【FP3級・2級向け】試験時間はこれで安心!時間配分に失敗しないための学習計画ガイド

この記事を書いた人
本多遼太朗

24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、29万人以上の登録者を獲得。

2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2025年1月のFP1級試験では32%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。

ファイナンシャルプランナー(FP)試験で、「本番で時間が足りなかった…」という事態を避けたい人は多いでしょう。

FP試験の合否を分ける鍵は、専門知識と同じくらい「時間配分」が重要です。

問題数が多い2級では、時間配分で失敗し、実力を出し切れずに悔しい思いをする受験生は少なくありません。

本記事では、FP試験の基本的な情報である3級・2級の試験時間や問題数を詳しく解説します。

さらに、試験本番で焦らないための具体的な学習ポイントを2つに絞って紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

【3級・2級】FP試験の試験時間と問題数一覧

3級と2級の試験時間と問題数について、基本的な情報を解説します。

FP3級の試験時間・問題数

FP3級の試験は、FP知識の入門編として位置づけられています。

2024年度からは、試験方式がコンピューターを利用して受験するCBT(Computer Based Testing)方式に移行しました。

学科試験と実技試験で構成されており、それぞれの試験時間と問題数は以下の通りです。

対象課目試験時間問題数合格基準
3級学科試験90分60問36点以上
(60点満点)
実技試験60分20問60点以上
(100点満点)
参照:日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱 」(2025年7月調査)

表を見て分かる通り、3級の試験時間は比較的余裕があります。

そのため、各問題に落ち着いて取り組めば、全問解き終わった後に十分な見直しの時間を確保できるでしょう。

しかし、「時間が余るなら対策は不要」と考えるのは危険です。ひっかけ問題やケアレスミスなどを起こさないよう、注意してください。

入門レベルだからこそ、基礎知識をしっかりと固め、時間を意識する習慣をつけておくのがおすすめです。

【おすすめの記事】
【2025年】ファイナンシャルプランナー3級の難易度・合格率とは?

FP2級の試験時間・問題数

FP2級は、3級よりも専門性が高まり、実務レベルの知識が問われます。

2級は、就職・転職・キャリアアップなどで評価されやすいため、仕事での活用を目指す人に最適な等級です。

2級も学科試験と実技試験で構成されており、3級と同様、CBT方式で受験します。

対象課目試験時間問題数合格基準
2級学科試験120分60問36点以上
(60点満点)
実技試験90分40問60点以上
(100点満点)
参照:日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱 」(2025年7月調査)

2級の学科試験は、内容や問題文も複雑になるため、時間配分を意識して問題を解く必要があります

また、実技試験は、90分で40問を解く必要があるため、多くの受験生がハードルを感じるでしょう。

長文の事例を読み解く時間や複雑な計算をする時間が必要になり、時間が足りなくなるケースも珍しくありません。

時間に余裕がない場合、焦りからミスを連発するケースも多いため、計画的な時間配分戦略が合否を大きく左右します。

【おすすめの記事】
【検証】FP2級の実技はどっちが簡単?FP1級保有者のほんださんが模擬試験で徹底比較!

CBT試験の注意点

CBT方式で注意してほしいポイントを紹介するので、万全な状態で挑めるよう、確認してください。

PC操作への慣れと環境

試験は会場に設置されたパソコンを使い、マウスとキーボードで解答します。

パソコンを使い慣れていない人だけでなく、使い慣れている人でも、普段と違う機材や環境に戸惑う可能性がある点を考慮しましょう。

効果的なメモ用紙の活用法

試験会場では、計算や思考の整理に使えるメモ用紙と筆記用具が、テストセンターで貸し出されます。

このメモ用紙を計算に使うだけでなく、以下のような使い方をすると、より効率的に解けるでしょう。

  • 複雑な事例問題の登場人物や関係性を書き出して整理する
  • 最後に見直したい問題番号をリストアップする
  • 計算過程を丁寧に残し、見直しの時間を短縮する
  • 「後回しにする問題」を決めて番号をメモしておく など

過去問を解く段階から、メモ用紙を実際に使う練習をしておくと、本番でもスムーズに考えを整理できます。

参照:CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト「試験中にメモを取ることは可能ですか? | 日本FP協会 」(2025年7月調査)

画面上の時間管理を味方につける

試験画面には残り時間が常に表示されるため、プレッシャーに感じるのではなく、ペースを計る手段として活用するのがおすすめです。

「全体の半分が経過した時点で、何問解き終わっているか」など、自分なりのチェックポイントを決めておくといいでしょう。

「いつもより進み具合はどうか」「問題を解くのに時間がかかっている」などを客観的に把握し、本番中でも冷静に戦略を修正できます。

休憩時間の過ごし方

同日に学科と実技を受験する場合、休憩時間の過ごし方が非常に重要です。

「覚えているかな?」と不安になり、勉強を続けてしまうと、集中力や判断力が下がり、ケアレスミスをする可能性が上がります。

休憩時間は、以下のような過ごし方がおすすめです。

  • 軽い運動やストレッチ
  • ラムネなどで糖分補給
  • リラックスできる音楽を聴く
  • マインドフル瞑想をする など

しっかりと休憩をしたあと、次の試験科目の苦手分野や苦手な知識を最終確認し、試験に向けて準備を整えましょう。

また、CBT/PBT試験 受験者ポータルサイトでは、CBT試験の体験版が試せるため、画面構成や操作感を確認してください。

【おすすめの記事】
FP試験に導入された「CBT試験」とは?特徴や注意点を解説!

FP試験の時間配分で失敗しない!合格をつかむ2つの学習ポイント

日々の学習ポイントを取り入れ、FP試験の合格を目指しましょう。

①常に時間を計って問題を解く習慣をつける

時間配分で失敗しないために重要かつ効果的なポイントは、普段の学習段階から常に時間を計って問題を解く方法です。

「試験終了まであと10分しかない…」と焦り、ケアレスミスにつなげないよう、日頃から時間を計っておきましょう。

具体的な実践方法を紹介するので、ぜひ試してみてください。

  1. 時間を気にせず、正確に解く

知識を定着させるため、時間は気にせず、1問1問を正確に解いていきましょう。

  1. 本番と同じ制限時間で解く

一通り学習が進んだら、過去問演習の際には本番と同じ制限時間を設定します。スマホやキッチンタイマーを使い、緊張感のある環境を自分で作り出しましょう。自分が時間内に解き切れるのか、それとも時間が足りないのかを把握します。

  1. 制限時間を短縮して解く

時間内に解き切れるように、練習を繰り返します。試験時間の9割程度まで時間を短縮できれば、見直しの時間を確保できるでしょう。

②自分の解答ペースを把握する

時間管理をするためには、自分自身の得意・不得意、それぞれにかかる時間を客観的に知る必要があります。

例えば、分野別の正解率や解答時間、間違えた問題や理由(知識不足・計算ミス・読解ミスなど)を明確にするといいでしょう。

「資産運用が苦手」「税金の計算問題は特に時間がかかる」などを数字として把握できるため、強化すべき点が分かります。

時間がかかっている上に正答率も低い分野は、インプット学習に戻って根本的な知識を固め直す必要があるでしょう。

一方、正答率は高いものの時間がかかる分野は、問題演習の量を増やすなどの具体的なアクションプランを立てられます。

自己分析を進めれば、非効率な学習から抜け出せ、効率的な学習が可能です。

独学での時間管理が不安なら「FPキャンプ」が最適

自己管理の難しさを感じている人に最適なのが、人気FP解説系YouTuberのほんださんが運営する「FPキャンプ」です。

本質理解が、結果的に解答スピードを上げる

FPキャンプの特徴は、丸暗記に頼らない、本質的な理解を重視した学習方法にあります。

FPキャンプでは、「なぜこのような制度が生まれたのか」という背景や仕組みから丁寧に解説するため、応用力も会得可能です。

本質から理解していれば、問題の形式が異なっていても、答えを考えて導き出せます。暗記量を減らせる点は、FP試験を突破したい人にとって大きなメリットでしょう。

【おすすめの記事】
FP解説で人気のほんださんが運営!FPキャンプの特徴・料金・口コミを徹底調査

圧倒的な合格実績が信頼の証

FPキャンプが提供するコンテンツの質の高さは、合格実績にもはっきりと表れています

2級FP技能士試験(2025年1月実施)の合格率を、全体平均とFPキャンプ生で比較しました。

対象試験全体平均FPキャンプ生
学科試験
日本FP協会・きんざい
31.6%87.8%
実技試験日本FP協会
(資産設計提案業務)
48.8%92.6%
実技試験きんざい
(個人資産相談業務)
45.1%89%
実技試験きんざい
(生保顧客資産相談業務)
43.1%100%

このように、FPキャンプ生の合格率は全体平均を上回っており、学習コンテンツの質の高さが分かります。

FPキャンプで効率的に試験対策を進め、最短合格を目指しましょう。詳しい情報は、FPキャンプの公式サイトをご覧ください。

忙しい人や勉強が苦手な人にも、FPキャンプはおすすめです!

時間を味方につけて、FP試験を突破しよう

FP試験は、知識量を問われるだけではありません。限られた時間の中で、いかに自分の持つ知識を正確に、スピーディにアウトプットできるかを試される試験です。

時間との戦いを制するためには、行き当たりばったりの学習ではなく、戦略的な準備をしなければなりません。

時間配分で失敗しないためには、日頃から時間を計る習慣をつけ、自分の解答ペースを客観的に把握して弱点を克服し、合格をつかみましょう。

「何から勉強すればいい?」「質の高い教材で勉強したい」と感じるなら、「FPキャンプ」がおすすめです。

ほんださんをはじめとする専門講師陣が作り上げた、実績豊富な学習コンテンツでサポートします。

本記事で紹介したポイントを参考に、日々の勉強方法を工夫し、よりスマートかつ効率的にFP資格を取得してはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次