FP1級の受験資格「実務経験」とは？対象業務・経験がない場合の方法・雇用形態を徹底解説

FP（ファイナンシャルプランナー）の最難関資格とされるFP1級は、学科試験の受験資格に「実務経験」が必要です。

しかし、「対象の仕事はどれ？」「アルバイトでも大丈夫？」「経験がない場合はどうすれば？」といった疑問を持つ人は少なくありません。

本記事では、実務経験の対象業務を中心に、雇用形態・期間の計算・証明方法などを解説します。

実務経験がない場合の対策も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

FP1級の受験資格

FP1級の受験資格は、学科試験・実技試験によって異なります。

FP1級：学科試験の受験資格

FP1級（ファイナンシャル・プランニング技能士）を取得する場合、学科試験に合格しなければ、実技試験にチャレンジできません。

そのため、実務経験は必須条件となり、自分の経歴がFP業務に当てはまるか確認しましょう。

FP1級（学科試験）の受験資格は、以下の通りです。

実技試験

FP1級（実技試験）の受験資格は、以下の通りです。

実務経験に該当する仕事とは？

FP1級の受験資格として認められる「実務経験」の対象業務や、雇用形態・経験期間の考え方について詳しく説明します。

実務経験の対象業務

FP1級で認められる実務経験は、FP業務に直接関連する具体的な業務が対象です。

• 銀行、保険会社、証券会社、クレジット会社等の金融機関に勤務している方
• 保険会社の代理店の職員
• 税理士、公認会計士、不動産鑑定士、宅地建物取引士、社会保険労務士、中小企業診断士、弁護士、司法書士、行政書士、その他の士業で顧客の資産に係わる業務に従事している方
• 会計事務所の職員
• 不動産会社、建設会社など土地建物の取引・建築・相談業務に従事している方
• 投資顧問会社の職員
• 生活協同組合などの共済等担当職員
• 商品先物取引会社の職員
• 一般事業会社および官公庁の福利厚生担当者および金融・財務・経理担当者
• 商事会社の商社金融担当者、商事会社やコンピュータ会社等の金融機関営業担当者および金融機関向けソフト開発担当者
  引用：金融財政事情研究会「実務経験について」（2025年5月調査）

これまでのキャリアや現在の業務内容が、これらの対象業務に該当するかどうかを丁寧に確認することが重要です。

実務経験の条件：アルバイトでも可能！雇用形態は問わない

FP1級の実務経験は、正規雇用である必要はなく、アルバイトやパートタイマーなどの雇用形態でも認められます。

例えば、アルバイトとしてFP事務所で顧客からの相談補助業務に携わっていた場合でも対象です。

雇用形態に捉われず、今までのFP業務経験がFP1級の受験資格につながる可能性を覚えておきましょう。
参照：金融財政事情研究会「FPに関するQ&A」（2025年5月調査）

実務経験の条件：合算が可能

実務経験が複数ある場合は期間を合算できるため、転職を経験している人でも、トータルの実務経験年数を満たしやすくなります。

例えば、A銀行で1年間資産相談業務をし、B保険会社で1年間ライフプランニング業務を担当した場合、それぞれの実務経験期間を合計して2年間として申告が可能です。

ただし、合算できるのはFP業務を担当していた期間のみに限られるため、各勤務先での業務内容を正確に把握し、正しく期間を計算しましょう。

万が一、不正・虚偽の申告をした場合は、試験の中止や合格の取り消しがなされる可能性があるので、正しい情報を申告してください。

実務経験の証明方法

FP1級の実務経験は自己申告制のため、第三者による証明書類は必要ありません。

しかし、受検申請書に以下の内容を記載するため、事前に確認しておきましょう。

実務経験がなくてもFP1級試験を受験する方法

実務経験がない人でも、FP1級試験を受験する方法があります。

FP資格には、ファイナンシャル・プランニング技能士以外に、CFPという民間資格があり、CFPがあればFP1級学科試験の免除が可能です。

CFP認定を受けるためには、AFPという民間資格を取得する必要がありますが、実践的な知識を学べるため、FPの必要な知識を身につけられます。

日本FP協会が認定しており、FPとしてキャリアアップ・転職・独立を目指している人に役立つ資格です。

FP1級の実技試験にチャレンジする方法は、以下の通りです。

このルートで進めば、実務経験がない人でもFP1級試験の受験ができるので、着実に勉強を進めていきましょう。

面接試験にも対応！FP1級対策は「FPキャンプ」がおすすめ

FP1級対策は、FP試験に特化した学習コンテンツの「FPキャンプ」がおすすめです。

FPキャンプとは

FPキャンプは、YouTube登録者数28万人以上の「ほんださん」が運営する学習コンテンツです。

ほんださんの分かりやすい解説を中心に、専門講師が過去問を分析し、よく出る問題のみを厳選した問題集など、各方面から受験生をサポートします。

FP1級の試験内容は幅広いだけではなく、深い知識も求められるため、暗記だけに頼る勉強方法はおすすめできません。

しかし、FPキャンプでは、本質から理解できる解説方法を取り入れているため、暗記量を減らし、考えて答えを導ける知識を提供しています。

スマートフォンがあれば勉強ができるので、忙しい社会人や主婦（主夫）でも継続的な学習が可能です。

FP1級試験に合格したいと本気で考えている人ほど、ぜひ活用してほしい学習コンテンツだといえます。

FP1級対策コース

FPキャンプが提供する「FP1級対策コース」は、FPの頂点ともいえるFP1級試験の合格に必要な知識を網羅した専門特化型のコースです。

2025年1月のデータでは、FP1級（学科試験）受験者のうち32.2％がFPキャンプ受講生という結果が出ました。

また、5回連続で、FP1級試験の合格率が全体平均の4.5倍超を達成しており、この結果からはFPキャンプの学習コンテンツの質の高さを表しているといえます。

FPキャンプの1級対策では、無料で試せる体験コースを用意しているので、ぜひお試しください。

→【無料体験版】FP1級学科試験コースはこちらから

FP1級を取得して、理想を実現しよう

FP1級試験には、実務経験が必要となり、金融業界・税理士や公認会計士の資産相談業務など幅広い業務が該当します。

また、アルバイトやパートタイマーの場合でも実務経験の対象となり、期間の合算も可能なため、受験資格を満たしているかしっかりと計算しましょう。

第三者による証明は不要ですが、会社名や経歴年数などの記入が必要になるため、事前に確認しておいてください。

実務経験がない場合でも、AFP認定→CFP資格審査試験の全科目に合格できれば、FP1級の実技試験に挑戦できます。

FP1級合格という高い目標を効率的に確実につかむためには、質の高い学習教材が不可欠です。

YouTubeのFP解説で人気を誇る、ほんださんが運営する「FPキャンプ」は、最適な学習環境を提供しています。

FPキャンプのFP1級対策コースは、無料で体験できるコースを用意しているので、ぜひ活用してみてください。

FP資格の最高峰と呼ばれるFP1級を取得し、理想的な未来を実現させましょう。