、経済的な不安を軽減できます。

また、より個人的な家計の相談であれば、お金の専門家であるFPへ相談するのもよいでしょう。

出産だけでなく、教育資金や老後資金まで考えたライフプランを立てられ、将来の不安をアクションへ変えられます。

第三者の客観的な視点を取り入れ、解決の糸口を見つけてください。

パートナーと今後のライフプラン・収支を共有する

出産後の働き方や子どもの教育方針について、夫婦で価値観をすり合わせておく必要があります。

いつまでにいくら貯めたいのか、共通の目標を持つことで節約へのモチベーションが保てます。

また、共有できる家計簿アプリを使い、お互いのお金の流れを透明化する仕組みを作るのもおすすめです。

お金の不安の正体は「知らない」こと!自分と家族を守る知識の身につけ方

多くの場合、「毎月いくら貯めればいいか分からない」「制度を知らない」など、知らないことがお金の不安につながります。

日本の社会保障制度は充実しているものの、自ら申請しなければ恩恵を受けられない「申請主義」が基本です。

例えば、医療費控除や高額療養費なども、条件を満たしていても自動的に振り込まれるわけではありません。

自分と家族を守る土台を固めたい人こそ、FPの学習が適しています。

社会保障・税金・保険などのお金のルールを学べば、金融リテラシー(お金の知識・判断力)が身につくでしょう。

妊娠や出産だけでなく、将来の住宅購入や老後資金など、一生涯にわたって家計の「防衛力」を高められます。

お金の不安を根本から改善!「FPキャンプ」で学習をはじめよう

何からはじめればよいか迷う人には、効率的にお金の知識を学べる「FPキャンプ」の活用がおすすめです。

FPキャンプとは?実生活につながる知識が分かりやすく解説

FPキャンプは、YouTubeのFP解説で人気を誇る「ほんださん」が運営する学習コンテンツです。

試験対策にとどまらず、制度の背景や「なぜそうなるのか」を本質から理解できます

実生活の家計管理につながる内容が多く、学んだ日から自分の生活に活かせる点がメリットです。

初心者でもつまずかないよう、難しい専門用語も噛み砕いて丁寧に解説されています。

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スキマ時間で学べる!妊娠中の体調に合わせて無理なく学習可能

妊娠中は体調の変化が激しく、机に向かって勉強するのが難しい日もあるでしょう。

しかし、FPキャンプならスマホ一つで動画講義を視聴できるため、ベッドで横になりながらでも学習できます

例えば、通勤電車の中や家事の合間など、わずかなスキマ時間を有効活用できるでしょう。

自分のペースで無理なく進められるため、途中で挫折しにくい環境が整っています

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まずは挑戦!FP3級は完全無料で使い放題

FPキャンプの特徴は、お金の基礎知識が詰まったFP3級の学習コンテンツが完全無料で利用できる点です

分かりやすい解説動画や一問一答などの便利な機能も充実しており、効率的に学習を進められます

お金の不安を消し去るための第一歩として、まずは無料登録からはじめてみましょう。

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まとめ:妊娠中のお金がない不安は正しい知識と制度の活用で乗り越えよう

妊娠中にお金がないと不安になるのは、これからの出費や収入減に対して具体的な数字を把握できていないのが原因です。

まずは目安の費用や公的制度を正しく理解し、もらえるお金を漏れなく受け取る準備を進めましょう。

漠然とした不安を根本から取り除くためには、一生役立つお金の知識の学習がおすすめです。

FPキャンプを活用して金融リテラシーを高め、安心した気持ちで新しい家族を迎えましょう。

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出産を乗り越えたあとも、子育てには教育資金や日々のやりくりなど、さまざまなお金がかかります。

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