銀行でNISAをはじめるメリット・デメリットは?ネット証券との違いを比較

この記事を書いた人
本多遼太朗

24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、33万人以上の登録者を獲得。

2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2025年9月のFP1級試験では48%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。

将来を考え、NISAを活用した資産運用を検討している人も多いのではないでしょうか。

NISAはさまざまな銀行や証券会社から口座を開設できるため、どの金融機関を選べばいいか悩んでいる人も多くいます。

本記事では、銀行でNISAをはじめるメリットとデメリットを詳しく解説し、ネット証券との手数料や取扱商品の違いも比較します。

自身のライフスタイルに合った金融機関を選び、かしこく資産形成をスタートさせましょう。

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目次

銀行でNISAをはじめる3つのメリット

銀行でのNISA口座開設には、対面ならではの独自の3つのメリットがあります。

①窓口で直接手続き・相談ができる安心感

銀行を利用する場合、担当者と直接対面して相談できる安心感が心強いメリットです。

多くの投資初心者は「損をするのではないか」「どの商品を選べばよいか」など数々の不安を抱えています。

さらに、専門用語が並ぶNISA口座の手続きを自分一人で進めるのは、お金が関わるからこそ不安を感じるでしょう。

窓口であれば、分からない点をその場で質問しながら書類の記入が可能です。

疑問をすぐに解消できる環境は、投資をはじめる際に心理的にサポートしてくれます。

②身近な金融機関で口座の管理がしやすい

給与の受け取りや生活費の引き落としに利用している銀行であれば、資金管理がスムーズです。

投資用の資金を別の金融機関へわざわざ移す手間がかからず、気軽に投資ができます。

生活口座と投資口座が同じ銀行内にあると、家計全体の収支と資産の状況を一目で把握可能です。

日常的なお金の出入りと資産運用が分かりやすくなれば、お金の流れを見える化しやすくなるでしょう。

③スマホやネットの操作が苦手でも開設できる

ネット証券の場合、口座開設から初期設定まで、すべてスマホやパソコンの画面上で進めなければなりません。

デジタル機器の操作に不慣れな人には、ネットでの作業自体が高いハードルに感じるでしょう。

銀行の窓口であれば、必要書類を持参するだけで担当者が一連の手続きをサポートしてくれます

複雑なウェブ画面を操作するストレスなく、スムーズに投資をスタートできる環境が整っているのが銀行のメリットです。

「銀行のNISAはやめとけ」といわれる理由とデメリット

銀行での資産運用には注意すべき点もあるため、事前に理解しておきましょう。

①ネット証券に比べて取扱銘柄(ファンド)が限られる

銀行のNISA口座は、選べる投資信託のラインナップが少ない傾向にあります

特定の運用会社のファンドや、自社グループの商品を中心に取り扱っています。

例えば、SNSなどで話題になっている低コストのインデックスファンドが、銀行では購入できない可能性も否定できません。

手数料の安さや運用実績など、幅広い選択肢から金融商品を選びたい人にとって、物足りなさを感じる原因です。

②投資信託の信託報酬や各種手数料が高め

銀行で取り扱う投資信託は、保有期間中にかかる「信託報酬」などのコストが割高に設定されている傾向があります

窓口での対面サポートや店舗の維持費が、商品のコストに上乗せされているため、受け取れるリターンが減ってしまいます。

手数料のわずかな差であっても、10年や20年などの長期運用では最終的には大きな影響を及ぼすため、注意しましょう。

手厚いサポートを受けられるからこそ、運用コストの負担が増える点は理解しておく必要があります。

③個別株式の取引ができない

銀行のNISA口座では、個別株式を購入できないため、成長投資枠での投資を楽しめないデメリットがあります

「特定の企業を応援したい」「配当金で収入源を増やしたい」「株主優待を受けたい」などの希望がある人は、おすすめできません。

投資の幅を広げたい場合は、銀行ではなく証券会社で口座を開設するほうがよいでしょう。

④クレジットカードで積立ができない銀行が多い

銀行では「クレジットカード決済による積立投資」を利用できないため、日頃からポイントを貯めている人は注意しましょう。

多くのネット証券では、提携するクレジットカードで投資信託を購入すると、毎月の積立額に応じてポイントが付与されます。

例えば、クレジットカードでも人気の高い「楽天カード」は、楽天証券でNISAの積立設定をすると最大2%のポイントを得られます。

通常の楽天カードの場合、0.5%のポイントを受け取れるため、経済圏が楽天の人には嬉しい特典です。

毎月3万円積み立てた場合、1か月で150ポイント、1年で1,800ポイント、5年で9,000ポイントにもなります。

しかし、一般的な銀行の窓口で開設したNISA口座では、ポイント還元の恩恵を受けられません。

また、積立投資は15年以上かけて運用する点から考えると、大きな差です。

資産形成の効率を少しでも高めたい人には、ポイント還元制度がない点は見逃せないマイナスポイントです。

銀行とネット証券のNISAを手数料と対象商品で比較

銀行とネット証券の違いを、コストと商品の観点から詳しくみていきましょう。

大手銀行や地方銀行の一般的な手数料と取扱商品

大手銀行や地方銀行の取扱銘柄数は、数十本から多くても数百本程度と少ない傾向にあります

信託報酬の目安は、ファンドの運用方針によって異なりますが、年率0.1%〜2.5%前後です。

信託報酬が低いインデックスファンドを取り扱う銀行も増えましたが、ネット証券ほど自由に選べません。

窓口での対面サポート費用が運用コストに反映されているため、全体的な手数料は高めでしょう。

ネット証券の手数料と長期的な運用コストの差

ネット証券は、数千本を超える取扱銘柄数から選べます。

さらに、インデックスファンドの信託報酬は、年率0.1%から0.2%前後と低水準です。

人気の高い「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬は0.0814%と非常に低く、手元に残るお金を増やせます。

例えば、毎月3万円を20年間積み立てる場合、信託報酬が1.0%違うだけで、最終的な手元に残る金額には数十万円単位の差が生まれます。

長期的に資産形成をするからこそ、ネット証券の低コスト運用は検討すべきでしょう。

銀行でのNISA運用をおすすめする人・おすすめしない人

それぞれの金融機関がどのような人に向いているのかを紹介するので、自身の価値観や目的と照らし合わせて判断してください。

銀行窓口での口座開設が向いている人の特徴

担当者の顔を見て、納得いくまで対面で説明を受けたい人には銀行が向いています。

また、パスワードの管理やネット上の画面操作に抵抗がある人も、窓口のサポート体制が大きな助けとなります

投資のコスト削減よりも、困ったときにすぐ駆け込める身近な相談相手がいてほしいと考える人に適した選択肢です。

少しでもコストを抑えて資産形成したいならネット証券

将来のリターンを最大化したい人は、各種手数料を抑えたネット証券がおすすめです。

スマホやパソコンの基本操作に抵抗がなく、自身のペースで商品選びの情報を集められる人に向いています。

幅広い投資信託や個別株式など、将来的な投資スタイルの変化にも柔軟に対応できる環境を求めている人にもよいでしょう。

【注意】銀行窓口への相談は少しハードルが高め

安心を求めて銀行の窓口を利用する際も、事前に認識しておくべきポイントがあります。

専門用語が多くて制度やリスクを理解しきれない不安

窓口の担当者は丁寧に説明してくれますが、金融業界特有の専門用語が頻繁に登場します。

「基準価額」や「信託報酬」、「目論見書」など聞きなれない言葉が多いため、内容を理解しきれないケースもあります。

分からない言葉をその都度質問するのは気が引けてしまい、曖昧な理解のまま相槌を打ってしまわないよう、気を付けましょう。

「自分がどのようなリスクを負って投資するのか」をはっきりと理解するまで、何度も質問するのがポイントです。

自身のペースで金融商品を選びたいときの心理的な負担

窓口では、担当者が顧客の意向を汲み取りながらおすすめの商品を提案してくれます。

しかし、提案が本当に自分の目的に合っているのか判断できず、断りづらさを感じる人も多いでしょう。

「せっかく時間を割いて丁寧に説明してもらったから」との感情が働き、本意ではない商品を購入してしまう事例もあります。

対面の営業担当者の存在をプレッシャーに感じないよう、パンフレットを持ち帰って冷静に判断する前提で相談する意識が必要です。

NISA選びで失敗しないためには「お金の知識」を学ぼう

銀行の窓口やネット証券には、メリットとデメリットがあるため、個人の考え方に合わせて選ぶ必要があります。

しかし、金融機関に任せきりにせず、自らお金の知識を身につけ、担当者と対等に話ができるよう学習するのが理想的です。

ネット証券を利用する場合は、自分自身で商品を選定し、運用を管理する責任が伴います。

一方、銀行の窓口を利用する場合でも、担当者の提案をすべて受け入れるのではなく、判断する基準を持たなければなりません。

どちらの道を選ぶにしても、大切な資産を守り、育てるためには基礎的なお金の知識が必要です。

正しい金融リテラシーがあれば、どのような環境でも自信を持って資産形成を進められます。

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役立つお金の知識を学ぶなら「FPキャンプ」がおすすめ

お金に関する体系的な知識を身につけるなら、「FPキャンプ」で実生活に役立つ知識を学ぶのが最適です。

①YouTubeのFP解説で人気のほんださんが運営するコンテンツ

FPキャンプは、分かりやすい解説動画で圧倒的な支持を集めるYouTuber「ほんださん」が手掛ける学習コンテンツです。

難解な専門用語をかみ砕き、小学生でも分かる易しい言葉で本質から理解できるよう解説します

暗記ではなく、制度の背景や「なぜそうなるのか」という理由から紐解いてくれるため、初心者でも学習を進められるでしょう。

お金の仕組みを深く理解していれば、市場の変化があった場合でも、資産を守るための行動ができます。

②投資やNISAの仕組みから家計管理まで体系的に学べる

FPの学習範囲は、NISAや投資信託や金融資産運用にとどまりません。

税金の仕組み、保険の見直し、不動産、老後の年金制度まで、人生に関わるお金の知識を網羅しています

FPキャンプで学べば、投資のテクニックだけではなく、家計を改善できる一生モノのスキルが身につきます

目先のお金に惑わされない、自身の資産を管理する能力を得られるでしょう。

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③スキマ時間を活用して無理なくFP資格の取得を目指せる

FPキャンプのコンテンツは、忙しい社会人でも勉強しやすいように工夫されています。

スマホやタブレットがあれば、通勤中の電車内や家事の合間など、わずかなスキマ時間を学習にあてられます

テキストや問題集もスマホから確認可能なため、机に向かってまとまった時間を確保できなくても知識が定着するでしょう。

仕事やプライベートと両立しながら、自分のペースで着実にFP資格の合格を目指せるシステムです。

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④無料でFP3級(学科試験)コースを学べる

FPキャンプでは、お金の基礎知識が詰まったFP3級の学科試験対策コースを無料で利用できます

高額な教材費やスクール代を支払わずに、ノーリスクで質の高い金融教育に触れられる点は、FPキャンプならではのメリットです。

まずは無料コースでNISAや税金の基礎を学び、自分自身の金融リテラシーを高める第一歩を踏み出してみましょう。

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まとめ:銀行NISAの特徴を理解して、正しい知識で資産形成をはじめよう

銀行でのNISA口座開設は、対面での手厚いサポートを受けられる安心感がメリットです。

しかし、運用コストの高さや商品の少なさなどのデメリットも十分に理解しておく必要があります。

どの金融機関を選ぶ場合でも、最終的に自分のお金を守るのは「自分自身の金融リテラシー」です。

窓口での提案を正しく評価し、自信を持って一歩を踏み出すためにも、まずはFPキャンプを活用して基礎的なお金の知識を身につけましょう。

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