
FP1級受験のきっかけ
──最初にFP1級を取得しようと思ったきっかけについて教えてください。
きっかけは、自分の年金について調べたことです。「こんな仕組みだったの?」と驚くことばかりで、それまで何も知らなかった自分に、軽くショックを受けたのが始まりでした。そのような中、YouTubeを見ていたところ、たまたま「ほんださんFPチャンネル」の無料FP講座に出会い、気づけばすっかりハマってしまいました。勢いそのままに勉強を始め、FP3級、2級と順調に合格。ここまでは、わりと「いい流れ」でした。
私は不動産会社に勤める宅建士ですが、仕事柄、銀行や金融機関の方、不動産業者の方と多く名刺交換をしてきました。その中で、「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」と書かれている名刺は時々見かけるのですが、「FP1級」はというと、元・都市銀行の支店長の方お一人のみ。「1級の人はなかなか居ない」と思ったのが正直なところです。 そこで、2級を取得した時点ではあえて名刺に書かず、「どうせなら1級までいこう」と考えるようになりました。今思えば、完全にちょっとした見栄なのですが、その見栄のおかげで、ここまで来ることができました。結果的には、とても良い目標設定だったと思っています。
学習スケジュールと活用教材
──次に学習方法などについてお伺いします。まず2026年2月試験までのおおまかな学習スケジュールを教えてください。
私はお酒を好み、日常的に晩酌をする習慣があるため、飲んだ後に勉強しても絶対に身につかないと割り切り、思い切って生活リズムを早寝早起きに切り替えました。平日は午前3時55分に起床し、4時30分頃から出勤時刻の6時30分までの約2時間を、毎日の学習時間に充てていました。最初は「こんな生活を続けていて意味があるのだろうか」と思うこともありましたが、慣れてくるとこの時間が一番集中できる時間になりました。
学習内容は、FPキャンプが運営している「FPキャンプBlog」で公開されている「FP1級きんざい実技過去問解説」シリーズが中心です。これらの記事をすべて印刷し、PART I & PART IIをそれぞれ実施年月順に並べて、B5サイズで自作の問題集として製本しました。少し大げさですが、自分専用の教材を作ったことで、やる気も上がりました。
また、隙間時間や通勤時間、仕事で車を運転する際には、FPキャンプの動画を音声として流し、半ば聞き流しっぱなしの状態で、とにかく耳から情報を入れ続けていました。ほんだ先生が、次に何を喋るかまでわかるほど聴き倒しました。
さらに、覚えるべきポイントを付箋に書いて部屋の壁に貼っていったところ、気がつけば壁一面が付箋で埋まり、ちょっとした受験生仕様の部屋になっていました。
土日は、家族との予定がない時は、空いた時間や気分に合わせて、気づけば一日中勉強していることもありました。とはいえ無理はせず、やる気がある時にしっかりやるというスタイルで続けました。
──学習に利用した主な教材を教えてください。
FPキャンプの動画と、FPキャンプBlogの実技試験の過去問記事を印刷して作成した自作の問題集を、主な教材として活用しました。この自作問題集は、繰り返し演習する中心教材として使用しました。
「どんな勉強をしたのか」を思い出す習慣をつけ、記憶の定着を図る
──学習を進めるにあたり、自分なりに工夫した点はありますか。
学習にあたっては、思い出すことを意識した記憶の定着を心がけました。自作テキストや動画で学習した後、あえて何もしていない時間に「昨日どんな勉強をしたか」を思い出す習慣をつけ、思い出せない部分があれば、改めてテキストやノートで確認するようにしていました。
また、特に口から出にくい専門用語については、実際に声に出して何度も繰り返し、自然に言えるようになるまで練習しました。さらに、語呂合わせも積極的に活用しました。サトシ先生の「歌手白井」や、落語風の「権現亭市法・税融」といった覚え方を参考に、自分なりの語呂合わせもいくつか作成しました。
例えば、「贅沢市長勘弁(ならぬ!)」という語呂で、PART IIの必須問題である専門職業家の種類を覚えました。「贅(税理士)」「沢(宅地建物取引士)」「市(司法書士)」「長(土地家屋調査士)」「勘(不動産鑑定士)」「弁(弁護士)」というように対応させています。このように、自分なりに工夫しながら、記憶に残る形で学習を進めました。
──本番の面接形式の練習をどのようにされましたか。
本来であれば、家族や友人に面接官役をお願いして練習するのが理想だと思いますが、頼める環境がなかったことや、相手に手間や負担をかけてしまうことも考え、自分一人での練習を中心に行いました。具体的には、テキストに掲載されている想定質問をもとに、自問自答の形式で、実際に声に出して答える練習を繰り返しました。
特に効果的だったのは、営業中に一人で車を運転している時間で、車内を簡易面接会場に見立てて、かなり大きな声で受け答えの練習をしていました。最初は、すれ違う車の人に変に思われないか少し気になりましたが、最近は車内で通話している人も多いため、あまり違和感はなかったように思います。結果として、実践に近い形で練習できたことが、本番にも活きたと感じています。
──対面やオンラインでの面接試験の練習は実施しましたか。
対面での面接試験練習は実施しませんでした。
覚えにくい内容ほど視覚と音声の両方を使い、専門用語を正確に習得
──学習を進めるにあたり、一番大変だったことは何ですか。また、その困難をどのように乗り越えましたか。
学習を進める中で最も大変だったのは、専門用語の習得でした。FP1級で扱う用語は、「居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除」のように、長くて口に出しにくいものが多く、覚えるだけでなく、正確に言葉として出せるようにすることに苦労しました。そこで、単に暗記するだけでなく、実際に声に出して繰り返し練習することを意識しました。
また、「6つの職業倫理(顧客利益の優先等)」についても、紙に書いて部屋の壁に貼り、目に入るたびに声に出して読むようにしました。いわば強制的に目と口に入れる環境を作ることで、自然と定着させるよう工夫しました。このように、覚えにくい内容ほど、視覚と音声の両方を使って繰り返すことで、乗り越えることができました。
──学習を進めるにあたり、犠牲にしたことはありますか。
学習にあたっては、家族への影響をできるだけ抑えるよう心がけていました。私には妻と息子がいますが、生活リズムを大きく変えたこともあり、結果的には少なからず負担をかけてしまったと思います。
実際、合格を報告した際に、妻から「おめでとう」と言われた後に、「正直、少し迷惑だった」と本音を言われ、思わず苦笑いしてしまいました。改めて、家族の理解と支えがあってこそ続けられたと感じており、その点には感謝しています。
自分に合った学習の優先順位をつけることで、効率的に準備を進める
──受験前の学習はスケジュール通り進めることができましたか?試験前の学習の進捗状況について具体的に教えてください。
受験前の学習については、当初のスケジュール通りには進まない部分もありました。FPキャンプの教材に加えて、Amazonで購入した実技面接試験の過去問題集も併用していましたが、こちらは最後までやり切ることなく受験日を迎えることになりました。
ただし、当初からすべてを完璧にこなすのは難しいと考えていたため、その点については無理にこだわらず、できる範囲で質を高めることを意識しました。その結果、FPキャンプの教材に重点を置き、ほんだ先生やサトシ講師の動画は何周したか分からないほど繰り返し視聴し、テキストについても複数回復習しました。
一方で、市販の過去問題集については、すべてを解くことにはこだわらず、出題傾向を把握するための資料として活用しました。結果的には、自分に合った学習の優先順位をつけることで、効率的に準備を進めることができたと感じています。
「このままで大丈夫だろうか」という思いを抱えたまま、試験本番へ
──受験前の自信のほどはいかがでしたか?
受験前の時点では、正直なところほとんど自信はありませんでした。サトシ講師が指南されていた、設問用紙を読み取りながら回答の骨子をメモに整理していく戦略については、頭では理解していたものの、実際にやってみると思うようにメモをまとめることができず、本番でもうまく対応できるか不安を感じていました。そのため、「このままで大丈夫だろうか」という思いを抱えたまま、本番を迎えることになりました。
──次に試験についてお伺いします。まず、設例に目を通した時点での感想を教えてください。
- Part I(相続・事業承継分野)
私の面接は1回目がPart II、当日の2回目がPart Iでした。1回目は緊張のあまり思うように対応できず、「何とか挽回したい」という気持ちはありましたが、なかなか平常心を取り戻すことができませんでした。設問文を読み進めても内容が頭に入らず、全体像を把握できないまま時間切れになってしまいました。平常心に戻るまでに時間がかかりすぎた点が、大きな反省点です。 - Part II(不動産分野)
私はPart IIからのスタートでしたが、とにかく緊張していて、設問文を読み始めても文字を目で追うだけで意味が頭に入らない状態でした。何度か読み返しながら状況を把握しようとしましたが、十分に理解できないまま時間が過ぎてしまい、想定問答のメモもほとんど作ることができませんでした。ただ、後から振り返ると、決して難しい設例ではなかったと感じています。
──面接の雰囲気はいかがでしたか?
- Part I(相続・事業承継分野)
質問を担当されていた面接官は親しみやすい話し方で、圧迫感はありませんでした。また、私の回答が誤った方向に進みそうな場面では、正解に導こうとしてくださっているように感じました。もう一人の記録係の面接官も、穏やかで優しい印象の方でした。今回の問答の中で、「教育資金の一括贈与の非課税特例は、昨年末の税制改正大綱で延長されなかったため、今年の3月31日で廃止となる」という内容を説明し、「制度を利用する場合は早めの対応が必要です」とお伝えできた場面がありました。その際、普段は発言されない記録係の年配の面接官が、笑顔で大きく頷いてくださったことが印象に残っており、大きな支えとなりました。 - Part II(不動産分野)
質問を担当された面接官は40代くらいの女性で、落ち着いた話し方をされる方でした。立会いの面接官は50代後半くらいの男性で、全体として落ち着いた雰囲気でした。決して厳しい空気ではなく、平常心で臨めていれば、より適切に回答できたと感じています。
──質問の難易度はいかがでしたか。
- Part I(相続・事業承継分野)
後から振り返ると、難問や奇問はなく、全体としては標準的な難易度だったと感じています。 - Part II(不動産分野)
こちらも特別に難しい問題ではなく、冷静に対応できていれば十分に答えられる内容だったと思います。
──面接ではどのような質問が出ましたか。覚えている範囲で教えてください。
Part I(相続・事業承継分野)
- 事業承継にあたり、長男Cと二男Dの2人の承継者に関してどのようにしたら良いと思いますか?
- どちらかが株式の過半数を取得してリーダーとなるほうが良いのはなぜですか?50%ずつで分けるのは駄目ですか?
- そのリーダーを決める際、兄弟で揉めませんか?その場合どうしますか?
- 事業承継税制の期限が迫っているということですが、このあたりの提案は?
- 相続税額が高すぎるという問題点を上げましたが、どのような解決策がありますか?
- Aさんの持つ不動産はそれぞれどのようして評価額が下げられますか?
- X社の株価が高いので安くする方が節税になるとのことですが、どのようにすればX社の株価を安くできますか?
- Aさんは孫に学費の援助をしたいということですが、どのようにしたら良いですか?
- 「教育資金の一括の贈与の非課税特例」とはどのような特例ですか?
- FPと職業倫理を挙げてください。
- その中で、あなたは今回、どれが一番重要だと考えますか?
Part II(不動産分野)
- Aさんに直接聞いて入手すべき情報はどのようなものがありますか?
- FPとしてのあなた自身が調べて確認する情報は何ですか?
- Aさんが投資対象も含めて購入しようとしている甲マンションは、タワーマンションの2階ですが、上層階と2階とはどんな違いがありますか?
- 今回Aさんが検討しているのは2階ですが、高層階と低層階の価格が違うのはなぜだと思いますか?
- Aさんにこの甲マンションの購入を勧めますか?
- ワンルームマンションを売却する場合の課税関係はどうなりますか?
- 長期譲渡所得について説明してください。
- 長男CさんへのAさんの援助方法についてどうアドバイスしますか?
- 住宅取得資金の非課税制度の非課税金額はいくらですか?
- Jリートとはどういうものですか?また、普通の不動産投資とはどういう違いがありますか?
反省点と振り返り
──面接の受け応えで気を付けたポイントや反省点について教えてください。
面接の受け答えで気をつけるべきポイントとして、「余計なことは喋らない」ということがありますが、Part Iではこのポイントを意識するのを忘れていました。また、誤った回答の修正方向をしてくれる言葉に対して、適切な解答ができなかったことも反省点です。Part IIでは、質問の内容ばかりに頭を巡らせ、肝心な顧客の立場に立った対応という意識が及ぶ余裕がなかったというのが反省点です。
沈黙を避け、誤った情報の提案を避ける姿勢を意識
──回答が分からない質問に対してどのような受け応えをしましたか?
幸いにも、まったく知識がなくて答えられない質問はありませんでしたが、あやふやな知識を頼りに対応せざるを得ない場面はありました。そのような場合は、無理に断定的な回答をするのではなく、「現時点ではこのように考えますが、正確な判断については確認のうえ、改めてご回答させていただきます」といった形で、正直に伝えるようにしました。実務でも同様ですが、誤った情報をお伝えすることを避ける姿勢を意識した対応です。
また、試験中には試験官の方から「こういうことではありませんか」といった形で補足をいただく場面もあり、その助けもあって、何とか会話を続けることができました。黙ってしまうのが、一番良くないと教わったので、それを意識しました。
面接官とのコミュニケーションを意識し、会話をつなぐ姿勢で合格を勝ち取る
──26年2月試験で合格できた要因を3つあげてください。
- 事前準備に固執しすぎず、その場の会話の流れに集中する
設問用紙の内容から想定問答のポイントをすべて整理してメモに落とし込むことはできませんでしたが、あえて「出たとこ勝負」と割り切って臨んだことが、結果的に良かったと感じています。事前準備に固執しすぎず、その場の会話の流れに集中することで、柔軟に受け答えができ、本来のコミュニケーション力を発揮できたことが合格につながった要因の一つだと考えています。
- 知識の正確性だけでなく、情報の更新まで意識
税制に関する質問において、単に制度の内容を説明するだけでなく、「当該特例は昨年末の税制改正大綱で延長されていない」といった最新の情報を踏まえて回答できたことが評価につながったと感じています。実際にその場で試験官の方が大きく頷かれた場面もあり、知識の正確性だけでなく、情報の更新まで意識していた点が良かったのではないかと分析しています。
- 完璧でなくても会話をつなぐ姿勢
FPキャンプで学んだ通り、分からないことがあっても黙り込まず、会話を継続することを強く意識しました。実際の面接でも、あやふやな内容については正直に前提を伝えたうえで、自分なりの考えを述べるようにしたことで、対話が途切れることなく進みました。この完璧でなくても会話をつなぐ姿勢が、面接全体の印象を良くした要因だったと感じています。
完璧を求めすぎず、落ち着いて会話を続けることが鍵
──今後実技試験を受けるFPキャンプ受講生に面接の受け応えに対するワンポイントアドバイスをお願いします。
実技面接試験では、大きく誤った内容を断定的に述べない限り、あやふやな部分については試験官が適切にフォローしてくれる場面も多くあります。そのため、分からないことがあっても落ち着いて会話を続けることが大切だと感じました。
私自身、初めての受験ということもあり、本番ではかなり緊張しました。設問用紙の読み込みの段階では平常心を保てず、最初は文字を目で追うだけで内容が頭に入らず、脳が働き出すまでに時間がかかってしまいました。結果として、十分にメモも取れないまま時間切れとなり、その時点で「これは厳しいかもしれない」と感じていました。
それでも本番では、出たとこ勝負と割り切って対話を続けたところ、結果的に合格することができました。受験者の多くが難関の学科試験を突破していることもあり、試験官も「落とすため」ではなく、「大きな問題がなければ合格させる」という姿勢で見ているのではないかと感じました。なお、私の試験では簡単な計算問題はありましたが、電卓を使用する場面はありませんでした。
これから受験される方は、完璧を求めすぎず、「ダメでもともと」くらいの気持ちで臨んだ方が、かえって落ち着いて対応できると思います。
FPキャンプについて
──次にFPキャンプについて伺います。FPキャンプで特に役立ったコンテンツとその理由について教えてください。
「ガイダンス講義」「インプット編:テーマ解説講義 Part I(相続・事業承継)」「インプット編:テーマ解説講義 Part II(不動産)」「アウトプット編:事前準備編」「アウトプット編:コミュニケーション編」「直前まとめシート」です。
動画コンテンツは、とにかく隙間時間を使って勉強できるので、とても重宝させていただきました。
──コストパフォーマンスについてはいかがですか。
コスパの良い教材だと感じます。
FPキャンプの講義動画で隙間時間を有効に活用
──FPキャンプの総合的な満足度を教えてください。
非常に満足です。YouTubeで無料のほんださんの動画を見たのがきっかけで、3級、2級、1級まで受かってきました。音声動画は、通勤や、車での移動中、ランチの時間等々、とにかく隙間時間を有効に学習時間に充てられるのが嬉しいです。サトシ講師のアウトプット編も、受験対策として目から鱗の貴重な情報ばかりでした。
FP1級の活かし方
不動産会社でお客様に税制や資産全体のバランスを踏まえた提案ができるように
──次に今後の展望についてお伺いします。FP1級の資格を今後の仕事や生活でどのように生かしていきたいですか。
FP1級の取得は、自分の年金について調べたことがきっかけでした。私は不動産会社で約30年にわたり宅建士として業務に携わってきましたが、今回の資格取得を通じて、単なる不動産取引の実務にとどまらず、より広い視点でお客様にアドバイスできる知識が身についたと感じています。
特に、土地を売却される一般の地主の方に対して、税制や資産全体のバランスを踏まえた提案ができるようになったことは、大きな変化です。今後は、この知識を実務の中で活かしながら、お客様にとってより有益な提案ができる存在であり続けたいと考えています。
また、自身も高齢ではありますが、学び続ける姿勢を大切にし、生涯現役で仕事を続けていくことを目標としています。
試験勉強を通じて得た継続して勉強する習慣を活かし、新たな資格取得を目指す
──FP1級試験の勉強を振り返って、数々の犠牲を払いながら学習を継続して良かったと感じているのはどのような点になりますか。
合格直後は達成感と同時に、これまで勉強に充てていた時間がぽっかり空き、どこか気持ちに穴が空いたような感覚がありました。しかし今回の学習を通じて、継続して勉強する習慣が身についたことは、合格以上に大きな収穫だったと感じています。この習慣をそのまま手放してしまうのはもったいないと思い、次の目標を考えるようになりました。その結果、FP1級とも相性の良い「不動産コンサルティングマスター」の資格取得を目指すことを決め、すでにテキストも購入しています。
今年で70歳を迎えますが、知識の習得はもちろん、脳のトレーニングという意味でも新たな挑戦を続けていきたいと考えています。また次の挑戦にあたっては、これまでの反省も踏まえ、家族との時間を大切にしながら、無理のない形で取り組んでいくつもりです。
受験生へのメッセージ
──最後に、FPキャンプで学ぶ受講生へのメッセージをお願いします。
私の受験日であった2月8日は首都圏で大雪の予報が出ていたため、当日の遅刻を避けるべく、前日に会場近くのホテルに宿泊しました。当日も雪が降る中、試験会場近くの喫茶店で受付開始を待っていたのですが、その時になって電卓をホテルに忘れてきたことに気づきました。
慌てて試験係員の方に相談したところ、「近くのコンビニならまだ間に合う」と言われ、大雪の中を走って買いに行くことに。結果、4件目のコンビニでようやく電卓を購入し、なんとか受付時間ギリギリで間に合いました。まさに心臓がバクバクの状態でした。そんな状況で迎えた本番でしたが、結果的に電卓を使う場面はありませんでした(笑)。
この経験から感じたのは、完璧な準備ができなくても、落ち着いて会話ができれば十分に合格は狙えるということです。特に、FPキャンプで学ばれている皆さんであれば、必要な知識や対応力はすでに身についているはずです。
大きく誤った内容を断定的に述べることさえ避ければ、あとは普段通りに、相手と会話する意識で臨めば大丈夫です。あまり緊張しすぎず、自信を持って試験に臨んでください。
