
24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、29万人以上の登録者を獲得。
2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2025年1月のFP1級試験では32%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。
FP(ファイナンシャルプランナー)試験は、計画的な対策をすれば合格をつかめる資格です。
しかし、試験範囲が6分野と広く、どこから手をつければよいか分からず、時間を浪費してしまう人も少なくありません。
本記事では、FP試験に最短で合格するための効率的な勉強のやり方を8つ紹介します。
勉強時間の確保が難しい人向けの対策や、独学に限界を感じたときの選択肢も解説するので、合格への第一歩を踏み出しましょう。
FP試験対策におすすめ!資格勉強のやり方8選
FP試験の合格に最短でたどり着くための、効果的な勉強のやり方を8つ紹介します。
①試験日から逆算して学習計画を立てる
合格を手にするには、試験日から逆算して、具体的な学習計画を立てることが重要です。
月単位・週単位・日単位ごとにすべきことを明確にし、実際のスケジュールに落とし込めば、着実にゴールへと近づけます。
例えば、「1か月でテキストを100ページ進める」というノルマがあるとします。
その場合、以下のように考えてみましょう。
- 1か月:100ページ
- 1週間:25ページ
- 1日:約3ページ~4ページ
このように、1日何ページ進めれば間に合うか、何ページ以上進めれば時間に余裕ができるかが分かります。
行き当たりばったりの学習では、試験直前に時間が足りなくなり焦る原因になるため、まずは詳細な計画を作成しましょう。
調整日も考慮しておけば、体調不良や急用などに対応できるため、余裕のあるスケジュールを意識してみてください。
②試験範囲の全体像をつかむ
テキスト全体を軽く読み通し、試験範囲の全体像をつかむのがおすすめです。
FP試験は6分野と範囲が広いため、最初からすべて暗記しようとするとすぐに限界を感じ、挫折しやすくなります。
各分野がそれぞれどのような内容で、私たちの生活にどう関わっているのかを大まかに把握しましょう。
全体像を理解しておけば、本格的な学習に入ったタイミングでスムーズに理解できます。
③「インプット3割:アウトプット7割」のバランスを意識する
知識を定着させるためには、「インプット3割:アウトプット7割」のバランスを意識した学習がおすすめです。
テキストを読むだけのインプット中心の学習では、知識を「知っている」状態にはなっても、「使える」知識ではありません。
例えば、1つの章を学習したら、該当範囲の問題集や過去問を解くとよいでしょう。
問題を解くというアウトプットを通じて、知識が本当に身についているかを確認し、記憶として定着させられます。
同じシリーズのテキストと問題集でそろえていれば、該当範囲が分かりやすいため、教材を選ぶときは意識してみてください。
インプットとアウトプットを繰り返して、最短ルートで合格を目指しましょう。
④時間を計りながら問題を解く
過去問や問題集を解くときは、本番の試験と同じように時間を計りながら取り組む習慣をつけましょう。
時間配分の感覚を覚えていれば、本番で時間が足りなくなる可能性を減らせます。
「時間があと少ししかない…」と焦りからミスするケースも多いため、時間的なプレッシャーを和らげるのがポイントです。
日頃から時間を意識することで、自身の得意・不得意な問題にかかる時間を把握でき、本番では冷静に問題を解けるでしょう。
⑤出題パターンや傾向を把握する
FP試験には、頻繁に出題される問題や出題パターンが存在します。
過去問を繰り返し解くことで、これらの傾向を把握でき、効率的に得点力アップを目指せるでしょう。
例えば、金融資産運用の場合、「株式投資の評価指数」が問われる問題が頻繁に出題されます。
出題傾向が分からないと後回しにしてしまい、得点を逃しかねません。
しかし、出題傾向を把握すれば、勉強の優先順位が分かり、限られた時間の中で効率的に合格点を取るための学習計画を練れます。
資格勉強から離れていた人は、なかなか傾向をつかめない可能性もあるため、講座などを活用するのもおすすめです。
⑥各分野の関連性を意識する
FP試験の6分野は、それぞれ独立した分野だと感じますが、相互に深く関連しています。
各分野の関連性を意識しながら学習を進めることで、応用力が身につき、複雑な問題にも対応できるようになるでしょう。
例えば、「相続」というテーマに対して、以下の分野が関わります。
- ライフプランニング:相続した財産の活用方法
- 不動産:相続財産に不動産がある場合
- リスク管理:生命保険の死亡保険金
- 金融資産運用:株式・投資信託などの有価証券がある場合
- タックスプランニング:相続税や亡くなった人の所得税申告 など
知識を各分野とつなげる意識を持てば、広い視点で問題を解けるようになり、覚えやすくなります。
また、FP試験合格後も、実践で知識を活用しやすく、勉強の本当の価値を見出せるでしょう。
⑦暗記に頼らず、「なぜ?」を考える
FP試験の合格にはある程度の暗記は必要ですが、すべての知識を丸暗記に頼るのはおすすめできません。
単に覚えるのではなく、「なぜ、そのような制度になっているのか?」という背景や本質を理解するとよいでしょう。
本質から理解した知識は、応用問題にも対応できる「使える知識」になるため、常に「なぜ?」を意識しながら学習してみてください。
⑧YouTubeなどを活用する
テキストや問題集だけで理解が難しい部分は、YouTubeなどの動画コンテンツを活用するのも有効な手段です。
視覚的に分かりやすく解説してくれる動画は、活字だけの学習よりも記憶に残りやすく、理解しやすいケースがあります。
例えば、YouTubeで人気のFP解説者であるほんださんの動画は、複雑な制度もユーモアを交えて分かりやすく説明しています。
幅広い年齢層のFP受験生の背中を押し、多くの人々を合格へと導いてきました。
移動中のインプットツールとして、動画コンテンツをうまく取り入れていきましょう。
【ほんださんのYouTubeチャンネルはこちら】
ほんださん / 東大式FPチャンネル
忙しい人必見!合格者は「スキマ時間」の使い方がうまい
忙しい社会人や主婦・主夫は、5分~10分程度のスキマ時間の活用がおすすめです。
身支度中、調理時間中、移動時間中、レジ・銀行などの待ち時間を活用すれば、1日1時間~2時間程度の学習時間を作れます。
短い時間を活かすには、単語帳やアプリなどを使って、すぐに学習をはじめられる環境作りが重要です。
毎日の生活で意識して学習を進め、効率的に合格をつかみ取りましょう。
独学に限界を感じたら、スクールや講座がおすすめ
独学に限界を感じる人は、無理せずスクールや講座の活用を検討するのも1つの手段です。
スクール・講座のメリット
スクールや講座を利用するメリットは、合格のために作られたカリキュラムに沿って、効率的に学習を進められる点です。
長年の指導ノウハウを持つプロの講師が、試験の頻出ポイントや法改正の要点を分かりやすく解説してくれます。
また、疑問点をすぐに講師に質問できる環境や、共に学ぶ仲間がいるケースもあり、学習のモチベーションを維持しやすいでしょう。
スクール・講座のデメリット
デメリットは、独学と比べて費用が高くなる点です。
スクールや講座を利用する場合、数万円から十数万円の受講料が必要になるケースも少なくありません。
また、校舎に通学するタイプのスクールは、授業時間が決まっているため、自身のライフスタイルに合わない可能性もあります。
費用や時間に制限がある点は、挑戦しにくい要因だといえるでしょう。
平均価格はどれくらい?FP3級・2級・1級ごとに紹介
FP講座の価格は、目指す級によって大きく異なります。
FPキャンプが調査した受講料金は、以下の通りです。
種類 | 学習スタイル | 参考価格 |
---|---|---|
FP3級 | 通信 | 1万7,600円 |
通信 | 2万,400円 | |
通学 | 1万9,300円 | |
FP2級 | 通信 | 6万4,740円 |
通学 | 9万7,700円 | |
通信 | 10万1,000円 | |
FP1級 | 通学/通信 | 13万3,000円 |
また、入会金や別途料金が必要になる可能性もあるため、しっかりと確認しましょう。
安さも質の高さも妥協しない!FPキャンプで最短合格を目指す
「費用は抑えたいけど、質の高い授業も妥協したくない」と考える人におすすめなのが、ほんださんが運営する「FPキャンプ」です。
3級対策は1か月約993円!リーズナブルな料金プラン
FPキャンプでは、FP3級完全合格パックが3か月使い放題で2,980円(税込)、FP2級対策は月額4,378円(税込)からはじめられます。
数万円の費用がかかるFP講座の常識を覆す価格設定で、経済的な負担を抑えながら、本格的な試験対策が可能です。
市販のテキストを何冊も購入するより、コストを抑えられる点は、FPキャンプならではの魅力だといえます。
【おすすめの記事】
FP解説で人気のほんださんが運営!FPキャンプの特徴・料金・口コミを徹底調査
合格者多数輩出!質の高い本質授業
FPキャンプでは、YouTube登録者数31万人以上を誇るほんださんによる「本質授業」を重視しており、多くの合格者を輩出してきました。
先ほど解説した「なぜ?」に先回りした解説は、丸暗記に頼らない応用力のある知識が身につきます。
スマホ1つでいつでもどこでも学べるため、スキマ時間を活用しやすく、忙しい人にも適しているコンテンツです。
各コースの詳細は、FPキャンプの公式サイトをご覧ください。
まとめ|勉強法をおさえれば、FP試験に合格可能
合格のためには、試験日から逆算した計画を立て、インプットとアウトプットのバランスを意識するのがポイントです。
また、各分野の関連性や本質を理解すれば、より記憶に定着しやすく、複雑な問題に対応できるスキルが身につきます。
しかし、これらの学習法を独学で実践し続けるのは、簡単ではありません。
独学に少しでも不安を感じたり、より効率的に合格を目指したいと考えるなら、FPキャンプを頼るのもよい選択です。
正しい勉強法を実践し、自身に合った学習スタイルで、FP試験の合格をつかみ取りましょう。