
25年1月試験 動画を見ただけで勉強した気になり演習量が足りず実技試験に不合格
25年4月CBT試験 学習時間を確保できる環境を作り、手を動かして頻出問題をやり込むことで合格
やのし様 48歳・派遣社員
受検回数:3回目
もっとお金の事を深く学びたいとFP2級受験を決意
元来、楽しく学ぶことが好きで、複数の派遣業務に従事する傍ら、スキマ時間を活用しながら学習を続けています。年齢を重ねるにつれて、もっとマネーリテラシーを高めて、お金のことで困らない人生を送りたいと思うようになり、FP3級試験を受けることにしました。学科試験と実技試験では、学科試験のほうが難しく、用語や数字を覚えるのに苦労しましたが、実技試験はほぼ動画を見るだけでの学習で、学科・実技ともに合格することができました。
24年3月に3級に受かると、もっとお金のことについて深く学びたいと思い、2級にチャレンジすることにしました。5月試験で学科試験に合格した後、25年1月の実技試験に向けて24年11月頃からFPキャンプを利用して学習を再開しました。
スキマ時間を利用し学習を進めるも、あと一歩合格には及ばす
平日の朝は出勤するまでFPキャンプの講義動画を見て、通勤の電車では過去問を解きました。さらに、会社の最寄りの駅からオフィスまで歩く15〜20分間に、〇✕・穴埋め問題の読み上げ動画を耳学しました。計算問題は動画を見ながら、自分でも手を動かして問題を解き、その後動画を見ずに問題を解きました。その結果、試験前は問題を見ただけで計算パターンが浮かぶものもあれば、何回やっても「?」となる問題がありました。〇✕・穴埋め問題は、次の問題と答えが分かるようになるくらいFPキャンプの読み上げ動画を何回も聞きました。
自分なりにしっかりと準備を進める一方、試験が近づくにつれて、理解できてない内容がまだまだあることに気づき、自信がどんどんなくなる中、試験日を迎えました。試験中の手ごたえもあまりなく、結果57点とわずかに合格ラインに届きませんでした。
1月試験で合格に至らなかった3つの要因
不合格の要因① 実際に手を動かす問題演習の少なさ
振り返ってみると、合格に至らなかった要因は大きく3つあります。
1つ目が、問題演習の少なさです。動画だけ見て合格した方の体験記を読んで、自分も同じ方法で合格できると思い込んで勉強した気になっていました。動画を見るだけでも多少の知識はつくと思いますが、実際に手を動かして問題を解かないため、今どのくらいの知識が身に着いているのかが分からず、自分が問題を解けないことに気づくのに時間がかかりました。
不合格の要因② 苦手分野に対するモチベーションの低さ
2つ目が、苦手分野に対するモチベーションの低さです。
24年5月試験で学科試験に合格した直後は、「次は実技だ!」という気持ちで勉強を継続できたのですが、次第にやる気が低下して、たまに問題をみても、試験直後で解ける問題もあり、解けない分野に意識が向きませんでした。分からない問題もテキストを見たら思い出すので、新しい知識を習得している手応えがなかなか持てませんでした。
不合格の要因③ 職場環境の変化に伴う学習時間の減少
最後が、職場環境の変化に伴う学習時間の減少です。
23年11月から24年5月までは、自宅から近くの会社に通っていたので、働きながらでも勉強する時間を確保できていたのですが、24年7月と12月に勤務先が変わって、勤務時間と通勤時間が増えて勉強に充てられる時間が減りました。また、新しい業務内容を覚えることや職場環境に慣れるのにエネルギーを使いきってしまい、勉強する余力が残っていませんでした。
学習の改善と合格までの道のり
学習時間を確保できる環境を作り、頻出問題をやり込むことで合格
4月のCBT試験に向けて、まず実技試験の問題を前回より多く解きました。あまり出ない問題とよく出る問題があることが次第に分かるようになりましたので、頻出問題を中心に解けるようになるまでやり込みました。加えて、モチベーションがずっと上がらなかったので、勉強以外でやりたいことがあったら我慢せず時間を使いました。その過程で「このままじゃまた落ちる」と思って勉強したくなったら、学習に取り掛かるというようにゆるい気持ちで取り組みました。さらに、学習時間が確保できるよう、勤務地を変更して、自宅に近く勤務時間が短いところで働くことにしました。
その結果、初のCBT試験においても、見たことがない問題もなく、紙のテストより簡単に感じることができ、25年4月の試験で無事に合格することができました。
やのし様の4月のCBT試験に向けた学習の詳細や工夫、FPキャンプの活用方法、合格の要因などは、こちらの合格体験記をご覧ください。
『不』/合格体験記で先輩の挑戦から学ぶ
FPキャンプONE TEAMプロジェクト
『不』/合格体験記
FP2級試験は近年、回を経るごとに難易度が上がってきており、学科試験・実技試験ともに、平均すると約半数が不合格になる狭き門です。
今回残念ながら不合格となったものの、次回も不屈の精神でリベンジされる方を応援したいー
FPキャンプはそんな想いで「『不』/合格体験記」を開始しました。
過去の自分と真摯に向き合い、足りなかった部分はどこか、試験勉強のどこに問題があったのか。
そして、受講生の皆さんが自らの課題をどのように克服し、合格に至ったのか。
その軌跡をまとめたのがこの『不』/合格体験記です。合格体験記の内容はこれまでの勉強経験や学習環境が異なることから、すべての受検生が一律に真似できるものばかりではありませんが、『不』/合格体験記に書かれた内容は今後2級試験を受検するすべての皆さんの参考となるものばかりです。ぜひこの「先輩の声」をもとに、2級試験の合格に向けて正しい努力を続けてほしいと思います。
「受講生全員を必ず合格までお連れする」
このモットーに則り、FPキャンプは悔しさを乗り超えて挑戦する受講生の皆さんを心より応援します。