
FP1級受験のきっかけ
──最初にFP1級を取得しようと思ったきっかけについて教えてください。
FP3級、2級と順を追って取得していく中で、すぐにでも私生活に生きる知識がとても多いなと感じましたので、どうせなら1級まで取得してお金に関する基礎知識は一通り網羅したいなと思い、受検しました。
学習スケジュールと活用教材
──1月試験に向けたおおまかな学習スケジュールを教えてください。
受検を決意したのは昨年の10月末です。今回の1級試験を受験する前にインテリアコーディネーターの試験も受験しておりましたので、その試験が終わった後、そのまま移行する形で対策を始めました。
──学習にあたって主にどのような教材を活用しましたか。
- テキスト:市販のテキスト
- 問題集:FPキャンプ式 FP1級 学科試験一問一答TEPPEN(LEC)
- 動画・オンラインサービス:FPキャンプ
- サイト:過去問道場
学習の工夫とモチベーション維持法
FPキャンプのガイダンスに沿って進めることで学習の効率化を実現
──学習を進めるにあたり、自分なりに工夫した点はありますか。
短期での受検であったため、いつも以上に効率を意識して対策に取り組みました。
とは言いつつも、ほんださんの講義自体が本質をついた内容で理解がスムーズにできたので、自ら工夫したというよりはFPキャンプに参加し、そのカリキュラムに則って対策を進めるだけで学習が効率的になっていたといった感じです。
──学習を進めるにあたり、一番大変だったことは何ですか。また、その困難をどのように乗り越え、学習のモチベーションを維持しましたか。
やはり苦戦したのはこれまでとは比べ物にならないくらいの知識の深さでしょうか。
2級までは各範囲の大枠としての概要を捉えるくらいの感覚でしたが、1級ではさらに深掘った知識を問われるため、最初は分からない事だらけで挫折しそうになりました。
しかし、この頃はまだ独学で進めようと考えていた頃だったため、このように苦戦していましたが、FPキャンプ参加後は講義を聞けば8割くらいは解決できましたので、内容理解に関しても結果としてはそこまで苦労しませんでした。
モチベーションの維持に関しては、今回短期での受検という事もあり、あまり大きな波もなく本番まで取り組めました。
ただ、試験直前期はこのままで受かるのかという心配は日に日に増えていきましたが、とはいえ勉強するしかありませんので割り切って勉強を継続しました。
──勉強を優先したことで、犠牲にしたことはありますか。
今回は育休期間での対策だったため、なるべく妻に育児・家事を任せきりにならないよう努力しましたが、不満に思う事は多々あったかと思います。
それでも最後合格を伝えた時はとても喜んでくれたので、頑張った甲斐あったなという感じです。
──動画やテキスト、問題集以外で、試験勉強に役立ったことがありましたら教えてください。
日頃ニュースを見ていたりすると、この報道ってあの内容と関係あるんじゃないかと、試験内容から派生したようなものが多々見つかり、やはり現実においてもとても役立つスキルを学んでいるんだなと日頃から実感できていた点では経済ニュースなどはとても役に立ちました。
試験前の進捗状況と手ごたえ
FPキャンプのガイダンスに則り応用編計算問題から着手。
基礎編は『TEPPEN』を主体に不明点はFPキャンプの動画で復習
──受検前の学習はスケジュール通り進めることができましたか?試験前の学習の進捗状況について、基礎編、応用編(計算問題・穴埋め問題)それぞれについて具体的に教えてください。
基礎編
- 基本的には『TEPPEN』のみを使っての学習になります。
端的かつ本質をついた解説であまり苦労せず理解・暗記ができる点がとても良かったです。
それでも理解できない部分があれば市販のテキストに目を通してみたり、ほんださんの動画を見たりして理解に努めました。
基礎編の学習期間については12月頃から始めたので2か月ほどになるかと思います。
応用編計算問題
- ガイダンス講義内で紹介されていた短期スケジュールでの対策では、最初に応用編に着手と案内がありましたので、自分もそれに即してまず応用編から取り組んでみました。
内容自体は極端に難しいというものはありませんでしたが、いかんせん問題のパターンが多いため、試験直前は抜けてしまっていた知識も多く、もう少し頑張れた感は否めませんでした。
応用編穴埋め問題
- 正直穴埋め問題の対策はあまりできていませんでした。
こちらも『TEPPEN』を使って対策しましたが、あまり演習を繰り返し行う事ができなかったため、その分、基礎編の学習の際に、単純な暗記をするのではなく、言葉の意味やワードをしっかり意識して学習する事で穴埋め問題の対策を兼ねているつもりでした。
──受検前の自信のほどはいかがでしたか?
勉強は得意ではないため、正直だいぶ不安でした。
2級までは独学でパスしてきましたが、それも完全な自信を持っての合格というよりかはなんとなく合格していたというニュアンスの方が強かったため、今回はこれまでのなんとなくでは乗り越えられないだろうなと当初から考えていたため、当日はだいぶドキドキでした。
──試験を受けた感想・手ごたえを教えてください。
当然分からない問題も多々ありましたが、それ以上に思ったよりも実力を発揮できたなという印象でした。ほんださんが試験後のライブで今回はだいぶ解きやすかったのでは?と仰っていましたが、まさにそのおかげで合格できました。
『TEPPEN』での対策内容がほんとうにそっくりそのまま出てきたような問題もいくつありましたので、問題集には感謝です。
合格要因とFPキャンプの活用法
育休期間中にFPキャンプの推奨スケジュールを踏まえて効率的に学習することで合格圏内に
──25年1月試験で合格できた要因を3つあげてください。
- 最短での合格スケジュールを明確にしてくれていたことです。
今回は短期での受検で、かつ自分がスケジュールに即した勉強を行うのが苦手という事もありましたので、ガイダンス講義内で明確に学習スケジュールを提示してくれたのはとてもありがたかったです。
途中このままのスケジュールで問題ないのかと感じる時もありましたが、結果としては合格につながっていますので、間違いなかったのではと考えています。 - 効率的な学習を通して、より多く演習、過去問に取り組めたことです。
おそらく当初の独学を継続していたら、一問一問の内容理解にとても苦労し、試験範囲を一通りやりきるのにも多くの時間を費やしてしまっていたかと思います。
もともと自分の理解力が乏しい事に不安は感じていましたので、本質をついた講義での解説はそういった問題演習を行う中での理解に費やす時間の圧縮につながり、それが結果として複数回の演習の繰り返し、しっかりと過去問演習の期間を取る事に繋がりました。 - 育休期間でのまとまった学習時間。
これはみなさんが取り組める内容ではないですが、やはり育休期間という事もあり、育児にも時間は費やされますが、それでも普段仕事をしていた頃よりは学習に割ける時間が多くありましたので、そういった時間を無駄なく対策に充てられたことが今回の最短期間での合格につながったと思います。
また、時に育児よりも勉強を優先していた自分に対して、大きな心でそれを許してくれた妻には本当に感謝しかありません。
ただ、仕事をしていても対策の時間をきちんと捻出できるかはその人次第だと思いますので、仕事を言い訳にせず、可能な限りスキマ時間を有効活用できるようなコンテンツも多くありますので、ぜひ仕事をしながら受検を予定されている方も一緒に頑張れればと思います。
FPキャンプはサイトレイアウトが分かりやすく初心者でも迷うことなく学習を進められる
──次にFPキャンプについて伺います。まず、FPキャンプを利用しようと思ったきっかけについて教えてください。
もともとは独学で受検する予定でしたが、市販のテキストを読み始めた初日で絶望し、なんとか対策を考えねばと考えた時にほんださんのYouTubeチャンネルに出会いました。そこからさらに動画を見ていく中で、FPキャンプという存在に出会いました。
──FPキャンプをどのように活用しましたか。
メインは『TEPPEN』を使っての学習、その中で理解できなかった内容の確認、そもそもの学習方法に迷った時の検討、あるいはモチベーション維持としての合格体験記の閲覧などが主な利用方法でした。
──FPキャンプを利用した全体的な感想を教えてください。
このようなオンライン塾のようなものに参加したのが初めてだったため、うまく活用しきれるか心配でしたが、サイト自体のレイアウトが分かりやすく、全体を通して特に利用方法に迷う事なく対策ができました。
一点、仕方ない部分ではあるかと思いますが、基礎編の対策講義が充分に制作されていないのは、困る時が何度かありましたので、今後はそういった追加コンテンツの発信も行なっていただけるとより不自由ないサービスになるのかなと思いました。
FPキャンプで基礎固めから問題の回答方法まで幅広く習得
──特に役立ったコンテンツとその理由について教えてください。
- ガイダンスや学習スケジュール
- FP完全講義Premium
- 応用編計算問題の解説動画
- 応用編穴埋め解説動画
- 僧侶FPとやまの今日の一問チャレンジ(メルマガ)
ガイダンスに関しては、今回は短期の受検であり、自分で一からスケジュールを組むのも大変だと思っていましたので、おすすめの対策スケジュールが公表されていたのはとてもありがたかったです。
またスキマ時間の有効活用という点では、僧侶FPとやまの毎朝のメルマガにある10問の一問一答もとても優れていました。
車での信号の待ち時間など空き時間を無駄なく対策に使えた事が最後のあと一歩の追い込みにつながったと思います。
──コストパフォーマンスについてはいかがですか。
今回は割引料金での適用でしたので、もう文句なしです。
他資格の取得にあたり資格学校などに通っていた時期もありましたが正直破格です。
こんな安い値段でかつサブスク形式で払い込みができるなんていうのは自分のようなまとまったお金が払いにくい20代前半の人間にとってはとてもありがたかったです。
最短合格に向けてFPキャンプで最後まで楽しく学習
──FPキャンプを5段階で評価すると何になりますか(「1」が最低、「5」が最高)。
5点です。最短での学科試験突破にあたりこの上ないほど、このコンテンツには背中を押していただきました。正直独学を貫いていたら今回の合格はあり得ませんでした。
FP試験の最難関という事もあり、苦戦し断念してしまいそうになる場面も何度かありましたが、何より最後まで楽しく学習できた点が自分にとってはとても高評価のポイントでした。
──次は実技試験が待っています。実技試験に向けて現在どのように学習を進めていますか。
学科試験同様、FPキャンプの新コンテンツにて対策を始めています。学科とは違った受検形式になりますので、またFPキャンプにお力添えいただいき、ストレート合格できるよう頑張ります。
学んだお金の知識をブログや動画で発信していきたい
──実技試験に合格してFP1級を取得したら、今後の仕事や生活でどのように生かしていきたいですか。
現在の職業ではFPの知識をほとんど使う事がないため、このままではせっかく覚えた知識が日に日に薄れていってしまうのではないかと心配しています。
YouTuberでお金関係にまつわる内容を発信している好きな方がいますので自分もまずはブログや動画の発信を通して、自分の復習も兼ねながら、自分が実際に学んで役立った事をお金の知識がない方にも経験していただけたらと思っています。
──FP1級学科試験の勉強を振り返って、数々の犠牲を払いながら学習を継続して良かったと感じているのはどのような点になりますか。
知識が増えると世界の見え方が変わってきます。
一つの世界観に固執するのではなく何事も主体的に興味を持つ事がより豊かな人生を送ることに繋がると思いますので、これからは妻に育児で迷惑をかけた分、育児にも全力で取り組みますが、お金に関わらず新しい事を学び続けるという姿勢は継続していけたらと思います。
受験生へのメッセージ
試験の合格の先を見据えた学びを提供してくれるのがFPキャンプ
──最後に、FPキャンプで学ぶ受講生へのメッセージをお願いします。
試験の合格、さらにその先を見据えた学びを提供してくれるのがこのFPキャンプというコンテンツだと思います。
正直1級はこれまでとは比べ物にならないくらい苦戦し、挫折する事かと思いますが、ほんださんの作り上げたこのコンテンツをフルに使いこなせば間違いなく、試験への合格、さらにはその先の輝かしいキャリアにつながっていくと思いますので、ぜひ楽しみながら学習していただければと思います。