40代でもファイナンシャルプランナーを目指せる?メリット・未経験向けの働き方を紹介

この記事を書いた人
本多遼太朗

24歳で独学により1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。2021年に「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を開設し、28万人以上の登録者を獲得。

2023年に株式会社スクエアワークスを設立し、代表取締役としてサブスク型オンラインFP講座「FPキャンプ」を開始。FPキャンプはFP業界で高い評価を受け、2023年9月のFP1級試験では約15%の受験生が利用。金融教育の普及に注力し、社会保険労務士や宅地建物取引士など多数の資格も保有している。

資産運用・保険・相続など幅広い悩みを解決するファイナンシャルプランナーは、人生100年時代といわれる今、需要のある職業の1つです。

そのため、「40代だけど今から目指せるかな?」「未経験だけど働けるだろうか…」と疑問を抱く人も少なくありません。

本記事では、40代からFPを目指すことのメリットや具体的な働き方を紹介し、試験合格に向けた効率的な学習法を分かりやすく解説します。

目次

【結論】40代からファイナンシャルプランナーを目指せる!

結論、40代からでもファイナンシャルプランナーを十分に目指せます。反対に、人生で培ってきた経験が、FPとして活躍する上で強みになり、理想の実現が可能です。

お金に関する相談は、人生設計そのものに関わるデリケートな問題だからこそ、顧客は知識だけでなく、信頼できる人柄や深い共感力を求めています。

40代ならではの落ち着きやさまざまな経験は、顧客の信頼を得るための強みになるでしょう。

40代からファイナンシャルプランナーになるメリットとは?

40代からファイナンシャルプランナーになるメリットを5つ紹介します。

①40代ならではの人生経験が武器になる

40代ならではの豊富な人生経験は、顧客から信頼を獲得できるメリットがあります。

FPの仕事は、金融商品や制度の知識を伝えるだけではなく、顧客の価値観・ライフプラン・お金の悩みに寄り添い、深い信頼関係を築くことが何よりも重要です。

今までの経験から出るアドバイスは、教科書の知識だけでは得られない重みと説得力になり、FPとして活躍できるでしょう。

②長期的なキャリア構築が可能

FPは年齢を重ねても活躍しやすく、長期的な視点でキャリアを築ける可能性があるため、「長く働き続けたい」と考える人に向いています。

FPの専門知識は、経済状況や制度の変化に左右されにくく、使い続けられる点はメリットだといえます。

また、相談業務・セミナー講師・執筆といった仕事は、体力的な負担が少なく、長く続けやすい面もあり、FPはセカンドキャリアに最適な選択肢の1つです。

③将来性がある仕事

お金の専門家であるFPは、現代社会において重要性が増しており、将来性の高い仕事といえます。

例えば、以下の点が挙げられます。

  • 人生100年時代:老後資金の準備・相続対策・介護への備え など
  • 税制優遇処置:新NISAやiDeCo など

中立的な立場で、個人の条件・目標に合わせたサポートができるFPは、多くの人にとって頼りになる存在です。

個人だけではなく、企業向けの相談や企業の従業員にする研修など、活躍の場は多岐にわたるため、将来にわたって社会から求められ続ける可能性が高いと考えられます。

④高単価案件を目指せる

FPとして専門性を高めていけば、より高度な相談に対応できるようになり、高単価案件の獲得が可能です。

FP資格には段階があり、難関とされるFP1級や国際資格でもあるCFPなどを取得すると、より高度な専門知識が求められる分野での活躍ができます

富裕層や企業向けのサポートをする場合、報酬が高くなる傾向があります。独立開業し、特定の専門分野で高い評価を得られれば、企業勤務以上の収入を得られるでしょう。

CFPの詳細は【CFP資格とは?特徴・取得方法・活かし方などを徹底解説】をご覧ください。

⑤多様な働き方(企業系・独立系・副業など)が選べる

FPの大きな魅力として、個々のライフスタイルや価値観に合わせて、多様な働き方を選択できる点が挙げられます。

【具体例】

  • 企業系FP:金融機関や一般企業に所属して安定した環境で働く
  • 独立系FP:事業主となり自由に活動する(個人事務所・セミナー講師など)
  • 副業FP:現在の仕事を続けながらFPとして活動する(個人相談・執筆など)

(例)向いている働き方

  • 「安定した収入を得ながら専門性を磨きたい」→企業系FP
  • 「FPとして専門性を高め、収入を上げたい」→独立系FP
  • 「リスクを抑えてFPとしての経験を積みたい」→副業FP
  • 「子どもが小さいから家で仕事をしたい」→独立系FP

【キャリア別】経験を活かす!FPとしての活躍方法

キャリア別に、経験を活かすための活躍方法を紹介します。

金融・保険・不動産業界経験者

金融・保険・不動産業界の実務経験は、FP資格と組み合わせるとより信頼を獲得できます。

業界の知識・商品知識・顧客対応の経験にFPの知識を加えると、より広い視野から顧客のライフプラン全体を見据えた総合的なアドバイスが可能です。

例えば、不動産の知識があれば、住宅ローン相談から購入後の家計管理、将来的な住み替えや相続まで見据えた長期的なサポートができるでしょう。

現職で専門性を高めてキャリアアップを目指す道、得意分野に特化した専門家として活躍する道など、多様なキャリアパスを描けます。

【未経験】営業・接客・コンサルティング経験者

金融業界で経験がなくても、営業・接客・コンサルティングといった仕事で培ったコミュニケーション能力は、FP業務において大きな強みです。

顧客の悩みを聞き出すヒアリング能力や、複雑な内容を分かりやすく説明するプレゼンテーション能力など、さまざまな方面から経験を活かせます。

FPは顧客と信頼関係を築き、長期的な関係を維持する能力が重要となるため、「人としての魅力」や「コミュニケーション能力」が高い人は有利です。

企業系FPだけではなく、独立系FPとしても、その能力を発揮する場面は多いといえます。

【未経験】主婦・主夫

日々の家計管理・教育費の準備・住宅ローンの返済計画など、家庭を切り盛りしてきた主婦(主夫)のリアルな経験は強みだといえます。

例えば、実体験から「子どもの教育費って、思った以上にお金がかかるんですよね」と言葉を添えると、顧客から共感してもらえ、信頼関係の構築が可能です。

子育て世代の家計相談や教育資金計画、マイホーム購入に関するアドバイスなどは、経験が直接活かせる分野で活躍ができるでしょう。

また、パートタイムやフリーランスとして扶養の範囲内で働く、オンライン相談を中心に活動するなど、家庭と両立しやすい柔軟な働き方を選びやすいのもメリットといえます。

【未経験】すぐに転職する予定がない社会人

「将来のために何かスキルを身につけたい」「お金の知識を深めて、自分の生活や資産形成に役立てたい」と考えている人にも、FP資格の取得は非常におすすめです。

FPで学ぶ税金・資産運用・保険などの知識は、人生を楽しく過ごす上で重要な知識でもあります。

すぐにFPとして転職や独立を考えていなくても、副業としてブログやSNSで学んだ知識を発信したり、スキルマーケットで個人相談に乗るのもいいでしょう。

40代でもFP試験の合格を目指せる!おすすめの勉強ポイント

「若い頃のように覚えられるだろうか」「勉強時間をどう確保すればいい?」という不安を払拭するポイントを紹介します。

学習テクニック:集中力や記憶力をアップさせる

集中力や記憶力を向上させられるので、学習テクニックを取り入れるのがおすすめです。

やみくもに長時間勉強するのではなく、科学的な知見に基づいた効率的な学習テクニックは、勉強のストレスを軽減できます

【学習テクニック】

  • ポモドーロ・テクニック

効果:集中力の向上

やり方:1ポモドーロ(作業25分間→休憩5分間)を4回繰り返し、30分の休憩を取る

  • 白紙再現法

効果:記憶の定着

やり方:学んだ知識をテキストなどを見ずに、白紙に書き出し、わからない部分は再度確認する

  • マインドマップ

効果:知識を整理、記憶の定着

やり方:中心にキーワードやテーマを置き、そこから放射状に連想されるアイデアや情報を線でつないでいく

学習テクニックの詳細は【FP試験対策】もう勉強方法に迷わない!合格を掴むための学習テクニック大全】にて紹介しています!

過去問・模擬試験:アウトプットと苦手分野の特定

FP試験に合格するためには、過去問題や模擬試験を繰り返し解くことによるアウトプット練習が極めて重要です。

実際に問題を解く練習を通じて、はじめて知識の理解度を確認し、苦手な問題を明確にできるメリットがあります。

テキストを読んで知識をインプットするだけではなく、実際に問題を解けるレベルに達しているか確認するといいでしょう。

また、試験本番時に焦らないためにも、時間を計って本番と同じように解き、時間がかかる問題を把握するのもおすすめです。

スキマ時間を活用する:勉強時間を確保する

日々の生活の中にある「スキマ時間」を見つけ、最大限に活用するのがおすすめです。

スキマ時間を確保すれば1時間~2時間程度の勉強時間を確保でき、1日に何度も勉強を繰り返すため、記憶を定着させやすいメリットもあります。

【スキマ時間】

  • 駅やバス停での待ち時間
  • 電車やバスでの通勤・通学時間
  • 乗り換えの合間
  • 病院・役所・銀行などの待ち時間
  • レジや行列に並んでいるとき
  • 友人や家族を待っているとき
  • 洗濯機が回っているとき など

(例)スキマ時間で2時間勉強する

  • 朝の身支度中:10分
  • 朝ごはんを食べているとき:10分
  • 通勤時間(出社):30分
  • 昼休み:10分
  • 通勤時間(帰路):30分
  • 夕飯を食べているとき:10分
  • お風呂上り(ドライヤー中など):10分
  • 寝る前:10分

スキマ時間を活用する場合、短時間のため勉強へのハードルが下がり、モチベーションを維持させやすいでしょう。

スキマ時間をフル活用!「FPキャンプ」で効率的な学習がおすすめ

スキマ時間をフル活用したい人におすすめなのは、「FPキャンプ」を使った学習方法です。

FPキャンプとは?

FPキャンプとは、YouTube登録者数が28万人以上のほんださんが運営する学習コンテンツで、FP試験対策に特化したオンライン講座です。

ほんださんをはじめとする専門の講師陣が一丸となり、最短ルートでFP試験に合格するサポートをします

【FPキャンプが向いている人】

  • コスパよく勉強したい人
  • 短時間で効率よく合格したい人
  • FP試験の範囲が広すぎて不安な人
  • 何から勉強すればいいかわからない人
  • はじめて聞く単語と数字に混乱している人 など

FP対策講座の中でも低価格でサービスを提供している面は、FPキャンプならではのメリットです。

コース他社(平均)FPキャンプ
入会金約1万円無料
FP3級対策約2万円990円
FP2級対策約9万円3,980円/月
FP1級対策約13万円学科対策9,980円/月
実技対策39,800円
※2025年4月時点

スキマ時間を活用できる学習コンテンツ

スキマ時間を活用するためには、より気軽に・簡単に勉強できる環境作りが大切です。

FPキャンプのコンテンツはスマートフォンで利用でき、短時間でも効率的に学習できます。

【学習コンテンツ】

  • 最新法令対応の解説動画
  • 過去問を分析し、よく出る問題が厳選された問題集
  • 独学でも挫折しない学習スケジュール
  • バックグラウンド再生が可能な専用動画プラットフォーム
  • テキスト・問題集などを見られる独自アプリ
ほんださん

「とにかく最短で合格したい!」という人は【公式サイト|FPキャンプ】をご覧ください!

40代でもファイナンシャルプランナーは目指せる!理想的な生活を手に入れよう

40代からファイナンシャルプランナーへの挑戦は、決して遅すぎるスタートではありません。反対に、これまでの豊かな人生経験を存分に活かせる、価値のある挑戦だといえます。

FPの知識は、自分の資産を守れるだけではなく、誰かの人生設計に寄り添い、その人の夢や目標の実現をサポートできるため、やりがいと社会貢献を実感できる仕事です。

長期的なキャリア構築や、個人の理想や条件に合わせた多様な働き方が選べるため、仕事と家庭を両立させられます。

40代ならではの強みを活かし、効率的な学習法を取り入れ、FPキャンプのような頼れるツールを活用し、理想の未来を実現しましょう。

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