
24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、33万人以上の登録者を獲得。
2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2025年9月のFP1級試験では48%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。
20代は就職や結婚などのライフイベントが多く、将来のお金について考えはじめる時期です。
周りの人が保険に入りはじめたと聞き、自分も加入すべきか迷う人は多いでしょう。
20代の場合でも、必ず保険が必要になるわけではなく、個人の状況によって異なります。
「みんなが加入しているから」と目的を決めずに契約してしまうと、無駄な保険料を支払う可能性があります。
本記事では、20代の保険料の相場から損をしない選び方まで解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

20代に保険は必要?加入率とリスクの基本
20代の保険料やリスクをもとに、保険の必要性を考えていきましょう。
20代の生命保険・医療保険の加入率
生命保険文化センターの「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」調査によると、20代単身世帯の生命保険加入率は27.8%です。
実は7割以上の人が保険に入っておらず、独身のうちは保険で備えない人が多い点が分かりました。
しかし、世帯主が20代の2人以上世帯になると状況は一変し、加入率は約70%近くまで上がります。
つまり、独身のうちは保険の必要性を感じていなくても、結婚などのライフイベントを機に考えはじめる人が多いといえます。
病気やケガのリスクと公的医療保険の基本
20代は健康な人が多いものの、突然の病気やケガによる入院リスクがゼロではありません。
しかし、日本には充実した公的医療保険制度があるため、理解したうえで「どの部分を保障するか」を考えてください。
「高額療養費制度」を利用すれば、1か月の医療費の自己負担上限額が年齢や収入に応じて一定に抑えられます。
例えば、年収300万円の人が100万円の医療を受けた場合でも、57,600円支払うだけで済みます。
そのため、約5万8,000円を支払う余裕がない人や、公的制度でカバーできない差額分や食事代などを民間保険で備えましょう。
手厚すぎる保険に入って毎月の生活を圧迫しないよう、公的制度の仕組みを正しく知るのがおすすめです。
【おすすめの記事】
社会保険をわかりやすく解説!4つの保険を使いこなすお金の知識
20代から保険に加入するメリット・デメリット
若いうちから保険へ加入する際のメリット・デメリットを確認し、自分の状況に合うか判断しましょう。
メリット
20代から保険に加入するメリットは、年齢が若いため毎月の保険料が安く設定される点です。
健康状態が良好な20代であれば、加入時の審査にも通りやすい傾向にあります。
一般的に年齢が上がるほど保険料が高くなり、病気を患うと審査が通らなくなります。
病気を患ってしまうと「引受基準緩和型」など、保険料が高い保険が選択肢となるため、注意が必要です。
また、早くから万が一の事態に備えられれば、精神的な安心感を得られるでしょう。
デメリット
20代から保険に加入するデメリットは、毎月の固定費が増え、自由に使えるお金が減る点です。
収入がまだ少ない20代にとって、数千円の出費でも家計の負担となるでしょう。
また、知識がないまま不要な保障をつけてしまうと、長期間にわたり損をし続けるため、十分に検討してください。
さらに、ライフステージの変化に合わせて、定期的な見直しが必要になる点も考慮し、複数の保険を比較するのがおすすめです。
【独身・既婚別】20代の保険料の平均相場は月にいくら?
保険料の目安は、現在の家族構成によって異なるため、独身と既婚のケースに分けて、毎月の平均相場を詳しく解説します。
独身(男性・女性)の保険料の目安と中央値
「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、20代単身世帯の場合、毎月の保険料の相場は約1万1,800円です。
年間の払込保険料(約14万2,000円)を12か月で割った目安の金額です。
ただし、平均値は高額な保険に入っている人も含まれているため、理解しておきましょう。
独身のうちは養う家族がいないため、死亡保障を高額にする必要はなく、葬儀費用分の保険金で十分なケースが多くあります。
生活防衛資金をしっかりと貯金し、自分の医療費や働けなくなったときに備えるのが安心です。
万が一の生活を守る「生活防衛資金」について知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
▶生活防衛資金は必要?目安金額や貯め方、投資のタイミングを解説
既婚(夫婦)の保険料の目安と見直しのタイミング
同調査によると、世帯主が20代の2人以上世帯の場合、保険料の相場は約2万6,800円まで上がります。
年間で約32万2,000円を支払っている計算になり、家計の中でも高額な固定費です。
結婚を機に、配偶者や子どもの生活を守るための死亡保障を手厚くする人が増えるためです。
必要な保険金額は家族構成の変化や子どもの成長とともに変化するため、定期的な点検が欠かせません。
ただし、手厚い保障内容の終身保険を選ぶと保険料が高くなるため、定期型保険で一時的に保険金を増すなどの柔軟な工夫が必要です。
【おすすめの記事】
終身保険とは?難しい保険選びは「FP資格」で根本解決
20代が検討すべき保険の種類
保険にはさまざまな種類があり、目的に合わせた選択が必要です。
終身型・貯蓄型・掛け捨て型の目的と違い
終身型・貯蓄型・掛け捨て型の基本を紹介します。
- 終身型
一生涯の保障が続き、加入時の保険料が変わりません。
年齢が若ければ若いほど保険料が安い特徴があります。
- 貯蓄型
将来的に解約返戻金や満期保険金を受け取れるため、貯金感覚で活用できます。
投資よりも非効率的ではありますが、お金の知識がない人や貯金が苦手な人に向いています。
- 掛け捨て型
支払った保険料は戻りませんが、手頃な金額で大きな保障を得られます。
「子どもが大学を卒業するまで」など、ピンポイントで保険料を調整したいときに適しています。
現在の収入や家族構成、資産総額などに応じて、バランスよく組み合わせるのが理想的です。
生命保険・医療保険・がん保険
保険には複数の種類があるため、代表的な生命保険・医療保険・がん保険について解説します。
- 死亡保障
自分が亡くなったあとに遺された家族の生活費を確保できる保険です。
遺族年金に対していくら足りないかを考え、保険金額を選びましょう。
- 医療保険
病気やケガによる入院や手術の費用をカバーする保険です。
公的医療保険でカバーできない部分や貯金が少ない人などに向いています。
- がん保険
治療費が高額・長期間になりやすいがんに特化した保険です。
がん家系の人や多くの選択肢から治療を選びたい人に適しています。
すべてに加入するのではなく、公的制度で足りない部分だけを民間の保険で補いましょう。
どの保険を選べばいい?選び方を解説
保険選びの正解は、現在のライフスタイルによって異なるため、状況別の選び方を紹介します。
独身
独身の20代は養う家族がいないため、手厚い保障はいらないでしょう。
生活防衛資金が十分に貯まっていない場合のみ加入するなど、柔軟に保険を活用するのがおすすめです。
万が一に備えた医療保険や、葬儀費用としての生命保険など、自身の状況に合わせて備えてください。
生活防衛資金が十分に確保できている人は、公的医療保険について学び、金額が足りると判断した場合は無理に保険に加入する必要はありません。
保険に入らない代わりにNISAやiDeCoなどで資産運用するなど、お金に働いてもらう仕組みを作るのも一つです。
【おすすめの記事】
▶NISA:非課税になるNISAとは?安全な資産運用は「FP資格」にあり!
既婚者(子どもなし)
共働きの夫婦であれば、万が一の事態が起きても配偶者の収入で生活を維持できるため、手厚い保険は必要ないでしょう。
ただし、専業主婦や主夫の場合は、収入を支える側の死亡保障を少し厚く設定しましょう。
将来のライフイベントを見据えて、保険料の負担が重くなりすぎないよう注意が必要です。
【おすすめの記事】
医療保険はいらない?自分だけの正解を見つける方法をFPが解説
既婚者(子どもあり)
子どもがいる場合、教育費や将来の生活費をカバーする十分な保障が欠かせません。
残された家族が困らないよう、保険を活用して万が一に備えましょう。
支払った保険料は一定金額を控除できるため、制度を活用するのがおすすめです。
また、両親ともに万が一の問題が発生したときでも、子どもの進路を狭めたくない人は、学資保険を活用するのも一つです。
効率を重視するならNISAもおすすめのため、価値観や資産に合わせて柔軟に選んでください。
窓口に行く前に!20代が自分で「お金の知識」を学ぼう
保険選びで失敗しないためには、自分自身でお金の基礎知識を身につける意識が大切です。
予備知識がないまま窓口に行くと、担当者の提案をすべて鵜呑みにしてしまい、現状に合わない保険を選ぶ可能性があります。
公的保障を理解したうえで、自分で月々に払える予算と、必要な保険金を考えておくとよいでしょう。
保険の加入や見直しは、家計改善の第一歩にすぎないため、お金の知識を学ぶのが最適です。
知識を高めれば、税金や年金や投資などのお金に関する悩みを総合的に解決できます。
目先の保険料を安くするだけでなく、生涯にわたって損をしない選択が可能になります。
20代のうちに正しい知識を身につけて、お金の不安を希望のある計画に変えるのがおすすめです。
保険選びに迷ったら「FPキャンプ」で一生モノの知識を学ぼう
自分でお金の勉強をしたいけれど、何からはじめればいいかわからないと悩む人にこそ「FPキャンプ」の活用がおすすめです。
YouTubeで人気のほんださんが運営するFPキャンプ
FPキャンプは、YouTubeのFP解説動画で人気を誇るほんださんが運営する学習コンテンツです。
難しい専門用語をわかりやすく解説してくれるため、初心者でも挫折せずに学べます。
FP試験対策用の暗記ではなく、制度の背景や理由から論理的に理解できるため、実生活で活かしやすいのが特徴です。
FPの勉強を通じて、自分自身の保険や家計を的確に見直すスキルが自然に身につきます。
【おすすめの記事】
実生活で役立つ本質知識が学べる
FPキャンプで学べる講義は、知識の背景や制度ができた理由などの本質から学べます。
プロの思考法や応用力も理解できるため、「この保険はいらない」「このサブスクは解約しよう」と判断できるようになるでしょう。
学んだその日から、自分の人生を守るための行動を起こせるのが、FPキャンプで提供する深い知識です。
【おすすめの記事】
まずはお試し可能!無料コースを活用しよう
FPキャンプには、はじめてお金の勉強をする人に向けた無料コースが用意されています。
FP3級の学科試験対策は無料でじっくりと学べるため、いきなり有料コースをはじめる人でも安心です。
さらに、2級コースも7日間の無料体験コースを提供しているため、2級から挑戦してみたい人にも向いています。
いきなり有料の教材を買う必要はなく、無料で講義の質やわかりやすさを体感してみてください。
スマホだけでスキマ時間に学習できるため、忙しい20代でも無理なく継続できるでしょう。
【おすすめの記事】
【朗報】FP3級の独学が変わる!FPキャンプなら学科試験対策が無料で使い放題に
まとめ:20代の保険は「とりあえず加入」ではなく知識をつけて選ぼう
20代の保険は、周りに流されて加入するものではありません。
公的保険の制度を理解し、自分のライフステージに合った必要最低限の備えを用意するのがポイントです。
保険のプロにすべてを任せるのではなく、自らお金の知識を学習して判断する姿勢が求められます。
FPキャンプを活用して一生モノのお金の知識を学び、後悔しない選択をしていきましょう。
【関連記事】お金の勉強をはじめたい人におすすめ
FP資格の情報や、20代におすすめの情報を知りたい人は、こちらの記事もあわせてご覧ください。0
【FP資格】
▶FP資格:ファイナンシャルプランナー(FP)とは?メリット・勉強方法を徹底解説
▶独学:ファイナンシャルプランナー(FP)試験は独学でも合格できる?勉強法・テキストなどを解説!
▶難易度:ファイナンシャルプランナー(FP)の難易度は?合格率や勉強時間を解説
▶FP資格は意味がない?:「FP3級は意味ない」は本当?取るべき人や不要な人、メリット・注意点をFPが解説
【20代】
▶副業:20代の副業にFPが最適!本業と相乗効果で稼ぐキャリア戦略
▶男性:20代男性の副業|時間の切り売りから脱却!FPでスキルと収入を得る方法
▶女性:【20代女性】副業FPは未経験でも可能!ライフイベントに備える稼ぎ方
▶実務経験:ファイナンシャルプランナー(FP)試験の受験資格「実務経験」とは?対象の仕事なども解説


