【ほんだ流】FP2級・3級の問題集選びと勉強法！最短合格への近道は「一問一答」

FP2級や3級の合格を目指すとき、「どの問題集を選べばよいのか」と多くの人が悩むでしょう。

書店には数多くのテキストや問題集が並び、ネット上には無料の過去問サイトも存在します。

選択肢が多いあまり、どれを使えば効率的に合格できるのか分からず、時間を浪費してしまう受験生は少なくありません。

本記事では、ほんださんが推奨する「最短合格するための問題集の選び方」と「脳の仕組みを活かした効率的な勉強法」について解説します。

間違った努力を避け、確実な知識を身につけて一発合格を目指しましょう。

CBT試験対策に必須の問題集選び

FP講師として人気が高いほんださんが、効率的に合格を目指すための問題集の選び方を解説します。

ネットの過去問サイトにおけるリスク

これまでのFP試験対策では「過去問を繰り返し解く」のが王道とされてきました。

しかし、CBT試験が導入された現在、ネット上の過去問サイトや古い過去問集だけに頼るのはリスクが伴います。

CBT試験では問題が公表されないため、過去問サイトの情報が最新の試験傾向を反映していない可能性があり、注意しなければなりません。

ネット上の過去問はあくまで「過去の紙試験時代の遺産」であり、CBT試験で出題される問題とは傾向や難易度が異なるケースがあります。

実際、ほんださんが自ら受験して調査した結果、以前の紙試験にはなかったような難易度の高い問題が見つかりました。

また、FP1級レベルの知識を問うような問題が出題されていることも確認されています。

何年も前の過去問を完璧にしても、本番で見たこともない問題が出題され、パニックになる受験生は少なくありません。

合格を確実にするには、最新のCBT試験の傾向を分析し、適切に反映された市販の問題集を使用するのがおすすめです。

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4択問題集に潜む非効率な罠

多くのFP問題集は、本番試験と同じ「4択形式」を採用しています。

一見すると実戦的な形式に思えますが、学習効率の観点からは大きな無駄が潜んでいます。

4択問題の欠点は、すべての選択肢が均等に重要ではない点です。

例えば、正解の選択肢は頻出の重要知識であっても、「二度と出ないようなマニアックな知識」や「単なるダミー」が含まれている場合があります。

4択形式で学習すると、合格に不要な細かい知識まで調べたり覚えたりする必要が生じ、学習時間が増えてしまいます。

また、4択問題は消去法で正解できてしまうため、注意しなければなりません。

「1番が正解かな？」と判断して正解した場合、残りの2〜4番の選択肢の内容を理解していなくても点数がとれます。

これでは「解いた気」にはなりますが、知識は定着していません。

本番試験で少しひねった出題をされると、知識をしっかりと思い出せず、得点できない可能性があるでしょう。

学習段階では「なんとなく正解できる」状態ではなく、一つひとつの知識を正確に理解する必要があります。

最短合格には「一問一答」が最適

知識を定着させ、最短で合格を目指すなら「一問一答形式」の問題集が最適です。

4択問題の選択肢をバラバラにし、一つひとつの文章が「〇（正しい）」か「✕（間違い）」かを判定する形式です。

一問一答のメリットは、ごまかしが効かない点にあります。

消去法が使えないため、知識を本当に理解していない場合は正解できません。

また、不要なダミー選択肢を排除し、頻出の重要知識だけに絞って学習できるため、時間の無駄を減らせます。

さらに、✕の選択肢に対して「なぜ間違いなのか」「どこを直せば正しくなるのか」を解説で確認することで、周辺知識も同時に身につきます。

ほんださんが監修した問題集「FP2級 一問一答式問題集（通称：1000本ノック）」のように、詳細な解説がついているものを選びましょう。

1問解くごとの学習密度が飛躍的に高まり、分厚い4択問題集を何周もするよりも、短期間で確実な合格力を養えます。

知識が定着する問題集の進め方

記憶の定着をサポートするための、効率的な問題集の進め方を解説します。

インプット直後にテーマ単位で解く

テキストを読んだり講義動画を見たりした後、どのタイミングで問題を解くべきでしょうか。

「全範囲のインプットが終わってからまとめて解く」という方法をとる人がいますが、これはおすすめできません。

人間は忘れる生き物であり、最後まで学習してから最初の分野に戻ると、内容はほとんど頭に残っていないためです。

効率的なのは「テーマ単位でこまめに解く」方法です。

例えば「健康保険」のテキストを読んだら、すぐに問題集の「健康保険」のページを開いて問題を解きます。

インプットした直後にアウトプットをすれば、脳は「この情報は重要だ」と認識し、記憶に定着しやすくなります。

また、一問一答形式であれば、動画やテキストの進行に合わせて細かく問題を区切れるため、学習のハードルを下げられるでしょう。

インプットとアウトプットをサンドイッチのように挟みながら進めることで、知識の抜け漏れを防ぎ、着実に理解を積み重ねられます。

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学習開始は「タックス（税金）」から

特に興味のある分野がない場合は「タックス（税金）」からはじめるのがおすすめです。

特になじみのない分野から手をつけると、難しさに挫折してしまうリスクがあります。

もし特定の得意分野や興味のある分野（株が好きなら金融、家を買う予定なら不動産など）があれば、そこからはじめるのが一番です。

タックスからはじめるとよい理由は、税金は誰にとっても身近なテーマのためです。

会社員であれば所得税や住民税を払っており、買い物では消費税を払っています。

「自分のお金に関わること」として興味を持ちやすく、学習のハードルが低くなるでしょう。

さらに、タックス分野の知識が他のすべての分野に関わってきます。

年金を受け取れば雑所得、保険金を受け取れば一時所得、株でリターンが出れば譲渡所得など、お金が動くところには必ず税金が発生します。

最初に税金の仕組みを理解しておくと、他の分野に進んだときに知識がつながり、学習がスムーズに進められるでしょう。

脳の仕組みを利用した復習法

人間の脳の仕組み（エビングハウスの忘却曲線など）を理解し、適切なタイミングで復習すれば、誰でも記憶を維持できます。

翌日の復習で記憶を維持する

学習した内容を忘れないためには「翌日の復習」が重要です。

人間の脳は、学習した直後から急激に忘却をはじめますが、翌日に再度同じ情報に触れることで、記憶の定着率が向上します。

勉強のルーティンとして、その日の新しい問題を解く前に、必ず「前日に間違えた問題」を解き直す時間を設けましょう。

例えば、毎日20問進めると決めているなら、まず昨日の復習をして、その後に今日の新しい20問に取り組みます。

早く学習を進めたい気持ちがある場合でも、復習をおろそかにすると、1冊終わったころには最初の内容を忘れています。

勉強した時間が無駄になってしまうため、「復習こそが勉強の本質である」と捉え、前日の内容を完璧にしてから進む習慣をつけましょう。

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「丸・三角・バツ」で復習効率化

効率的に復習するためには、自分の理解度を可視化する必要があります。

問題を解く際に、すべての問題に「〇・△・✕」などのマークをつけていきましょう。

このように仕分けすれば、復習の優先順位が明確になります。

翌日の復習では、〇がついた問題は飛ばし、△と✕がついた問題だけを重点的に解き直せば効率的です。

すべてを均等に復習する必要はありません。自分の弱点だけをピンポイントで補強することで、限られた勉強時間を最大限に活用できます。

間違えた問題だけ繰り返す

「問題集は3周すれば合格できる」といった話をよく聞きますが、ただ漫然と最初から最後まで3回繰り返すのは非効率です。

1周目は全問解く必要がありますが、2周目以降は「理解できていない問題」だけに取り組む方がよいでしょう。

先述した「翌日復習」をして、△や✕だった問題が解けるようになったら、マークを〇に書き換えます。

徐々に解くべき問題を減らしていく方法こそが、本当に意味のある過去問演習です。

すべての問題が〇になった状態になれば「問題集をやり切った」といえます。

自信を持って試験会場へ向かえる状態へ持っていき、最短で合格を手に入れましょう。

勉強を習慣化！学習のハードルを下げる

気合や根性に頼るのではなく、学習のハードルを下げる工夫をすれば、挫折を防げます。

自分の解答スピードを計測して計画する

学習計画を立てるとき、「1日50問解く！」といった目標をいきなり立てるのは危険です。

自分の処理能力を把握していないと、計画倒れになり挫折の原因になります。

まずはストップウォッチを使い、自分が10問解くのに何分かかるかを計測してみてください。

もし10問で15分かかるなら、1時間の勉強時間で進められるのは40問程度だと分かります。

さらに、解説を読む時間や復習の時間も含めると、実際に進めるペースはもっと現実的な数字になるはずです。

自分の基準を把握して、無理のない計画を立てられれば、「今日もノルマを達成できた」という小さな成功体験を積み重ねられます。

これがモチベーションの維持につながり、長期的な学習継続を可能にします。

学習のハードルを下げてスキマ時間を活用

「勉強＝机に向かってペンを持つ」という固定観念を捨て、いつでも、どこでも学習できる状態を整えましょう。

特にFPの学科試験（マークシート）や一問一答の学習は、書く作業を必要としないため、スマホや問題集を開くだけで勉強できます。

「朝起きたらベッドの中で5分」「通勤電車の待ち時間」「お風呂が沸くまでの時間」など、日常生活には多くのスキマ時間が存在します。

1回15分程度の短い時間でも、積み重ねれば大きな学習時間となるので、スキマ時間で勉強を進めるのがおすすめです。

勉強が上手な人ほど、机に向かわずに勉強する工夫をしています。

「家に帰ったら勉強しよう」と考えていても、疲れている日は後回しにしてしまいます。

しかし、「通勤中に終わらせてしまおう」と考えれば気が楽になり、休憩時間も確保できるでしょう。

いつでもどこでも学習できる工夫をして、生活の一部に勉強を組み込んでしまうのが合格への近道です。

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机に向かわない勉強法のすすめ

前述の通り、学科試験対策では必ずしも机に向かう必要はありません。

ほんださんの場合、一問一答の問題集を布団の中で寝転がりながら解いていたそうです。

問題を見て頭の中で答えを出し、正解を確認するだけなら、どのような姿勢でも進められます。

実技試験の計算問題など電卓が必要な勉強は机に向かう必要がありますが、知識をインプットする段階では自由なスタイルで構いません。

「勉強しなければならない」というプレッシャーを減らし、いかに楽に、ストレスなく知識に触れる回数を増やせるかが勝負です。

自分なりの「最もハードルの低い勉強スタイル」を見つけましょう。

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試験を受けるタイミングと自信の目安

CBT試験は自分の好きなタイミングで受験できるため、逆に「いつ受けに行けばよいか分からない」と迷ってしまう人がいます。

また、完璧主義になりすぎて、いつまでも試験日を先延ばしにしてしまうケースも見られます。

一つの明確な目安は、使用している問題集を「やり切った」と思えるかどうかでしょう。

前述したように、問題集のすべての問題に〇がつき、「どこを聞かれても答えられる」という状態になれば、十分に合格圏内です。

FP試験は満点を取る必要はなく、6割正解すれば合格できる試験です。

問題集に載っていない奇問や難問が出題されても、基本的な問題を確実に正解できていれば合格点はクリアできます。

「1冊を完璧にした」という事実は、本番での大きな自信になります。

あまり慎重になりすぎず、ある程度仕上がった段階で思い切って試験日を予約してしまうのも一つの手です。

申し込みを済ませてしまうことで、「やるしかない」という適度な緊張感が生まれ、ラストスパートの集中力が高まります。

効率的な学習なら「FPキャンプ」

独学での学習に限界を感じている人や、より短期間で確実に合格したい人には、ほんださんが運営する「FPキャンプ」がおすすめです。

FPキャンプでは、出題傾向を徹底的に分析した「一問一答形式」の学習をスマホ一つで実践できる環境が整っています。

毎朝メールで厳選された問題が届くため、通勤時間などのスキマ時間を活用して自然に勉強の習慣が身につきます。

また、YouTubeよりもさらに踏み込んだ詳細な講義動画が見放題で、丸暗記ではなく「本質的な理解」に基づいた学習が可能です。

バックグラウンド再生が可能なため、スキマ時間を活用しながら、間違えた問題の背景知識まで深く学べます。

自分一人でスケジュール管理をするのが苦手な人や、効率を最大化させたい人にとって、FPキャンプは心強いパートナーとなるでしょう。

FP3級（学科試験）は無料で提供しているため、まずは挑戦してみてはいかがでしょうか。

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【問題集】FPキャンプ公式 FP2級 TEPPEN 2025-26年版

FPキャンプ公式 FP2級 TEPPEN 2025-26年版の基本情報は、以下の通りです。

• 書名：FPキャンプ公式 FP2級 TEPPEN 学科試験 1000問ノック&実技試験 重要計算攻略 一問一答 総合問題集（FP協会・金財対応）2025-26年版
• 著者：FPキャンプ（ほんださん）
• 定価：2,970円（税込）
• 発売日（Amazon）：2025年6月12日
• 発売日（全国の書店・ネット書店）：2025年6月18日
• 出版社：東京リーガルマインド

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勉強を効率化してFP試験の合格を目指そう

FP試験の合格には、がむしゃらな努力よりも「自分に合った戦略」が重要なポイントです。

CBT試験に対応していない数年前の過去問や、学習効率の悪い4択問題に時間を費やすのは避けましょう。

自分に合った「一問一答形式」の問題集を選び、インプット直後のアウトプットを徹底してください。

そして、翌日の復習を必ず行い、記憶を定着させながら進めることが大切です。

スキマ時間を活用し、学習のハードルを下げることで、無理なく勉強を継続できます。

お金の知識は、試験に合格して終わりではありません。

学んだ知識は、その後の人生において自身の資産を守り、増やすための強力な武器になります。

正しい勉強法でFP試験を突破し、一生使える価値ある知識を手に入れましょう。

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FP資格で得た知識は、自身の生活だけでなく仕事にも活かせます。

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