
24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、24万人以上の登録者を獲得。
2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2023年9月のFP1級試験では約15%の受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格も保有している。
「金融政策と財政政策の違いがよくわからない…」「FP試験でよく出るっていうけど、具体的にどんな問題が出るんだろう?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?特に、日銀の金融政策はニュースでもよく耳にする「異次元の金融緩和」など、専門用語が多くて理解するのが難しいですよね。
そこで、今回は金融政策と財政政策の基本を、図解を交えながら分かりやすく解説していきます。
FP2級試験対策にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

金融政策と財政政策って、名前が似ていて混乱しちゃいます…試験でしっかり区別できるか不安です。



安心してください!この講義で、金融政策と財政政策の違いをしっかり理解し、試験で自信を持って解答できるようになりましょう!


金融政策:日本銀行の役割と目的(FP2級対策)




物価安定と経済の健全化:金融政策の目標
日本銀行(日銀)が行う金融政策の目的は、物価の安定と経済の健全化です。
日銀総裁の気まぐれで政策を決めているわけではなく、明確な目的を持って金融政策を実行しています。
これは金融・経済の基礎知識として非常に重要です。
なぜ物価安定が重要なのか?:ハイパーインフレのリスクと対策
物価が不安定だと、私たちの生活に大きな影響が出ます。
例えば、ティッシュペーパーが今日200円だったのに、明日1,000円、明後日2,000円になったら大変ですよね。
急激な物価上昇は、日本円の価値を低下させ、経済を混乱させます。
このようなハイパーインフレを防ぐために、日銀は物価の安定を目指しているのです。
緩やかな物価上昇は問題ありませんが、急激な上昇は避けなければなりません。



ハイパーインフレって怖いですね…金融政策でどう防ぐのでしょうか?



これから説明する公開市場操作が重要な役割を果たします。しっかり学んでいきましょう!
金融政策の手段:公開市場操作(オペレーション)
公開市場操作(オペレーション)とは?:債券による景気調整メカニズム
日銀は、公開市場操作(オペレーション)という手段を使って景気を調整しています。
これは、日銀が国債の売買を通じて市場のお金の量を調整する仕組みです。
オペレーションには、景気が悪い時に実施する買いオペレーション(買いオペ)と、景気が良すぎる時に実施する売りオペレーション(売りオペ)の2種類があります。
買いオペレーション:デフレ対策と景気刺激策
買いオペレーションでは、日銀が銀行から国債を買い取ります。
これにより、市場にお金が供給され、銀行は企業へお金を貸し出しやすくなります。
結果として金利が下がり、企業の設備投資などが活発化し、景気が回復に向かう効果が期待できます。
つまり、金融緩和策と言えるでしょう。
買いオペレーションの仕組み:銀行への資金供給と金利への影響
日銀が銀行から国債を買い取ると、銀行の手元には現金が増えます。
銀行は、このお金を企業に貸し出すことで利益を得るため、金利を下げて貸し出しを促進しようとします。
企業にとっては、低い金利でお金を借りやすくなるため、設備投資などを積極的に行うようになり、景気が刺激されるのです。
主体 | 行動 | 結果 |
---|---|---|
日銀 | 銀行から国債を買う | 銀行にお金を供給 |
銀行 | 企業にお金を貸す | 金利低下 |
企業 | 設備投資を増やす | 景気回復 |
売りオペレーション:インフレ抑制と景気調整
売りオペレーションは、景気が過熱し、物価が上がりすぎている時に実施されます。
日銀が国債を銀行に売却することで、市場のお金が吸収され、金利が上昇します。
これにより、企業の投資意欲が抑制され、物価上昇が落ち着く効果が期待できます。
つまり、金融引き締め策と言えるでしょう。
売りオペレーションの仕組み:銀行からの資金吸収と金利への影響
日銀が銀行に国債を売却すると、銀行の手元から現金が減ります。
銀行は貸し出しに回せるお金が少なくなるため、金利を上げて資金を集めようとします。
企業にとっては、高い金利でお金を借りづらくなるため、投資を控えるようになり、景気の過熱が抑制されるのです。
主体 | 行動 | 結果 |
---|---|---|
日銀 | 銀行に国債を売る | 銀行からお金を吸収 |
銀行 | 企業への貸出を減らす | 金利上昇 |
企業 | 設備投資を減らす | 景気抑制 |



買いオペと売りオペの違いが、図解でよく分かりました!



金融政策のメカニズムを理解することが重要です。繰り返し復習して、試験に備えましょう!
金融政策:金融緩和と金融引き締めの効果


金融緩和:景気回復のための施策
金融緩和とは、買いオペレーションのように、市場にお金を供給することで金利を下げ、景気を刺激する政策です。
企業の投資や個人の消費を活発化させ、景気回復を目指します。
金融引き締め:物価安定のための施策
金融引き締めとは、売りオペレーションのように、市場からお金を吸収することで金利を上げ、景気の過熱を抑える政策です。
物価の安定を図ることを目的としています。



金融緩和と金融引き締め、名前から効果が想像しやすいですね!



その理解でバッチリです!金融政策の基本をしっかり押さえましょう。
財政政策:政府による経済への影響


財政政策とは?:歳入・歳出調整による景気対策
財政政策は、政府が歳入(税金など)と歳出(公共事業など)を調整することで経済に影響を与える政策です。
金融政策が市場のお金の量を調整するのに対し、財政政策は政府の予算を使って直接的に経済をコントロールします。
金融政策は日銀、財政政策は政府の管轄という点をしっかり覚えておきましょう。
FP試験では、この違いを問う問題が出題されることがあります。
金融政策との違い:中央銀行と政府の役割分担
金融政策は中央銀行である日銀が担当し、市場の金利や通貨供給量を調整することで景気に間接的に影響を与えます。
一方、財政政策は政府が担当し、税金や政府支出を通じて直接的に経済に影響を与えます。
両者は相互に補完し合いながら経済の安定を図っています。



政府と日銀の役割分担、試験で聞かれそうですね!



その通りです!しっかり理解しておきましょう。
財政政策の具体例:減税・増税と公共事業
不景気対策:減税と公共事業による景気刺激
不景気の際には、政府は減税や公共事業の拡大などの財政政策を行います。
減税によって個人の可処分所得が増加し、消費が活発化します。
また、公共事業によって雇用が創出され、景気を下支えする効果が期待できます。
例えば、道路や橋などのインフラ整備は、建設業の雇用を生み出し、景気刺激につながります。
好景気対策:増税による景気抑制効果
好景気の際には、政府は増税などの財政政策を行います。
増税によって個人の可処分所得が減少し、過熱した消費を抑える効果が期待できます。
また、インフレの抑制にも繋がります。
例えば、消費税の増税は、物価上昇を抑える効果があるとされています。



減税と増税の効果、実生活と結びつけて考えると分かりやすいですね!



素晴らしいですね!実例を交えて理解することで、記憶にも残りやすくなります。
まとめ:金融政策と財政政策の要点(金融・経済の基礎知識)
金融政策:日銀による公開市場操作と景気への影響
金融政策は、日銀が公開市場操作(買いオペ、売りオペ)を通じて市場の金利や通貨供給量を調整し、景気に間接的に影響を与える政策です。
景気が悪い時は金融緩和、景気が良すぎる時は金融引き締めを行います。
財政政策:政府による歳入歳出調整と景気への影響
財政政策は、政府が歳入と歳出を調整することで直接的に経済に影響を与える政策です。
景気が悪い時は減税や公共事業の拡大、景気が良すぎる時は増税などを行います。



金融政策と財政政策の違い、 finally 分かりました!



おめでとうございます!これでFP試験もバッチリですね!

