FP資格の勉強に集中できない社会人へ!仕事と両立して合格するコツを解説

この記事を書いた人
本多遼太朗

24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、32万人以上の登録者を獲得。

2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2025年9月のFP1級試験では48%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。

FP資格の取得を目指す社会人にとって、仕事と勉強の両立は非常に難しいでしょう。

「仕事で疲れてテキストを開く気になれない」「休日はやる気が出ず、スマホばかり見てしまう」と悩む人は少なくありません。

しかし、勉強に集中できない理由を理解して、正しい対処をすれば集中力を高められます。

本記事では、忙しい社会人がFP試験に合格するための、集中力を高める原因別の対処法と学習テクニックを解説します。

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目次

勉強に集中できない4つの原因

社会人が陥りやすい、集中力が続かない原因を4つ解説します。

①学習環境が整っていない

勉強に集中できない理由に、学習環境が整っていない点が挙げられます。

自宅には、テレビやマンガ、ベッドなど、勉強の妨げになる誘惑が数多く存在するため、誘惑に勝たなければなりません。

例えば、机の上に読みかけの雑誌が置いてあるだけで、続きを読みたい気持ちから手が伸びてしまいます。

また、家族の話し声やテレビの音が聞こえる環境では、内容が気になってしまい、深い集中状態に入れません。

学習環境を整えるには、誘惑されそうなアイテムを視界に入れないように工夫するのが重要です。

机の上には勉強道具以外を置かず、スマホや趣味のものは視界に入らない場所へ移動させます。

環境を物理的に整理し、脳に「ここは勉強する場所だ」と認識させ、集中力を高める環境を作りましょう。

②勉強法が非効率的

勉強法が非効率で、集中力が途切れている可能性もあります。

例えば、テキストをただ黙読するだけの勉強法は、活字に慣れていないことや単調な作業が原因で集中力が途切れやすいでしょう。

特にFPの勉強は専門用語や数字が多く登場するため、文字を目で追うだけでは内容が頭に入らず、すぐに眠気に襲われます。

例えば、数字の羅列をひたすら眺めて覚える作業は、苦痛を感じる人も多くいます。

また、自身のレベルに合わない難しい問題集を解こうとして手が止まり、そのままスマホを触ってしまうケースも少なくありません。

しかし、効率的な勉強法を取り入れれば、集中力は維持できます。

黙読だけでなく、声に出して読む、重要なポイントを書き出す、問題を解いてアウトプットするなど、積極的な勉強が必要です。

動きを取り入れれば、退屈さを感じずに学習を進められるでしょう。

③仕事の疲れや睡眠不足

社会人が勉強に集中できない原因として、仕事による疲労や睡眠不足が挙げられます。

日中の業務で脳のエネルギーを使い果たしている状態では、帰宅後に高度な集中力を要する学習に取り組むのは困難です。

脳が休息を求めているときに無理に勉強しようとしても、情報は定着せず、効率は低下します。

残業続きで帰宅が深夜になったり、睡眠時間を削って早朝に勉強したりすると、慢性的な寝不足に陥ります。

睡眠不足は判断力や記憶力を低下させるため、簡単な計算ミスを繰り返したり、同じ文章を何度も読み返したりする事態を招きます。

結果として「自分は勉強ができない」と自信を喪失し、やる気を失う悪循環に入ってしまわないよう、気をつけてください。

疲れているときは、無理に机に向かわない勇気も必要です。

15分程度の仮眠をとる、湯船に浸かってリラックスするなど、まずは心身のコンディションを整えるのを優先しましょう。

疲労が蓄積しているときは、新しい知識を覚えるのではなく、聞き流しの復習など負担の少ない学習に切り替える工夫が必要です。

④プレッシャーやストレス

「絶対に合格しなければならない」という強いプレッシャーや、日常のストレスも集中力が続かない原因です。

適度な緊張感はプラスに働きますが、過度なプレッシャーは「失敗できない」という恐怖心を生み、勉強を避けてしまいます。

完璧主義な人ほど、計画通りに進まないことにストレスを感じ、テキストを開くのが億劫になるでしょう。

また、職場の人間関係や将来への不安など、勉強以外の悩み事で頭がいっぱいになっているときも注意が必要です。

目の前のテキストを読んでいても、無意識に悩み事について考えてしまい、内容が頭に入ってこないケースもあります。

ストレスを感じているときは、勉強のハードルを下げてみるのがおすすめです。

「今日はテキストを1ページ読むだけにしよう」「講義動画を1本見よう」と割り切り、小さな達成感を積み重ねます。

完璧を求めず、できた部分に目を向ければ、精神的な負担が軽減され、自然と勉強に向き合えるようになります。

集中力を高める5つの勉強法

忙しい社会人でもすぐに実践できる、集中力を高めるための5つのテクニックを紹介します。

①スマホと距離を置く

スマホには、メッセージやSNS、読書などのさまざまな誘惑があり、勉強中は適度な距離を置く必要があります。

通知音やバイブレーションが気になり、集中力が途切れた経験がある人も多いでしょう。

数分おきにスマホを確認していては、深い学習はできません。

勉強中は電源を切るのが理想ですが、難しい場合は通知をオフにして、カバンの中にしまうなど、手が届かない状態を作ります

設定した時間まで開かない箱「タイムロッキングコンテナ」を活用するのも、一つの手段です。

強制的にスマホを使えない状況を作れば、諦めがつき、目の前の勉強に没頭できるでしょう。

勉強中はスマホ断ちをし、休憩時間にまとめてチェックするルールを設け、メリハリをつけるのがおすすめです。

②勉強と相性がよい食べ物をとる

脳が疲れて集中できないときは、適切な間食を取り入れて気分転換を図りましょう。

脳のエネルギー源となるブドウ糖を摂取すると、集中力と記憶力が高まり、疲労が回復します。

また、噛む行為で脳に刺激を与えれば、眠気覚まし効果も得られます。

勉強の合間に手軽につまめる「ラムネ(ブドウ糖)」や「ガム」をとれば、これまでより集中力を維持できるでしょう。

ただし、満腹になるまで食べないように、注意してください。

満腹になると、逆に眠気を誘発するため、逆効果です。

あくまで「勉強のパフォーマンスを維持するための燃料補給」と捉え、少量を楽しみましょう。

③ポモドーロ・テクニックで時間管理

人間の集中力の持続時間は一般的に90分が限界といわれているため、長時間勉強し続けるのは予想以上に非効率です。

そのため、高い集中力を維持しながら学習を続けられる「ポモドーロ・テクニック」を活用しましょう。

ポモドーロ・テクニックは、「25分の集中」と「5分の休憩」を1セットとして繰り返す時間管理術です。

キッチンタイマーやアプリを使って25分をセットし、勉強や作業に取り組みます。

アラームが鳴ったら、作業の途中でも強制的に5分間休憩します。

4~5セットを繰り返して30分程度の休憩を取る方法が一般的で、脳の疲労を防ぎながら、高い集中力を長時間維持できます。

さらに、休憩中は深呼吸をしたり、水を飲んだりして脳を休ませると、より効果を高められるでしょう。

また、「25分だけ勉強しよう」と精神的なハードルも下げられるため、勉強が身近な存在に変化します。

ダラダラと時間を過ごすのを防ぎ、短時間で密度の高い学習を実現させましょう。

④学習環境を整える

先ほど「①学習環境が整っていない」で触れたとおり、集中力が途切れるアイテムを視界に入れないようにしましょう。

万が一、自宅で集中できない場合は、場所を変えるのもおすすめの解決策です。

公共の自習室やカフェ、有料の自習室など、勉強せざるを得ない環境に身を置けば、自宅よりも集中できる可能性があります

周囲に仕事や勉強をしている人がいると、「自分もやらなければ」という心理が働き、自然と背筋が伸びます。

さらに、移動中の電車やバスといったスキマ時間でコツコツと学習を進めるのもおすすめです。

まとまった勉強時間が確保できなくても、スキマ時間を積極的に活用すれば、1日1~2時間程度は勉強できるでしょう。

単語帳を見たり、講義音声を聴いたりすれば、積み重ねで大きな学習量につながります。

以下の記事では、勉強できる場所やスキマ時間について紹介しているので、ぜひご覧ください。

⑤勉強のハードルを下げる

疲労やストレスからやる気が出ない日は、勉強の開始ハードルを下げましょう。

「今日は過去問を10ページ解く」という高い目標を掲げると、億劫になり、勉強をはじめられません。

まずは「テキストを開くだけ」「1問だけ解く」「動画を1分見る」といった、失敗しない小さな目標を設定します。

人間の脳には、作業をはじめることで、やる気スイッチが入る「作業興奮」という仕組みがあります。

いやいやながらでもテキストを開き、1行読みはじめると脳が刺激され、次第にやる気が湧いてくるでしょう。

机に向かってペンを持つのではなく、ベッドで横になりながら動画講義を聞き流すことからはじめるのも、有効な戦略です。

完璧を求めず、細く長く学習を続けるのが合格への近道です。

寝ながら勉強も可能!FPキャンプなら気軽に学べる

集中力が続かない、忙しくて机に向かう時間がないという社会人に最適なのが、FP試験対策に特化した学習コンテンツ「FPキャンプ」です。

魅力①:いつでも、どこでも学べる

FPキャンプの強みは、スマホやパソコンがあれば、いつでも、どこでもすべての学習が完結する点です。

分厚いテキストや重い問題集を持ち歩く必要はないため、「友達と待ち合わせまで講義動画を見よう」と気軽に勉強ができます。

通勤中の電車内、昼休みのカフェ、自宅のソファの上や入浴中でも、すぐに学習が可能です。

FPキャンプの講義動画は短く区切られており、スキマ時間の学習に最適です。

また、倍速再生機能を活用すれば、限られた時間で多くの情報をインプットできます。

バックグラウンド再生も可能なため、満員電車の中や家事をしながらの「ながら勉強」を進められます。

場所や時間を選ばず、生活スタイルに合わせて学習を組み込めるため、忙しい社会人でも挫折せずに続けられます

「机に向かって勉強する」という固定観念を捨て、学習のハードルを下げられるのが、FPキャンプです。

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魅力②:暗記量を減らせる本質講義

FP試験の勉強で多くの人が挫折するのが、膨大な暗記量です。

数字や制度を丸暗記しようとすると、面白みを感じられず、すぐに忘れてしまうでしょう。

しかし、FPキャンプの講義は「暗記」ではなく「本質理解」を重視しています

ほんださんの解説は、「なぜそのような制度があるのか」「どういう理屈で計算するのか」という背景や本質を掘り下げた内容です。

理屈を理解していれば、万が一細かい数字を忘れても、考えて正解を導き出せる思考力を養えます。

結果として、苦痛な丸暗記の量を大幅に減らし、効率よく合格レベルの知識を得られます

本質を学べば、試験合格だけでなく、実生活や実務で使える知識を身につけることにもつながり、一石二鳥です。

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魅力③:お財布に優しい!無料プランや低価格プラン

FPキャンプは、独学と変わらない低コストで、高品質な講義を提供しています

通常、FPの資格スクールに通うと、2万~10万円の受講料や入会金がかかります。

しかし、FPキャンプは月額制(サブスク制)を採用しており、必要な期間だけ利用可能です。

例えば、FP3級(学科・実技試験)コースは、3か月間使い放題で2,980円(税込)で利用でき、経済的負担が気になる人でも挑戦しやすい価格です。

さらに、無料でFP3級(学科試験)を無期限で学べるため、忙しい社会人でもじっくり相性を見極められます。

高額な教材を一括購入する必要がないため、はじめる際のリスクを抑えられ、無駄な出費を防げます

コストパフォーマンスよく、最短距離で合格を目指すなら、FPキャンプを活用してみてください。

無料プランの詳細は、以下の記事をご覧ください。

無料で学べる「3級合格パック」はこちら

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仕事とFP勉強のバランスを意識して、負担なく合格を目指そう

FP試験合格を目指す社会人こそ、勉強に集中できない悩みと上手く向き合う必要があります。

学習環境を見直し、効率的な勉強法を取り入れれば、今よりも集中力を高められるので、ぜひ試してみてください。

まずはスマホと距離を置き、ポモドーロ・テクニックを試し、自分に合った学習スタイルを見つけましょう。

また、完璧を目指すのではなく、仕事で疲れたときこそ、FPキャンプのような便利なツールを活用しましょう。

丸暗記に頼らず、本質を理解する学習法なら、楽しみながら知識を深められます。

無理のないペースで継続し、FP資格という武器を手に入れて、キャリアアップや資産形成に役立ててください。

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