【FP1級学科試験 合格体験記/ 岩本 壮太様インタビュー】

FP1級受験のきっかけ

現在、銀行員の営業担当として働いています。日商簿記1級を取得したことで、企業の財務面に対する理解はかなり深まりました。一方で、中小企業の経営者の方が抱える個人としての悩みや、資産・相続・ライフプランに関する相談に対して、十分に踏み込んだ回答ができないことに課題を感じていました。

そこで、FP1級レベルの知識を身につけることで、法人・個人の両面からより高度な提案ができる営業担当になりたいと考え、FP1級に挑戦することを決めました。

学習スケジュールと活用教材

1月試験の反省から、学習時間と重点分野を組み直し

FP1級の受験は2025年12月に決意しており、2026年1月試験の時点で、次の5月試験を本命にすることは心の中で決めていました。ただ、計算問題を極めてから臨もうと考えていた1月試験で、集中的に取り組んだはずの計算問題でも思うように得点できなかったため、改めて学習スケジュールを組み直すことにしました。

具体的には、平日は1時間30分、休日は予定がある日でも4時間は学習時間を確保できるように調整しました。学習内容についても、ただ漫然と進めるのではなく、自分が苦手な分野や、解くのに時間がかかる問題に重点的に取り組むようにしました。

  • テキスト:1級FP技能士(学科)合格テキスト(ビジネス教育出版社)
  • 問題集:FPキャンプ公式問題集『TEPPEN Vol.1』『TEPPEN Vol.2』(LEC出版)
  • 模試:当たる!直前予想模試(LEC出版)
  • オンラインサービス:FPキャンプ

特に問題演習の量の少なさを課題と捉えていたので、TEPPENの反復演習を意識していました。

学習の工夫とモチベーション維持法

応用編で高得点を狙うため、計算問題に徹底集中

とにかく計算問題を数多くこなし、応用編で高得点を取ることにこだわりました。基礎編についても、計算問題は確実に取り切れるよう、TEPPENを何度も活用して復習しました。

穴埋め問題や4択問題については、できるだけ効率よく取り組むことを意識しました。計算問題の復習でテキストを開いた際に、関連する知識もあわせて確認したり、何度も出題されている問題に絞って演習したりすることで、限られた時間の中でも得点につながりやすい学習を心がけました。

また、あえてスキマ時間には勉強を詰め込みすぎず、本腰を入れて勉強する時間に集中力を高められるようにしていました。

同じ目標を持つ仲間がいない中、周囲の応援を力に変える

一番大変だったのは、同年代で同じ目標に向かっている人が周囲に少なかったことです。仕事の環境的にもかなり厳しい中で難関資格に挑戦していたため、その大変さを周囲に理解してもらいにくく、モチベーションを維持するのが難しいと感じる場面がありました。

そこで、同じ目標を持つ仲間と励まし合うのではなく、周囲に応援してもらう方向に考え方を切り替えました。自分がFP1級に挑戦していることや、努力していることを同期や上司に伝えるようにしたところ、次第に応援してもらえるようになり、精神的な負担はかなり軽くなりました。

新人としての仕事時間を優先しながら、家族との時間を削って学習へ

家族との時間はかなり犠牲にしたと思います。一方で、会社の同期や先輩たちとの時間は、自分がまだ新人であることもあり、最も優先すべきものだと考えていました。

その中で勉強時間を確保するためには、どうしても家族と過ごす時間を削らざるを得ませんでした。その結果、誰よりも朝早く家を出て、誰よりも遅く帰るような生活がしばらく続きました。

FP1級の過去問を解けるアプリは、非常に役立ちました。基礎編の問題演習量を確保するために、電車やバスの移動中にさっと取り組み、少しの時間でもすぐに開いて学習できた点が良かったです。また、類似問題や過去の出題回数も表示されるため、頻出度を意識しながら取り組むことで、学習に濃淡をつけることができました。

加えて、勉強するタイミングや内容をあらかじめテンプレート化し、「何を勉強しようか」と迷う時間を極力減らすようにしていました。迷わず学習に入れることで集中力も高まり、不安感も減ったと思います。

計算問題を軸に、TEPPEN・動画・アプリを使い分けて本番に間に合わせる

基礎編

  • まずは、計算問題を確実に正解できるようにすることを意識して取り組みました。TEPPENの計算問題は、自力で解き切れるようになるまで反復しました。1〜2周目は全問題を解き、3周目以降は間違えた問題や苦手な問題に絞って取り組むことで、効率よく進めるようにしました。最終的には、4周目の時点でほぼすべての問題を理解できている状態に仕上げることができました。

    4択問題については、TEPPENを一通り解いた後、テキストで出題箇所を読み込みました。先に問題を解くことで、膨大なテキストの中でも重要な部分を意識しながら読むことができたと思います。机に向かえるときはTEPPENで演習し、移動中は基本的にアプリで過去問をひたすら解いていました。FPキャンプの模試の時点ではまだ半分程度の進捗でしたが、本番までには十分間に合わせることができました。

応用編計算問題

  • 応用編では、まず計算問題に最優先で取り組みました。進め方は基礎編の計算問題と同様です。意識していたのは、「基礎編」「応用編」という区分ではなく、自分の中で「計算問題」と「暗記問題」に分けて学習することでした。

    まずFPキャンプの動画で解説を確認し、その後にTEPPENの問題を解く、という流れで進めました。こちらも反復を重ね、4周目の時点ではほとんどの問題を完璧に解き切れる状態になっていました。

    結果として、FPキャンプの模試の時点では、穴埋め問題は半分程度の出来でしたが、計算問題は9割近く得点できる完成度まで高めることができました。

応用編穴埋め問題

  • 穴埋め問題については、動画を視聴した後にTEPPENを一通り解きました。この流れは、基礎編の4択問題に取り組んだときと同様です。先に問題を解き、その後にテキストを読むことで、重要な箇所を意識しながら読み進めることを心がけました。

    特別に穴埋め問題だけの対策を重点的に行ったわけではありませんが、計算問題を復習する中で関連する内容を確認したり、4択問題を解く過程で穴埋めにも出ていた論点を意識したりしながら、少しずつ知識を補強していきました。

FPキャンプの模試と、ほんださん監修の市販模試を解いた感触としては、いずれも合格点を確保できていたため、大きなミスをしなければ合格できるのではないかと思っていました。

一方で、仕事の関係でどうしても十分な勉強時間を確保できず、演習量が少ない点には不安がありました。そのため、計算ミスや4択問題のひっかけにやられないよう、最後まで手を動かして勉強することを意識して取り組みました。

試験が難化傾向にあるという話もよく聞いていたため、単に合格点を目指すのではなく、7割を安定して取れる状態を目標に学習を進めていました。

基礎編については、過去問や模試と比べると出来が悪かったという印象でした。肌感覚としては50〜60点くらいで、完璧に絞り込めた問題が少なかったため、合理的に考えながら解答を導いていく場面が多かったです。もう少し自信を持って解答できるように、演習量を増やしておけばよかったと感じました。

応用編については、A分野がまったく解けなかったことで焦りはありました。ただ、これまで一番力を入れてきた計算問題については、「どの問題が出ても対応できる」という自信を持って臨んでいたため、他の分野で立て直すことができました。

特に相続の問題は、解きながら難問だと感じましたが、自分自身が何度も練習してきた論点であり、最後まで解き切ることができました。そのため、応用編全体としてはある程度手ごたえがありました。

全体としては、基礎編の下振れを応用編でどれだけカバーできているかが、合否を分けるだろうという印象でした。

計算問題への集中・毎朝のルーティン・周囲への宣言で合格を引き寄せる

  1. 試験を「計算問題」と「暗記問題」に分けて考えたこと
    これまで勉強をしてきた経験上、計算問題を安定して正解できる人は、試験において強いと感じていました。そこで、まずは計算問題を盤石にすることに一点集中し、その過程で関連する周辺知識を拾いながら、暗記問題の知識も少しずつ積み上げていきました。結果的に本番でも、その考え方どおりに得点を重ねることができ、安定した成績につながったと思います。

  2. 学習ルーティンを崩さなかったこと
    前日に何があっても、平日は7時~8時まで必ず勉強すると決めていました。お客様との会食があった日も、同僚の送別会があった日も、そのルーティンだけは崩さずに続けました。平日は計算問題に絞り、土日は計算問題に加えてテキストを読み、気になった知識を補強する。この流れを自分の中で決め、「この進め方で大丈夫」と信じて、迷わず学習を続けられたことが良かったと思います。

  3. 周囲に自分の挑戦を発信していたこと
    難しい試験に挑戦していると、不合格になったときのことや途中で諦めたときのことを考え、合格するまでは周囲に黙っておこうと思う人も多いと思います。しかし、それでは心のどこかに逃げ道を作ってしまい、甘えが出てしまうと感じました。

    そこで私は、会社の人たちに対して「今FP1級に挑戦していて、5月試験で学科試験を突破し、秋に実技試験に合格するつもりです」と積極的に発信していました。そうすることで後に引けない状況を作り、自分自身の中で勉強に向き合う覚悟を固めることができました。難関試験に挑戦するには、それくらいの気持ちが必要だと考えていたため、あえて自分を追い込む環境を作ったことが合格につながったと思います。

FPキャンプについて

最初にFPの勉強を始めようと思ったとき、ほんださんのYouTube動画がおすすめに出てきたことがきっかけです。私は、自分一人で学ぶよりも、人から教わった方が効率よく、より深く理解できるタイプだと感じていたため、まずは動画を見てみることにしました。

実際に視聴してみると、勉強に対する考え方、特に理解をベースにして学習を進める方法が自分にとても合っていると感じました。そこで、3級から1級まで同じ方法で学び続けたいと思い、FPキャンプを利用することにしました。

講義動画で最初の取っかかりをつかみ、その後は反復演習で定着へ

まずは講義動画をすべて視聴しました。使用するテキストについても、何度も見返せるようにiPadに取り込み、書き込みをしながらデータで保存していました。

勉強は最初の取っかかりが特に大事だと思っているため、そこをFPキャンプのコンテンツで乗り越えさせていただきました。その後の演習は基本的に自分で反復して進め、情報を整理したり振り返ったりする際に、FPキャンプの講義やメモした内容を見返していました。

基礎固めの「FP完全講義Premium」や「基礎編テーマ解説講座」から、応用編計算問題の解説動画、穴埋め解説動画・ドリルまで、ほぼすべてのコンテンツが役立ちました。

学習の初期段階を自力だけで進めるのは難しいため、そこを乗り越えるためにFPキャンプを活用しました。最初は誰でも難しく感じますし、どこが重要で、どこがよく出るのかも分かりません。その点、ほんださんの解説を聞くことで、重要度の濃淡や力を入れるべきポイントを意識しながら勉強できました。

情報も分かりやすく整理されており、PDFで保存できるため、iPhoneやiPadですぐに見返せる状態にできた点も非常に良かったです。

直前対策ライブ講義は、ライブならではの臨場感で本番を意識した学習ができる

本番試験での気持ちを想像しながら受講できたことが良かったです。ライブで受けることで臨場感があり、試験本番に向けて気持ちを高めることができました。

また、直接質問できるコーナーもあったため、他の受講生がどのような悩みを抱えているのかを知ることができ、非常に興味深かったです。模試も基本的な問題が中心だったため、自分の基礎力を確認でき、今後の学習の指標にすることができました。

特に役立ったのは模擬試験です。実際に本番形式で問題を解く機会があまりなかったため、とても良い練習になりました。

基本的な問題が中心だったので、「ここを確実に押さえて基礎力を高めることが大切だ」と意識するきっかけにもなりました。また、1か月前と試験直前に解き直すことで、ラストスパートの時期に自分がどれだけ成長できたかを確認することもできました。

FPキャンプは理解ベースで迷わず進められる、信じて使い切れる学習コンテンツ

非常に満足しています。講義動画はとても分かりやすく、自分に合った「理解ベース」の学習だったため、無理なく進めることができました。

テキストも無駄が少なく、重要論点に絞られていたため、あれこれ目移りせず、本当に必要な知識を身につけることができたと感じています。他の教材やコンテンツはほとんど利用しませんでしたが、それでもFPキャンプの質が非常に高かったため、最後まで信じて学習を続けることができました。

新卒でも無理なく続けられる価格で、内容にも十分満足

ちょうどよい価格設定だと感じています。新卒の自分でも無理なく支払える金額でありながら、コンテンツの内容にも十分満足できたため、コストパフォーマンスは高いと思います。

非常に満足しています。FPキャンプのコンテンツと、ほんださんの学習方法を信じて取り組んだことで、学科試験を突破することができたからです。何をどのように勉強すればよいか迷うことが少なく、最初から最後まで合格までの道筋が見えやすいコンテンツだったため、とても進めやすかったです。内容も過不足なく充実しており、総合的に高い満足度でした。

現在は、1日1回は動画を視聴し、インプット学習を進めています。まずは講義を通じて知識を整理し、テキストへの書き込みを充実させたうえで、最終的には紙に出力して本番に備えたいと考えています。アウトプットについては、FPキャンプの直前対策コンテンツの読み込みと練習に加え、LINEグループでよく話題に上がっている先生のテキストも活用しながら、実技試験に向けて準備を進めていく予定です。

相続・税制まで直接案内できる銀行員に。将来は知識を教える立場も目指したい

現在は銀行の営業担当として働いているため、中小企業の経営者の方などに対して、相続や税制について自分自身が直接案内できるようになりたいです。将来的には銀行の本部で勤務し、若い世代や学習意欲の高い人たちにFPや簿記の知識を教えるような仕事にも携わりたいと考えています。自分が身につけた知識を周囲に伝え、より専門性の高い人材を育成していける立場を目指したいです。

ストイックにやり切った経験が、次の挑戦への自信に

自分に厳しく、ストイックな生活を続ける力があると確認できたことは、大きな収穫でした。今後ほかの資格に挑戦するときにも、今回の結果を自信に変えて頑張れると思います。また、勉強を継続する習慣を身につけることもできたため、今回の経験は次の挑戦にもつながるものだと感じています。

受講生へのメッセージ

FP1級は難関資格と呼ばれていますが、きちんと計画を立て、適切な努力を続ければ合格を目指せる試験だと思います。FPキャンプのコンテンツと自分の勉強スタイルを信じて、迷わず合格まで突き進むことが何よりも大切です。仕事や勉強で忙しい方も多いと思いますが、やり切ったときの達成感や、そこで得られる知識、勉強を続けた経験は大きな財産になります。自分に自信を持ち、「絶対に合格する」という覚悟を持って、ぜひ取り組んでみてください。若輩者で恐縮ですが、皆様が最高の結果を得られるよう心より願っています。

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