
24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、32万人以上の登録者を獲得。
2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2025年9月のFP1級試験では48%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。
仕事に家事に追われる毎日の中で、資格取得を目指して勉強時間を確保するのは簡単ではありません。
「今日も疲れてテキストを開けなかった」と自分を責めて、モチベーションを失ってしまう人も少なくないでしょう。
しかし、社会人が合格のために必要なのは、机に向かう長い時間ではなく、学習の質を高める工夫です。
本記事では、忙しい社会人がFP試験に合格するための具体的な時間術と、勉強を継続させるコツを解説します。
効率的な学習法を取り入れ、無理なくスキルアップをつかみ取りましょう。

勉強するだけで合格点!社会人の平均勉強時間は1日13分
勉強時間を確保できていない場合、「今日も勉強できなかった…」と自己嫌悪になるでしょう。
しかし、日本の社会人は多くの人が勉強していないのが現実です。
総務省統計局が実施した「令和3年社会生活基本調査」によると、就業者が「学習・自己啓発・訓練」にあてる時間は、1日平均13分でした。
「勉強しなければ」と思い、通勤電車の中でテキストを1ページでも開いたなら、その時点で平均を超えているといえます。
社会人にとって勉強時間を確保できないのは当たり前であり、少しでも行動している自分をまずは認めてあげましょう。
自己肯定感を高めることが、長く苦しい受験勉強を乗り切るための第一歩です。
勉強時間を確保できない5つの理由
勉強の邪魔をしている根本的な原因を分析し、自身の状況と照らし合わせてみましょう。
①仕事の疲れや寝不足
もっとも大きな要因は、日中の仕事による疲労です。
FP試験の勉強は脳を使いますが、仕事ですでに脳のリソースを使い果たしている状態では、余裕がありません。
残業続きで睡眠時間が削られている場合、脳のパフォーマンスは低下してしまうでしょう。
眠気と戦いながら机に向かっても、内容が頭に入らず、同じ行を何度も読み返す羽目になります。
時間の浪費だけでなく、さらなるストレスを生む悪循環です。
②心に余裕がない
物理的な時間不足以上に厄介なのが、精神的な余裕のなさです。
仕事のプレッシャー、将来への不安、人間関係のトラブルなど、社会人は常にストレスにさらされています。
心に余裕がない状態では、勉強への集中力が高まりません。
「勉強しなければならない」という義務感自体が新たなストレスとなり、テキストを見るのも嫌になってしまうでしょう。
メンタルブロックがかかった状態では、体力的な余裕がある場合でも質の高い学習は不可能です。
③非効率的な勉強法
「きれいなまとめノートを作る」「テキストを最初から最後まで書き写す」などの非効率的な勉強法は、多くの時間が必要です。
学生には勉強するための時間がありましたが、社会人にはありません。
限られた時間の中で結果を出すには、手段を変える必要があります。
手を動かす作業に満足してしまい、肝心の内容が頭に残っていない状態にならないよう、効率的に記憶を定着させましょう。
④学習環境の悪さ
集中できる環境が整っていない点も、勉強を妨げる要因です。
自宅ではテレビやスマホの誘惑が多く、カフェに寄ろうとしても閉店時間が早いなど、場所探しだけで時間を浪費するケースもあります。
勉強を開始するまでの準備に時間をかけすぎず、スマホは集中モードに切り替えるなどの工夫が欠かせません。
⑤勉強のハードルが高い
「勉強とは机に向かって1時間集中してやるものだ」などの固定観念が、行動を重くさせます。
しかし、気軽に勉強できる工夫を取り入れれば、「少しだけ勉強しよう」という気持ちにつながり、学習を継続できます。
「0か100か」の思考をやめて、自分に甘く接してあげられれば、結果的に知識をスピーディーに吸収できるでしょう。
まとまった時間は不要!勉強時間を生み出すコツ
まとまった時間がなくても、工夫次第で十分な学習量を積み上げるためのコツを紹介します。
①スキマ時間を活用する
1日の中には無数の「スキマ時間」が隠れています。
例えば、通勤電車の中、エレベーターの待ち時間、お湯が沸くまでの3分など、生活のあらゆる場面に学習のチャンスはあります。
毎日する行為(身支度中・歯磨き中など)と勉強をセットにして、コツコツと学びの時間を重ねましょう。
意識的にスキマ時間での学習を取り入れれば、1日1~2時間程度は勉強できます。
さらに、スキマ時間の積み重ねは、まとまった1時間よりも集中力が高く、記憶の定着にも効果的です。
平日は手軽な勉強法で進め、休日にしっかりと勉強をするなど、うまく切り替えて勉強を進めてみてください。
【おすすめの記事】
スキマ時間でFP試験に合格しよう!メリット・注意点・勉強方法を解説
②スマホ学習で学ぶ
重たいテキストや問題集を常に持ち歩くのは大変ですが、スマホならいつでも手元にあります。
近年は優れた学習アプリや電子書籍が充実しており、スマホひとつで質の高い学習が可能です。
満員電車で本を広げられなくても、スマホなら片手で操作できます。
PDF化したテキストを読んだり、講義動画を視聴したりと、場所を選ばずにインプットを進めましょう。
「スマホ=遊び」ではなく「スマホ=最強の学習ツール」と認識を変えることが、合格への近道です。
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③学習テクニックで効率化する
限られた時間で成果を出すには、勉強を効率化できるテクニックを取り入れるのがかしこい方法です。
例えば「ポモドーロ・テクニック」は、25分の集中と5分の休憩を繰り返す方法で、集中力を持続させられます。
自分に合う学習テクニックを組み合わせて、ストレスを減らしましょう。
以下の記事では、学習テクニックを10個紹介しているので、ぜひご覧ください。
【おすすめの記事】
【FP試験対策】もう勉強方法に迷わない!合格をつかむための学習テクニック大全
④適度に休憩をとる
「時間がないから」といって休憩を削るのは逆効果です。
勉強の合間にあえて短い仮眠をとったり、目を閉じて情報を遮断したりすることで、脳の疲労が回復し、学習効率が上がります。
また、休日はあえて勉強から離れてリフレッシュする時間を作るなども、長期的な継続には不可欠です。
メリハリをつけることが、結果的に総学習時間を増やす鍵となります。
⑤寝ながら学習などの気軽な方法で勉強する
勉強のハードルを下げる点も、継続的に勉強をする上で欠かせません。
例えば、おかずを温めている間にアプリで問題を解く、ベッドに横になりながら講義動画を見るなど、さまざまな方法を取り入れましょう。
疲れているときは無理に覚えようとせず、苦手分野の動画を聞き流すだけでも「この内容間違えた問題と同じだ」などの気づきがあります。
「こんな姿勢で勉強してもいいのか」と罪悪感を持つ必要はありません。
勉強と気楽に付き合い、知識に触れ続けることが合格へとつながります。
【おすすめの記事】
【FP試験】無理せず勉強継続!寝ながら勉強で合格を勝ち取る
気楽に勉強するならFPキャンプがおすすめ
「寝ながらでも勉強できる」「効率的に学びたい」と考える人におすすめなのが、FP試験対策に特化した「FPキャンプ」です。
理由①:寝ながら学べるコンテンツを用意
FPキャンプの特徴は、スマホひとつで完結する利便性の高さです。
バックグラウンド再生ができる講義動画やデジタルテキストなど、いつでも、どこでも勉強できるコンテンツを提供しています。
そのため、通勤中の満員電車や、就寝前のベッドの中など、あらゆる場面で勉強を進められます。
疲れて文字を読みたくない日でも、動画を再生するだけで学習が進むため、継続のハードルが下がるでしょう。
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FP解説で人気のほんださんが運営!FPキャンプの特徴・料金・口コミを徹底調査
理由②:丸暗記不要!暗記量を減らす本質理解
YouTubeでの解説動画でも人気を集めるほんださんが提供する講義は、「本質理解」を重視しています。
FP試験には多くの数字や制度が登場しますが、単に暗記しようとすると膨大な時間がかかり、すぐに忘れてしまうでしょう。
しかし、FPキャンプでは、「なぜそのような制度があるのか」「どうしてこの数字になるのか」という本質を丁寧に解説します。
本質が分かれば暗記に頼る必要がなくなり、結果として学習時間を短縮可能です。
本質的な理解は記憶に残りやすく、試験本番での応用力も養え、法改正にも強くなる本当の知識が身につきます。
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理由③:経済面もノーリスク!まずは無料でスタート可能
「自分に合うか分からない教材にお金を払うのは不安」という人も安心してください。
FPキャンプでは、FP3級(学科試験)の対策ができるコースを無料で提供しています。
無料コースを体験し、解説の分かりやすさや自身のライフスタイルに合うかを確認してから、本格的な利用を検討できます。
高額なスクールに通うリスクを選ばずに、手軽にはじめられる点も、慎重な社会人にとって大きなメリットです。
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便利コンテンツで自分に甘く勉強しよう
社会人の資格勉強において、「自分に厳しく」する必要はありません。
自分に甘く、楽な方法を使えば、挫折を回避しながら合格の道を歩めます。
FPキャンプのような便利なコンテンツをフル活用し、スキマ時間や寝る前の数分を有効活用しましょう。
「机に向かわなければならない」という固定観念を変え、無理なく知識を身につけ、自由に、気楽にFP資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
今日からの小さな積み重ねが、将来の大きな目標へとつながるはずです。
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