【FP解説】結婚資金はいくら必要?平均値の罠と生活を守るリアルな予算

この記事を書いた人
本多遼太朗

24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、33万人以上の登録者を獲得。

2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2025年9月のFP1級試験では48%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。

結婚を意識しはじめた20代にとって、結婚資金の問題に不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

雑誌やネットで数百万円以上の結婚資金が必要だと知り、驚くカップルは多くいます。

しかし、自分たちに必要な金額とは大きくかけ離れているケースがあり、丁寧に計算する必要があります。

世間の相場に合わせるのではなく、2人の生活を守りながら最適な予算を組みましょう。

本記事では、お金の専門家がリアルな自己負担額と、結婚後の生活を破綻させないためのお金の知識について解説します。

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目次

データで判明!結婚費用の総額は約454万円

「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、結納・婚約から新婚旅行までにかかった費用の総額は、平均で約454.3万円です。

内訳公開:結婚式343万・新婚旅行61万など

総額約454万円の主な内訳を確認しましょう。

大きな割合を占める結婚式・披露宴・ウエディングパーティー総額は、平均約343.9万円です。

次いで、新婚旅行が平均約61.6万円、婚約指輪などの婚約記念品が平均約39.0万円にのぼります。

さらに、インテリア・家具に平均24.4万円、家電製品に平均28.8万円がかかります。

これらを含めると実際の出費はさらに50万円以上増えるため、慎重な資産計画が必要です

参照:株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査(2024年)」(2026年2月時点)

親の援助とご祝儀の平均額は?自己負担を減らすポイント

約343.9万円もの金額を自分たちだけで用意するのは大変ですが、親から援助してもらえる可能性もあります。

同調査によると、結婚式・披露宴に対して親・親族からの援助があったカップルは7割を超えており、平均額は約168.6万円です

また、ゲストからのご祝儀も大きな支えとなり、ご祝儀の平均総額は約205.6万円でした。

【結論】実際に用意すべき「持ち出し額」は約161.3万円

同調査では、結婚式・披露宴におけるカップルの自己負担額の平均は161.3万円という結果が出ました。

新婚旅行や新生活の費用を加えると、最終的な自己負担額は200万円前後になる可能性もあるでしょう。

ご祝儀や援助をうまく活用すれば、負担を大きく軽減できます。

「総額454万円」という数字に怯えるのではなく、援助やご祝儀を引いたあとの「リアルな負担額」を把握するのが重要です

また、最近では「カジュアルな結婚式」や「フォトウェディング」などもあるので、あらゆる選択肢を検討してみてください。

計画的に貯める!FPがおすすめする結婚資金の貯め方

お金の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)が、効率的に結婚資金を貯める方法を紹介します。

収入・支出を把握し、お金の流れを可視化

最初に、毎月の手取り収入と、「何にいくら使っているか」を正確に数値として把握してみてください。

ノートなどを使って家計簿をつけるのが苦手な人は、家計簿アプリの利用がおすすめです。

クレジットカードや銀行口座を連携させられるので、自動でお金の流れを記録できます。

無理のない方法を選び、毎月の収入や支出を具体的な数字で明確にしましょう

【おすすめの記事】
FP3級で家計管理が変わる!節約の質を上げるお金の知識とは?

無駄な支払いはない?固定費を見直し

最初に見直すべき費用は、住居費・通信費・保険料・サブスクリプションなどの「固定費」です。

例えば、スマホを大手キャリアから格安SIMに変えるだけで、月に数千円の節約になります。

公的保険でカバーできる範囲を理解できれば、民間医療保険で必要な保険金が把握でき、不要な保険を解約できます。

一度手続きをするだけで節約効果がずっと続くため、切り詰めて節約をするよりもストレスがかかりません

現在の固定費をリストアップし、見直してみましょう。

いつまでに、いくら必要?具体的な数字に落とし込む

「1年後の結婚式までに150万円貯める」など、具体的なゴールを設定しましょう。

150万円を1年で貯める場合、毎月の貯金額は12.5万円だと分かります。

2人で分担すれば月々6万~7万円ずつで、ボーナスを併用すればさらにハードルは下がるでしょう。

曖昧な数字ではなく、具体的な数字に落とし込めれば、より具体的な計画へと変わり、目標に近づけます

2人の生活を守る「生活防衛資金」も重要

これからの2人を祝福する結婚資金は大切な目標ですが、生活を守る「生活防衛資金」も非常に重要です。

結婚式で貯金ゼロは危険?生活防衛資金とは

生活防衛資金とは、病気やケガで働けなくなるなどのリスクに備えたお金を指します。

結婚式ですべての貯金を使い果たした場合、万が一の問題が発生したとき、生活が立ち行かなくなります。

結婚資金とは別に、生活防衛資金も意識した計画を立てて、2人の明るい未来も大切に守りましょう

生活防衛資金は「生活費の3か月~半年分」が目安

一般的に、会社員であれば「生活費の3か月~半年分」、自営業であれば「半年~1年分」が目安とされています。

自営業は収入が不安定な特徴があるため、多めに設定しておくのがよいでしょう。

収入が途絶えても、次の仕事が見つかるまでや、病気が治るまでの期間を乗り切るための金額です。

生活防衛資金をシミュレーション

新婚生活の生活費が月30万円の夫婦の場合をシミュレーションします。

最低でも3か月分の90万円、できれば半年分の180万円を、結婚式費用とは別に手元に残しておきましょう。

2人の貯金総額が300万円あったとしても、結婚式で200万円使ってしまえば、残りは100万円です。

100万円では、推奨される「半年分の生活防衛資金(180万円)」を大きく割り込んでしまいます。

「貯金があるから全部使っても大丈夫」ではなく、「防衛資金を差し引いた残りの金額」こそが、結婚式に使える本当の予算です

基本となるのはライフプラン!FPの知識で解決

結婚資金や生活防衛資金を真剣に考えたい人こそ、FPの知識である「ライフプランニング」を学ぶのがおすすめです。

ライフプランとは

ライフプランとは、将来の夢や目標を時系列に並べ、必要なお金を予測して計画を立てる手段です。

結婚だけでなく、住宅購入・出産・教育・老後など、人生にはお金のかかるイベントがいくつもあります。

「何歳でいくら必要か」が具体的に分かるため、長期的な視点でお金を管理できます

お金の流れを予測して、具体的に備えよう

ライフプラン表を作成すると、「3年後に車を買いたいから、今は結婚式費用を少し抑えよう」と判断できるようになります。

行き当たりばったりの出費を防ぎ、将来の不安を数字で解消できるのがメリットです。

自分たちの人生を自分たちでコントロールするために、お金の知識は欠かせません

FPの知識は人生を守る盾となり、武器となる

FPの知識は、詐欺や無駄な出費から資産を守る「盾」となり、資産を効率よく増やすための「武器」となります。

社会保険の仕組み、税金の控除、資産運用のリスクとリターンなどを理解していれば、手元に残るお金には大きな差が生まれます。

これから家庭を持つ20代にとって、FPの知識は、経済的に豊かな生活を得るために欠かせない教養です

使える本質的な知識は「FPキャンプ」で学ぼう

「自分たちの家計をしっかり守りたい」「正しいお金の知識を身につけたい」と考える人におすすめなのが「FPキャンプ」です。

実生活で使える生きた知識を学べる

資格試験のための暗記ではなく、実生活ですぐに役立つ「生きた金融知識」を学ぶなら、「FPキャンプ」が最適です

YouTubeで人気を誇るFPが、教科書には載っていない「現場の知識」や「制度の本質」を分かりやすく解説しています

結婚資金の準備をきっかけに、一生使える金融リテラシーを身につけましょう。

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まずは無料でスタート可能!リスクなし

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結婚という大きなライフイベントを機に、お金に強い自分へと進化しましょう。

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まとめ:平均値に惑わされず、自分たちの予算を組もう

結婚資金に「正解」はないため、個人の価値観や資産額、理想などから「自分たちだけの選択」ができます。

世間の平均値や見栄に流されることなく、自分たちの収入やライフプランに合わせた「身の丈に合った予算」を見つけましょう。

2人でじっくりとお金について話し合い、納得のいくプランを立てるのが、幸せな結婚生活への第一歩です。

正しいお金の知識を身につけ、お金をコントロールしながら、経済的に余裕のある生活を手に入れてみてください。

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