
26年1月試験
絶対的な学習時間不足のまま、表面的な暗記に偏って不合格
26年5月試験
4か月の学習計画を立て直し、知識を点ではなく線でつなげる学習へ転換して合格
竹岡響花様 32歳・公務員/団体職員
受験回数:2回目
FP1級に挑戦したきっかけ
きっかけは3つあります。
1つ目は、夫が2025年10月のFP1級実技試験に合格したことです。それまで1級は自分にとってとても遠い存在でしたが、身近な夫の合格を見て、「自分も頑張ってみたい」と思うようになりました。
2つ目は、自分に自信を持つきっかけを得たいと考えたことです。もともと自己肯定感が低く、コンプレックスを感じることも多かったため、資格という形に残る成果を得ることで、少しでも自分を肯定できる材料になるのではないかと思いました。
3つ目は、仕事で必要性を感じたことです。共済金の支払い審査や、お客様への加入案内に携わる中で、お客様の方が相続などの法的知識に詳しい場面もあります。そうした会話の中で「知らなかった」と感じることを少しでも減らし、より自信を持って対応できるようになりたいと考えました。
初挑戦の学習法と結果
2026年1月試験に向けて本格的に学習を始めたのは、2025年12月に入ってからでした。試験まで2か月を切っていたため、まずはFPキャンプの応用編の講義動画を中心に学習を開始しました。FP2級取得から9年が経っており、本来は基礎から学び直したい気持ちもありましたが、応用編で何も書けなければ得点につながらないと考え、応用編を優先しました。
基礎編については、公式問題集「TEPPEN」を繰り返し解き、毎日届くメルマガ「僧侶FPとやまの今日の一問チャレンジ」にも必ず取り組みました。ただ、問題を何周かするうちに答えを覚えてしまい、正解はできても「どこが誤っているのか」までは十分に理解できていない状態でした。応用編の計算問題も、FPキャンプの講義動画を繰り返し視聴することである程度解けるようにはなりましたが、答えの数字を覚えてしまっており、本質的な理解には至っていなかったと思います。穴埋め問題については、解説動画を通じて答えだけでなく補足説明も学び、漢字で正しく書けるようにノートで練習しました。
当時は育休中だったため、上の子が保育園に行っている時間や赤ちゃんが寝ている時間、夜に子どもが寝た後の時間を使って学習しました。平日・休日ともに3〜4時間程度は勉強していたと思いますが、まとまった時間を確保するのは難しく、細切れの時間を積み重ねる形でした。
受験前の自信はまったくありませんでした。学習期間が短かったため、1月試験では「応用編で何も書けない状態だけは避ける」ことを目標にしていました。結果として、基礎編では本来解けるはずの問題も多く落とし、応用編の計算問題も勉強不足による失点が目立ちました。一方で、穴埋め問題は想定以上に得点でき、学習の方向性自体は間違っていなかったと感じました。
自己採点は90点でしたが、学習量が足りていなかったことは自分でも分かっていたため、必要以上に落ち込むことはありませんでした。
試験を振り返って
不合格の原因は大きく3つあったと感じています。
1つ目は、学習時間が不足していたことです。
試験まで2か月を切った状態から、6分野の基礎編と応用編をすべて学習するのは、当時の私の学習時間と基礎知識では無理がありました。特にA分野のライフプランニングとC分野の金融資産運用には苦手意識があり、単語を覚えるだけで精一杯で、意味まで理解できていないものが多くありました。また、E分野の不動産は得意分野だと思っていたため、少しは得点できるのではないかと期待していました。しかし、単語として覚えているだけで制度の大枠を理解できておらず、結果的に得点にはつながりませんでした。
2つ目は、表面的な暗記に偏っていたことです。
応用編の計算問題は、解き方の手順を覚えることはできていましたが、意味まで理解できていないものが多くありました。そのため、少しでもひねられた問題には対応できませんでした。細かい知識をすべて覚えきれていなくても、本質的に理解できていれば解ける問題はあったと思います。しかし、当時の理解度では、FPキャンプで扱われた内容とまったく同じ形で出題されなければ解けない状態でした。
3つ目は、細かい部分の詰めが甘かったことです。
特に応用編での失点については、細かいミスが非常にもったいなかったと感じています。ただでさえ十分に得点できていない中で、年金計算の端数処理を誤ったり、「ボリンジャーバンド」を「ボリジャーバンド」と書き間違えたりするなど、細部のミスが重なりました。応用編で部分点をもらえるかどうか以前に、本来取れるはずの問題を取り切れていなかったことも、不合格の大きな要因だったと感じています。
再挑戦で意識したこと
事前に1月試験は「途中経過の模試」と割り切っており、試験当日の自己採点でも不合格であることは明らかだったため、すぐに5月試験へ目標を切り替え、試験翌日の月曜日の朝からA分野の最初に戻って学習をやり直しました。メルマガの一問一答も試験後はA分野の最初から再スタートだったため、ちょうど良いタイミングでした。
1月試験は受けるだけで精一杯の状態でしたが、次の5月試験は合格するための試験だと再認識し、絶対に1日も勉強をサボらないと決めて、それを実行し続けました。
学習計画は1か月単位で立て、週ごとに「テキストの読み込み」「基礎編 一問一答演習」「基礎編 計算問題演習」「応用編 計算問題演習」「応用編 穴埋め問題演習」などを組み合わせ、記憶に定着するサイクルを意識しました。試験までに問題集をあと何周したいかといった自分の目標に合わせて、途中で学習のウエイトも調整していきました。
実際の学習では、1月試験で十分に手を付けられていなかった基礎編から徹底的に立て直しました。まずはテキストに戻り、どこに何が書かれているのかを把握することから始めました。そのうえで、表や重要な整理事項は丸ごと覚え、これまで点で覚えていた知識を、点と点が線でつながるように、分野を横断して理解することを心がけました。
理解が難しい制度については、AIも活用しました。「〇〇について簡単に教えて」「この制度とこの制度を比較して」などと質問し、自分の中で整理しながら学習しました。テキストや基礎編の講義動画に加えて、自分で手間をかけて調べた内容は、記憶にも定着しやすかったと感じています。
問題演習では、○が正解だった場合でも、単に正誤を確認するだけで終わらせず、「なぜ正しいのか」「関連してどのような知識が問われる可能性があるのか」まで一緒に確認し、知識に奥行きを持たせることを意識しました。さらに、もし追加で問われるとしたらどのような内容かを考えながら解くようにしました。
穴埋め問題についても、過去に出題された内容と近い税制や制度を確認し、テキストの中で出題されそうだと感じたポイントには線を引き、漢字で正しく書けるように練習しました。
こうした対策を積み重ねた結果、2026年5月試験では129点でFP1級学科試験に合格することができました。
竹岡様の5月試験に向けた学習の詳細や工夫、FPキャンプの活用方法、合格の要因などは、下記の合格体験記をご覧ください。
『不』/合格体験記で先輩の挑戦から学ぶ
FPキャンプONE TEAMプロジェクト
『不』/合格体験記
FP1級学科試験は、合格率が平均10%の狭き門です。
今回残念ながら不合格となったものの、次回も不屈の精神でリベンジされる方を応援したい。
FPキャンプはそんな想いで「『不』/合格体験記」を開始しました。
過去の自分と真摯に向き合い、足りなかった部分はどこか、試験勉強のどこに問題があったのか。
そして、受講生の皆さんが自らの課題をどのように克服し、合格に至ったのか。
その軌跡をまとめたのが、この『不』/合格体験記です。合格体験記の内容は、これまでの学習経験や学習環境によって異なるため、すべての受験生が一律に真似できるものばかりではありません。しかし、『不』/合格体験記に書かれた内容は、今後FP1級試験を受験する皆さんにとって、大きな参考になるものです。ぜひこの「先輩の声」をもとに、FP1級学科試験の合格に向けて、正しい努力を積み重ねてほしいと思います。
「受講生全員を必ず合格までお連れする」
このモットーに則り、FPキャンプは悔しさを乗り超えて挑戦する受講生の皆さんを心より応援します。



