
24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、38万人以上の登録者を獲得。
2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2026年5月のFP1級試験では65%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。
FP3級の試験が近づき、「何から復習すればよいのか」「覚えたつもりだけど問題が解けるだろうか」と迷う人もいるでしょう。
直前期は、残りの時間で何を確認し、どの問題を解き直すかを決めるのが大切です。
勉強する範囲をむやみに広げると、身につけていた知識の確認が後回しになり、得点につながる復習の時間を確保しにくくなります。
現在の理解度を確かめ、基本的な問題を自力で解ける状態へと仕上げていきましょう。
本記事では、FP3級の学科・実技それぞれの直前対策と、過去問・模試の活用方法を解説します。
独学で分からない部分を補えるFPキャンプも紹介するので、試験までの学習計画に役立ててください。

FP3級の直前期にやるべきこと・避けるべきこと
直前期は、今ある知識を得点につなげるために、問題演習の結果を見ながら学習を調整するのがおすすめです。
やるべきこと:アウトプット重視の学習
直前対策では、問題を解いて知識を思い出すアウトプットを中心に進めるのがおすすめです。
理解したつもりになっている知識をあぶりだし、苦手分野をつぶしていくために欠かせません。
まずは学習済みの問題を解き、正解できた問題と間違えた問題、自信がない問題などを分けてみてください。
間違えた部分や理解が曖昧な項目は教材へ戻って調べ、もう一度問題を解く流れを作るのがポイントです。
正解の理由まで確認し、別の聞かれ方でも判断できるかを確かめるとよいでしょう。
前日は繰り返し間違えた項目を中心に見直し、試験当日に確認する内容も少量に絞ると効率的です。
避けるべきこと:新しい教材をむやみに増やす
直前期に不安を感じても、複数のテキストや問題集を追加し、最初から取り組み直す方法は避けるほうがスムーズに対策できます。
使い慣れた教材を軸にして、解けなかった問題や確認が必要な項目をあぶりだし、弱点を克服していきましょう。
ただし、現在の教材で理解できない部分があれば、動画学習などを活用するのも一つの方法です。
例えば、年金の仕組みだけを動画で確認し、手元の問題集へ戻る方法なら、目的を絞って活用できます。
教材の数を過度に増やすのではなく、残りの時間で何を確認できるかを基準に選んでください。
【分野別】FP3級学科試験の直前暗記&最終確認ポイント
学科試験の総仕上げでは、似た制度の違いや、数字に付く条件を確認するのがポイントです。
ライフプランニングと資金計画
ライフプランニングと資金計画では、公的年金の年齢要件や資金計画に使う係数の選び方などを確認しましょう。
例えば、日本国内に居住する20歳以上60歳未満の人は、原則として国民年金の加入対象です。
一方、老齢基礎年金は、保険料納付済期間や保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある場合、原則65歳から受け取れます。
加入する年齢と受け取る年齢を混同していないか、数字と意味を把握できているかを整理するのがおすすめです。
6つの係数は、「現在の資金」「将来必要な資金」「毎年の積立額」など、何を求めるかを読み取る練習に使えます。
問題を見た際に、資金を現在から将来へ動かすのか、将来から現在へ戻して考えるのかを説明してみてください。
自信がない場合は、イメージしやすいように表でまとめるなどの工夫をこらしてみてください。
生成AIを使えば、より効率的に視覚的に分かりやすい画像を作りやすいため、利用するのも手段です。
AIの使い方やリスクについて、以下の記事で紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
▶AI画像生成をFP資格の勉強に活かす方法!無料アプリで難しい制度をイメージ化
リスク管理
リスク管理では、保険の種類による保障内容の違いに加え、保険金を受け取る際の課税関係を整理します。
死亡保険金の税金は、保険料を負担した人、被保険者(保険の対象になる人)、受取人の関係によって変わります。
保険の名前だけでは判断できないため、所得税・相続税・贈与税のどの税金の対象になるかを把握するのが大切です。
保険について整理したい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
金融資産運用
金融資産運用では、株式の指標の計算や、NISAの投資枠などを理解できているか確認しておきましょう。
名前だけを暗記せず、利益と純資産のどちらを使うか、式を見ずに答えられる状態を目指すのがポイントです。
しかし、計算式を覚えるのは簡単ではありません。
以下の記事では、面白い語呂合わせで株価収益率のPER、株価純資産倍率などの計算式を覚えられるため、ぜひ参考にしてください。
NISAでは、18歳以上の年間投資枠はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、併用すると年間360万円です。
非課税保有限度額は合計1,800万円で、そのうち成長投資枠は1,200万円が上限と定められています。
NISAの詳細は、以下の記事をご覧ください。
▶NISA(少額投資非課税制度)(金融資産運用)完全講義シリーズ
タックスプランニング
タックスプランニングでは、収入・所得・課税所得の違いや、控除を差し引く順番をチェックしておくのがおすすめです。
例えば、給与所得は給与収入から給与所得控除を差し引いて計算するため、給与収入の全額が所得になるわけではありません。
「控除」という名前だけでまとめず、何から差し引く制度なのかを区別するのが大切です。
給与所得について、以下の記事で解説しています。
また、所得控除は税額計算の前、税額控除は税額計算の後に差し引く点も区別しましょう。
以下では詳しく説明しているので、あわせて確認してみてください。
不動産
不動産では、建ぺい率と容積率の意味や計算に使う面積を区別しましょう。
建ぺい率は、土地の面積に対して、建物を真上から見た面積が占める割合で、エリアごとに上限が決められています。
火災の際に飛び火する可能性を減らすなど、住環境をよりよくするのが目的です。
一方、容積率は、土地の面積に対して、各階の床面積の合計が占める割合です。
一つの土地に多くの人が住めてしまうと、道が渋滞したり、ゴミの処理が間に合わなかったりなどの問題が起きます。
このような問題を発生させないために制限しているのが容積率です。
以下では、建ぺい率と容積率について解説しています。
相続・事業承継
相続・事業承継では、相続人の範囲や相続税・贈与税の基礎控除を区別するのがポイントです。
相続税の基礎控除額は、「3,000万円 + 600万円 * 法定相続人の数」で求めます。
ただし、家族関係図に載っている人数をそのまま数えるのではなく、法律上の相続人(法定相続人)になるかを確認しましょう。
一方、贈与税の暦年課税の基礎控除は、財産を受け取る人1人につき年間110万円です。
以下の記事では、相続税の計算方法や具体例などを紹介しているので、確認してみてください。
FP3級実技試験の直前対策!アウトプットを繰り返そう
実技試験では、資料に示された条件を読み、知識を使って答えを判断する練習が効果的です。
資料や図表の読み取り問題に慣れる
実技の問題を解く際は、設問で求められている内容をしっかりと確かめ、必要な数字を読み解きましょう。
年齢・収入・家族構成・保険契約など、多くの情報が並んでいる場合でも、すべての数字を使うわけではありません。
「誰について」「いつの時点で」「何を求めるのか」を押さえ、必要な条件を選びましょう。
読む場所を間違えた問題と理解が不足している問題を分け、苦手分野をあぶりだしてください。
日本FP協会・きんざいの試験形式に沿った対策をする
団体や試験の種類によって出題される問題が異なるため、申し込んだ実技科目に対応する教材を使いましょう。
| 実施機関 | 試験名 |
|---|---|
| 日本FP協会 | 資産設計提案業務 |
| きんざい | 個人資産相談業務 保険顧客資産相談業務 |
使用する問題集の表紙や目次を確認し、受験する実技科目の問題を優先して解いてください。
公式の公開問題や対応する模試を使い、どのような資料から何を問われるかを把握しておくのがおすすめです。
直前期の総仕上げ!過去問と模試の効率的な活用方法
過去問と模試は、解いた量だけでなく、結果を次の学習へどう反映するかが重要です。
過去問を本番と同じ時間配分で解く
本番と同じように、時間を計って一通りの問題を解く練習を取り入れるのがおすすめです。
FP3級の試験時間は、学科90分・実技60分のため、演習でも基準として取り入れてみましょう。
実際に練習していない場合、うまく時間配分ができず、時間が足りなくなる可能性も否定できません。
模試が終わったら、点数に加えて、時間を使いすぎた問題や見直しに残せた時間などを確認してください。
また、CBT試験はパソコンを使って解答するため、公式の体験画面などで操作方法を体験しておくのも安心です。
【おすすめの記事】
FP試験に導入された「CBT試験」とは?特徴や注意点を解説!
間違えた問題や弱点を徹底的につぶす
間違えた問題や苦手分野など、原因に合わせて復習する内容を変えて克服していきましょう。
数字や要件を忘れていた場合は、教材の該当箇所を読み、何と混同したかなどを整理します。
制度を忘れていた人は、計算を何度も繰り返す前に、講義や解説で仕組みをチェックするのがおすすめです。
読み落としが原因なら、「適切」「不適切」や「以上」「未満」など、判断を誤った言葉に注目してください。
正解した問題でも、答えを選んだ根拠が曖昧なものには印を付けておくと、さらに直前期の対策を効率的に進められます。
無料アプリやWebサイトを活用して問題演習を進める
まとまった演習時間を取りにくい人は、無料アプリやWebサイトで短い問題演習を進める方法を活用しましょう。
スマホでできるアウトプットなら移動中や休憩中でも挑戦できるため、スキマ時間を使いやすいのがメリットです。
ただし、古い情報のものが公開されている可能性もあるため、受験する試験の法令基準日に対応しているのかを事前に確認してください。
利用するサービスは増やしすぎず、間違えた問題を見返せるものを軸にすると、復習する対象を管理しやすくなります。
直前対策なら効率的に学べる「FPキャンプ」がおすすめ
より効率的な対策を重視したい人や、テキストだけで理解できない部分がある人にはFPキャンプが適しています。
独学の限界を超える!分かりやすく本質から学ぶ
FPキャンプは、YouTubeのFP解説で人気のほんださんが運営する学習コンテンツです。
制度や用語の丸暗記に偏らず、なぜその仕組みがあるのかという本質から理解する学習を重視しています。
例えば、同じ控除の問題で何度も間違える場合、答えの数字だけを覚え直しても、条件が変わると迷うかもしれません。
しかし、制度の本質を理解していれば、各知識と関連付けて覚えやすくなり、多角的な視点で試験に挑戦可能です。
新しい教材を一から学び直す負担を増やさず、必要な範囲で取り入れ、効率的な学習を進めましょう。
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直前期の総復習に!要点を絞った動画講義を活用
FPキャンプのFP3級コースでは、学科試験対策の講義動画・講義スライド・問題集などを利用できます。
直前期はすべての動画を最初から見直すより、演習で迷ったテーマへ絞って確認するとよいでしょう。
講義を視聴するだけで勉強を終えず、問題を解く時間も残すのがポイントです。
残り日数に合わせて、視聴するテーマと演習する問題を決め、復習の範囲を調整してください。
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無料!FP3級は学科・実技試験コース、アプリ版を使える
FPキャンプのFP3級コースは、学科試験対策に加え、実技試験対策も無料で利用できます。
実技では日本FP協会・きんざいに対応した解説動画が用意されているため、申し込んだ科目の学習に取り入れられます。
また、学習アプリ「TEPPEN 3級 for web」も無料で、一問一答形式の学科試験対策に活用可能です。
間違えた問題をまとめて出題する復習モードや、問題ごとのメモ機能もあり、直前に確かめたい弱点を残せます。
まずは分からないテーマの講義や問題を試し、自分の総仕上げに役立つかを確かめてください。
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まとめ:FP3級の直前対策は焦らず基本の反復と確実な得点源の確保を!
FP3級の直前期は、問題演習で現在の理解度を確かめ、数字・要件・制度の違いを整理するのが大切です。
学科の知識確認と、受験する実技科目の資料を読み取る練習を組み合わせ、基本的な問題を自力で解ける状態へ仕上げましょう。
独学で解消できない疑問は、FPキャンプの講義やアプリも活用しながら、試験までの時間を必要な対策へ振り向けてください。
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