FP勉強が続かない人必見|合格まで続けるための7つの工夫

この記事を書いた人
本多遼太朗

24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、29万人以上の登録者を獲得。

2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2025年1月のFP1級試験では32%を超える受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格試験に合格している。

FPの資格取得を目指して勉強をはじめたものの、「なぜか学習が続かない」と悩んでいる人は少なくありません。

高いモチベーションでスタートしたはずが、日々の忙しさや学習の難しさから、やる気を失ってしまう人も多いでしょう。

しかし、勉強が続かないのには明確な原因を理解して解決策を取り入れれば、継続的な学習が可能です。

本記事では、多くの受験生が陥りがちな5つの原因を分析し、合格に向けて学習を「継続する」ための7つの工夫を解説します。

目次

FP勉強が続かない5つの原因

FPの勉強が続かない5つの原因を紹介するので、自身の状況に当てはめながら確認してみてください。

①明確な目標がない

学習が続かない原因として、明確な目標がない点が挙げられます。

「FP試験に合格する」という目標だけでは、日々の学習に対する動機づけとしては弱いかもしれません。

なぜなら、学習初期の段階では、ゴール(合格)までの道のりが長く感じられてしまうためです。

例えば、「副業をはじめたいから、半年後までにFP3級と2級に合格したい」という目標があれば、今すべきことが分かります。

しかし、「なんとなくFP3級に合格したい」という理由では、忙しくて時間がないときに、勉強を後回しにする人も多いでしょう。

明確な目標がない人は、モチベーションが下がりやすい傾向にあるため、注意が必要です。

②集中力が途切れる

勉強に集中できない場合、いくつかの原因が考えられます。

  • 勉強しすぎている

人間の集中力には限界があり、長時間1つの内容に没頭するのは簡単ではありません。

  • 疲労がたまっている

仕事や家事などの忙しさから、心身に疲れが蓄積されており、集中力が低下している可能性があります。

  • 誘惑に勝てない

スマホでSNSをチェックしたり、マンガやドラマを見たりなどの誘惑に流され、勉強が後回しになる人も少なくありません。

このような原因で1度途切れた集中力を再び取り戻すには、多くのエネルギーを必要とします

「集中の中断」が頻繁に起こると学習効率が低下し、疲労感につながるため、注意しましょう。

結果として、勉強に対して苦手意識が生まれ、学習を続ける意欲が失われていきます。

③やる気にゆだねている

「やる気が出たら勉強しよう」と考えている場合、学習の継続は難しいでしょう。

やる気(モチベーション)は、その日の体調や気分に大きく左右される、非常に不安定な感情です。

やる気に頼った学習は、「今日は疲れているから」「気分が乗らないから」などの理由で簡単に勉強を中断してしまいます。

FPの学習は、長期的な取り組みが必要なため、不安定なやる気だけに頼って進むのは危険です。

④学習環境が悪い

学習環境は、勉強に集中できる状態が整うかを左右するため、環境を整えるのも非常に重要です。

例えば、勉強で使う机の上が散らかっていたり、近くでテレビの音が聞こえたりする環境では、意識が散漫になりがちです。

また、すぐにスマホを手に取れる状態では、集中力が切れたタイミングでSNSを見てしまい、勉強が進まないケースもあります。

このような要因は、学習に取り掛かるまでに多くのエネルギーを消耗してしまうため、次第に机に向かうこと自体を避けてしまうでしょう。

⑤暗記に頼りすぎている

FP試験の範囲は広く、暗記だけに頼るのはおすすめできません。

特に、法律・税制・金融商品の仕組みなどの馴染みがない分野は、意味を理解しないまま用語や数字を丸暗記で覚える人も多いです。

しかし、理由や背景を理解しない暗記は、すぐに記憶から抜け落ちてしまう上に、応用問題に対応できません。

また、暗記作業の繰り返しは、「勉強=つまらないもの」というネガティブなイメージを与えるでしょう。

FP勉強は習慣化がポイント!合格を目指す7つの工夫

学習を生活の一部として「習慣化」する仕組みを作る、7つの工夫を紹介します。

①目標を明確にし、学習計画を立てる

学習を継続させるためには、具体的な目標を考え、学習計画を立てましょう

目標を考えるときには、以下のポイントを中心に考えるのがおすすめです。

  • What(目標は何?)
  • When(いつ達成したい?)
  • Why(なぜそのゴールを目指す?)

(例)

  • What:FP3級
  • When:3か月以内
  • Why:老後資金準備のために資産運用をはじめたいから

計画を立てる際は、最終ゴールから逆算して、月単位・週単位・日単位のタスクにまで落とし込みます。

(例)

月単位:10月中にテキストを150ページ進める

週単位:1週間で約38ページ読む

日単位:1日約5ページ読む

逆算するからこそ、「何をすべきか」が明確になり、迷うことなく学習をはじめられます。

②勉強する時間や場所をルール化する

「誘惑に勝てない学習環境」を克服するためには、勉強する時間や場所をルール化し、学習モードへの切り替えスイッチを作りましょう

例えば、「平日は朝起きてから30分間」「休日は午前中にカフェで2時間」など、勉強する時間と場所をあらかじめ決めます。

決めたルールを繰り返せば、学習自体が生活の一部となり、自然と集中できる状態を作りやすくなります。

③勉強内容や時間を記録する

学習の成果が目に見えにくいときでもモチベーションを維持するためには、日々の勉強内容や時間を記録する方法がおすすめです。

学習記録は、自分がどれだけ努力を積み重ねてきたかを可視化できます

これにより、必要なときにしっかりと休む判断もしやすくなるでしょう。

例えば、「疲れているけど、少しでも勉強しないと…」と負担を感じていた場合、勉強を休む選択ができません。

しかし、平日だけで10時間勉強した記録があれば、「今日は疲れたからゆっくり休もう!」と判断できます。

モチベーション維持だけでなく、勉強のオンオフをうまくつけるためにも、非常に役立つ方法です。

手帳やカレンダーに勉強した時間を書き込んだり、学習記録アプリを活用したりすれば、効率よく記録できるでしょう。

④学習を楽しむ意識をする

学習自体が楽しくなる工夫をして、心理的負担を減らすのもおすすめです。

例えば、「10時間勉強したらコンビニスイーツを買う」などのご褒美を決め、モチベーションを継続させるのもよいでしょう。

他にも、苦手科目と得意科目を交互に勉強したり、同じ目標の仲間を見つけ努力したりすれば、より楽しく学習可能です。

現在では、X(旧Twitter)やInstagramなどで仲間を見つけられるので、活用してみてください。

⑤学習環境を整える

自身に合った学習環境を整え、集中力を上げる工夫を取り入れるのも最適です。

例えば、以下の方法があります。

  • 勉強が終わるまでスマホの電源を切る
  • 勉強机の上にマンガを置かない
  • 室温を調整する
  • ぶどう糖(脳のエネルギー源)を机に置く

意志の力だけに頼るのではなく、環境をコントロールして自分を学習へと導く仕組みを作りましょう

⑥スキマ時間で着実に進める

忙しい毎日の中で学習を続けるには、スキマ時間を活用する意識が重要です。

通勤中の電車の中、昼休みの残り時間、寝る前の15分など、日常生活の中には意外と多くのスキマ時間があります。

スキマ時間で一問一答の問題を解いたり、暗記カードを見返したりすれば、積み重なれば知識の土台を作り上げられるでしょう。

完璧を目指さず、「ベッドの上で5分だけ問題を解こう」「帰り道だけ講義動画を見よう」と継続することが非常に重要です。

短い時間でも着実に学習を進める習慣が身につけば、忙しさを理由に勉強を後回しにせず、知識と自信が積みあがります。

【おすすめの記事】
スキマ時間でFPに合格しよう!メリット・注意点・勉強方法を解説

⑦「なぜ?」を考える

学習を「苦痛な暗記作業」にしないために、常に「なぜ?」と考える癖をつけましょう。

「なぜ?」を追求するからこそ、学習内容への理解を深められ、知識の定着に役立ちます

背景にある本質的な意味を理解すると、本当に役立つ知識として記憶に残るので、おすすめです。

テキストに載っていない可能性もあるため、答えを求めるのに時間がかかる可能性もあるでしょう。

学習効率も重視したい人は、次の章で紹介する「FPキャンプ」を活用してみてください。

【おすすめの記事】
【暗記量減】試験範囲が広いFP試験は「本質理解」で攻略!合格を勝ち取る勉強法

FP勉強が続かないなら、FPキャンプで学習環境を整えよう

紹介した工夫を実践しても、1人で学習を続けるのが難しい場合は、「FPキャンプ」で学習環境を整える方法がおすすめです。

いつでもどこでも学習できるFPキャンプ

FPキャンプは、スマホやPCがあれば、いつでもどこでも学習できるオンラインコンテンツです。

自宅では集中できないという悩みも、FPキャンプがあればカフェ・図書館・電車の中など、さまざまな場所が学習環境に変わります

誘惑の多い環境から学習モードに切り替えるきっかけとして、FPキャンプは強力なツールとなるでしょう。

スキマ時間を活用しやすいコンテンツが満載

FPキャンプの教材は、スキマ時間で効率的に学べるように作られています

バックグラウンド再生が可能な動画プラットフォームを用意しているため、YouTubeの広告やエンタメ動画などに誘惑されません。

専用のアプリからテキストや問題集が見られるため、他のSNSを見るタイミングを減らし、スキマ時間を有効活用できます。

忙しい毎日の中でも、無理なく学習を習慣化するための工夫が満載です。

【おすすめの記事】
FP解説で人気のほんださんが運営!FPキャンプの特徴・料金・口コミを徹底調査

「なぜ?」に先回りしたハイクオリティ教材

FPキャンプの魅力は、ほんださんによる「なぜ?」に先回りした分かりやすい解説です。

単なる暗記に頼らず、制度の背景や仕組みの理由まで丁寧に解説してくれるため、学習内容を深く、楽しく理解できます

「暗記がつらい」と感じていた人も、FPキャンプなら知識がスルスルと頭に入ってくる感覚を味わえるでしょう。

学習の楽しさを実感し、FPの学習を継続させましょう。詳細は、FPキャンプの公式サイトをご覧ください。

FPの勉強を習慣化して、合格をつかもう

FPの学習が続かないのは、意志の力不足だけではなく、明確な目標設定の欠如や学習環境、勉強方法に原因があります。

そのため、具体的な計画を立て、学習を記録し、スキマ時間を活用するなど、日々の行動を少し変えるだけで、勉強を続けやすくなるでしょう。

やる気だけに頼るのではなく、学習を「習慣化」する仕組みを作る点が非常に重要です。

独学での習慣化に難しさを感じるのであれば、学習ツールを賢く利用するのもよいでしょう。

FPキャンプは、学習環境を改善し、楽しく、効率的に合格へと導きます。

ぜひ本記事で紹介した工夫を実践し、自身に合った方法で、FP試験の合格をつかんでください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次