【不/合格体験記】福井 寛人様

25年1月試験
基礎編は詰めが甘く、応用編は計算問題の苦手分野を克服できず不合格


福井寛人様 45歳・公務員
受検回数:3回目

目次

2級試験に合格した後、「ここで終わりたくない、最上位の1級にも挑戦したい」という気持ちが芽生え、チャレンジすることにしました。2級の知識が薄れないうちに、1級試験に向けて本格的な学習を始めました。

2025年1月試験に向けて、平日は週2~3回、1~2時間ほど学習し、休日は4時間程度の勉強時間を確保しました。FPキャンプを受講していたため、平日は基礎編対策として講義動画の視聴や、過去問サイトで4択問題の演習を行い、休日は応用編の計算問題を中心に取り組みました。応用編の計算問題は、解説動画を見た後に、問題集を繰り返し解き、さらに5年分の過去問に時間を計って挑戦。穴埋め問題については、解説動画を一通り視聴した後、通勤時間に音声ファイルを毎日聞くことで理解を深めていきました。

試験直前には不安もありましたが、これまでに費やしてきた時間や繰り返した過去問のおかげで、「今回は勝負できるのでは」と手応えを感じていました。実際、会場での緊張感を感じながら挑んだ前回の試験(2024年9月)よりも落ち着いて臨むことができ、応用編も最後まで書き切れました。自己採点をするまでは「ぎりぎり受かっているかも」と思っていましたが、結果は115点。合格には5点足りず、悔し涙を流しました。

不合格の要因 ① 基礎編の取り組み方が甘かった

振り返ると、不合格の原因は大きく3つあったと思います。
1つ目は基礎編への取り組みが甘かったことです。過去問を何度も解いて正答率は上がったものの、選択肢のパターンを覚えてしまい、正解が分かると他の選択肢を読み飛ばすなど、曖昧な理解のままにしてしまっていた点が反省点です。

不合格の要因 ② 応用編計算問題の苦手分野を克服でき

2つ目は、応用編の計算問題において、苦手分野の克服が不十分だったことです。法人税・個人事業主に関する第3問や、遺産相続・株式贈与が出題される第5問など、特定の分野に苦手意識を持ったまま本番を迎えてしまいました。結果的に苦手な問題が出題され、得点を伸ばせませんでした。

不合格の要因 ③ 穴埋め問題を耳学だけで分かった気になってきた

3つ目は、応用編の穴埋め問題に対する取り組みです。通勤時間を活用して音声を聞き続けていましたが、間違っても「そうだったな」と流してしまい、なぜ間違えたのかを深掘りせず、理解したつもりになっていたと思います。

学習の改善と合格までの道のり

基礎編はTEPPENを活用して一問ごとに間違いの理由を説明できるまでやりこむ
応用編計算問題は瞬時に解答プロセスが浮かぶまで演習を重ね苦手分野を克服

この経験をもとに、次回の試験では徹底した弱点の分析と克服に取り組みました。特に基礎編では、FPキャンプ公式問題集「TEPPEN」を使い、一問一答形式で○×問題に集中して取り組みました。「なぜ間違えたのか」を説明できるようになるまで、徹底的に復習を重ねました。

応用編では、計算問題の苦手分野をなくすことを意識しました。不動産分野の譲渡所得の特別控除や相続税評価額の計算が苦手だったため、繰り返し動画を視聴し、問題演習を重ね、どんな問題が出てもすぐに解答の道筋が浮かぶまで練習をしました。

途中、「これだけ頑張ってまた落ちたらどうしよう」という不安に襲われることもありました。しかし、家族の励ましや合格した自分の姿を想像することで前向きな気持ちを保ち、FPキャンプの合格祝賀会に参加することを目標に「絶対合格する」という強い意志を維持しました。

その結果、2025年5月試験で見事合格を勝ち取ることができました。

福井様の5月試験に向けた学習の詳細や工夫、FPキャンプの活用方法、合格の要因などは、下記の合格体験記をご覧ください。

『不』/合格体験記で先輩の挑戦から学ぶ

FPキャンプONE TEAMプロジェクト
『不』/合格体験記

FP1級学科試験は、合格率が平均10%の狭き門です。

今回残念ながら不合格となったものの、次回も不屈の精神でリベンジされる方を応援したいー
FPキャンプはそんな想いで「『不』/合格体験記」を開始しました。

過去の自分と真摯に向き合い、足りなかった部分はどこか、試験勉強のどこに問題があったのか。
そして、受講生の皆さんが自らの課題をどのように克服し、合格に至ったのか。

その軌跡をまとめたのがこの『不』/合格体験記です。合格体験記の内容はこれまでの勉強経験や学習環境が異なることから、すべての受検生が一律に真似できるものばかりではありませんが、『不』/合格体験記に書かれた内容は今後1級試験を受検するすべての皆さんの参考となるものばかりです。ぜひこの「先輩の声」をもとに、1級学科試験の合格に向けて正しい努力を続けてほしいと思います。

「受講生全員を必ず合格までお連れする」
このモットーに則り、FPキャンプは悔しさを乗り超えて挑戦する受講生の皆さんを心より応援します。

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